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ナオコ
元旅行会社の社員で、営業兼添乗員をしていました。今はIT商社でSaaS商材の販売推進をしています。趣味は旅行・韓国ドラマ鑑賞・英会話などなど。旅行会社勤務の経験を活かして、皆さまの旅行に役立つ情報をお届けします。

コードシェア(共同運航)便の意味は?損することがあるって本当?

アイキャッチ_共同運航便

飛行機に乗る時、「この便は●●航空との共同運航便(コードシェア便)です。」というアナウンスを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。何気なく聞いているこのアナウンスですが、コードシェア(共同運航)便とはそもそもどういう意味なのか考えたことのある方は少ないはずです。この記事では、コードシェア(共同運航)便の意味や損をしないために知っておきたいことをご紹介します。

ナオコ

コードシェア便の意味を知っておこう!

目次

コードシェア(共同運航)便とは?

羽田空港

コードシェア便は共同運航便とも呼ばれ、飛行機に搭乗する際によく耳にするワードです。コードシェア便であることでフライトに影響があるわけではないので、聞き流している方がほとんどでしょう。そもそもコードシェア便とはどういう意味なのでしょうか。

コードシェア便とは2社以上の航空会社で飛行機を共同運航することを意味しています。航空会社はスターアライアンス・ワンワールド・スカイチームなどのアライアンスに所属しており、基本的にはこのアライアンス内の航空会社同士で共同運航が行われます。例えば、便名が「ANA」になっていても、実際の運航をシンガポール航空が行っている場合、これはコードシェアに該当します。

コードシェアは国際線に多いイメージですが、国内線でも日本の航空会社同士でコードシェアは行われています。例えば、ANAはAIR DOやスターフライヤーとコードシェア運航を行っています。

コードシェア便の運航例

実際、コードシェア便ではどのような運航になるのでしょうか。例を取ってみてみましょう。

ユナイテッド航空 UA7910便 羽田発~JFK(ニューヨーク)着
運航会社: 全日空便とのコードシェア便です。

この場合、ユナイテッド航空が運航していますが、全日空が共同運航をしています。ユナイテッド航空から全日空が座席販売権を買い上げ、それぞれの航空会社が座席を販売します。機材や乗務員も運行会社を越えて共通化するケースも稀に発生しています。

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コードシェアはなぜ行われるのか?

悩む

では、なぜこのようなコードシェアでの共同運航が行われるのでしょうか。一番大きいのは航空会社側のメリットです。航空会社はコードシェアを行い、それぞれの航空会社が座席を販売することで、販売力が強化され座席が埋まりやすくなります。どの航空便も満席に近いフライトを実現でき、効率的な運航となるのです。

飛行機を運航するにはメンテナンスが必須となるため、整備士や機材費用などコストが莫大にかかります。コードシェアすることで、航空会社同士でメンテナンスにかかる負担を軽減し合えるのです。

ナオコ

航空会社を助ける得策がコードシェアってわけだね。

コードシェアによる消費者側のメリット

おすすめ

航空会社のためだけにコードシェアが行われているように思えますが、我々消費者側にもメリットはあるのです。いくつか我々が受けられるメリットを見てみましょう。

安い料金で買えることも

コードシェア便はそれぞれの航空会社で料金が設定されています。コードシェアされている安い航空会社のチケットを選べるので、お得に飛行機に乗れます。逆に共同運航であることをチェックせずに料金設定の高い方の航空会社で購入してしまうと損するので要注意です。

コードシェア便の見分け方

コードシェア便の便名は4桁で記されていることがほとんどです。
例)羽田空港~関西国際空港 SFJ029(スターフライヤー運航)・ANA3829(全日空の共同運航)

乗継ぎ便でもラク

乗継が発生するフライトの場合、コードシェアであるために手続きがラクになることがあります。例えば、新千歳空港から羽田空港までAIR DO(共同運航:ANA)を利用し、乗り継いで羽田空港から伊丹空港までANAを利用するとします。この場合、乗継があっても一貫してANAが運航に入っているため、ANAで全て予約・購入が完結します。AIR DOで新千歳-羽田間を購入して、ANAで羽田-伊丹間を購入するといったことはしなくていいのです。

預けた荷物についても羽田空港で一度受け取って、再度預け直す必要もありません。直接乗継先ゲートに向かうだけで荷物も一緒に乗継されます。

損しないために!コードシェア(共同運航)便の注意事項

注意

コードシェア(共同運航)便の我々が受けられるメリットをご紹介しましたが、注意事項もあるのでご紹介しておきます。損をしないためにもチェックしておきましょう。

搭乗する航空会社を選べるわけではない

コードシェア便として複数の航空会社が列挙されていると、好きな航空会社を選べると思われてしまいがちですが、運航する航空会社1社と決まっており、それは我々が選べるものではありません。全日空がコードシェア便に入っているので全日空の機内サービスが受けられると思って乗ったら、別の航空会社の運航で想定していたサービスは受けられなかったということが起こると損した気分になるので、事前に把握しておきましょう。

マイルは予約・購入した航空会社の分しかたまらない

コードシェア便の航空券を購入しても、コードシェアしているすべての航空会社のマイルが貯まるわけではありません。あくまで予約・購入したのがどの航空会社かにより、その航空会社の分のマイルのみが貯まる仕組みです。貯めたい航空会社のマイルがある場合は、損をしないように予約・購入する航空会社を間違えないようにしましょう。

チェックインは基本的に運航会社で行う

コードシェアしている航空会社で航空券を購入しても、チェックインは基本的に運航会社にて行うことになります。航空会社によってはターミナルが違うこともあるので、チェックインカウンターを間違わないように注意しましょう。預け荷物の重さや個数の制限も運航会社のルールに従うことになるので、事前に運航会社の情報をチェックしておいてください。

まとめ

何気なく聞いている「コードシェア便」「共同運航便」の意味を理解いただけましたでしょうか。コードシェアによる大きなメリットとしては航空会社側にありますが、我々消費者側にもメリットはあるので、コードシェア便をうまく利用してお得に楽に旅ができるといいですね。

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