あべのハルカスは大阪にある複合商業ビルで、日本一高いビルとして有名となり、多くの方が訪れる大阪の人気観光スポットとなっています。高い建物というと東京スカイツリーや東京タワーも思い浮かびますが、どういう意味であべのハルカスは日本一の高さと言われているのでしょうか。あべのハルカスの展望台の高さやおすすめのポイントも合わせて解説します。

あべのハルカスって何がすごいんだろう?
あべのハルカスってどんなところ?

あべのハルカスは大阪府大阪市阿倍野区にある近畿日本鉄道の高層ビルです。近鉄の大阪阿部野橋駅や近鉄百貨店・大阪マリオット都ホテルなどをビルの中に含んだ複合商業ビルになっており、あべのハルカスの愛称で親しまれています。2014年3月に開業して以来、天王寺・阿倍野地区のランドマーク、近鉄グループのシンボル的存在になっています。
地下2階~地上11階が近鉄百貨店、12階~14階があべのハルカスダイニング、16階があべのハルカス美術館、19階~20階・38階~55階・57階が大阪マリオット都ホテル、58階~60階が展望台になっていて、間のフロアにはオフィスが入っています。
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あべのハルカスは”ビル”の中で高さが日本一

あべのハルカスは何が日本一で注目を集めているのでしょうか。あべのハルカスは高さ300mで、日本のビルの中で最も高いビルとされています。ちなみに2位は横浜ランドマークタワー(296m)、3位はりんくうゲートタワービル(256m)です。
しかし、現在あべのハルカスの高さを超える390mのビルが東京駅前に建設中で、日本一の称号も時間の問題になってきています。また、あくまであべのハルカスは日本のビルの中での1位であり、世界順位で見ると120番目くらいになり、世界のビルの高さには到底及びません。
2022年現在の世界1位はアラブ首長国連邦のドバイにあるブルジュ・ハリファで828m・206階を誇ります。あべのハルカスの倍以上もあり、まさに桁違いの高さですね。各国が高さを競って建設を計画しているので、ブルジュ・ハリファの記録を塗り替える日も遠くないでしょう。
”建築物”の中では東京スカイツリーが高さ日本一
ビルではなく建築物でいうと日本で最も高いのは東京スカイツリーの634mになります。1位が東京スカイツリー、2位が東京タワーの333m、3位があべのハルカスです。
あべのハルカスの展望台の高さは?
ビル自体がどれだけ高いかより展望台の位置によって見られる景色も変わってくるので、展望台の高さが重要と言えるでしょう。あべのハルカスの展望台は「ハルカス300」の名称の通り、300mの最も高いところに展望台があります。
ちなみに東京スカイツリーの展望台は350mと450mの地点にあり、東京タワーの展望台は250mと150mの地点にあります。東京タワーよりは高い位置から鑑賞でき、東京スカイツリーには少し及びませんが、東京スカイツリーの通常展望台の350mを想定するとほぼ変わらない眺望を期待できると考えられるでしょう。

あべのハルカスの見どころ・おすすめポイント

あべのハルカスは日本一高いビルとして一度は行ってみたい観光スポットです。複合商業ビルとして楽しみ方がいろいろあるので、あべのハルカスの見どころ・おすすめポイントをご紹介します。
ハルカス300からの絶景
あべのハルカスに行ったら何といっても展望台からの景色鑑賞は欠かせません。ハルカス300という名の展望台で、最上階の58~60階部分にあります。京都から六甲山・明石海峡大橋から淡路島・奈良の生駒山・関西国際空港まで幅広く見渡せます。
東西南北360度に足元から天井までガラス張りにした屋内回廊になっており、まるで空中散歩を楽しむような感覚で景色を見渡せます。22時まで営業しているので、夜景観賞もおすすめです。
あべのハルカスダイニングで大阪グルメに舌鼓
あべのハルカスでは食も欠かせません。12~14階の3フロアはあべのハルカスダイニングになっており、人気飲食店が集結しています。12階・13階・14階でそれぞれコンセプトによって店舗を分けており、12階は地元大阪で長年親しまれてきたくいだおれ文化を象徴する店舗が揃っています。
13階はファミリーや女子会などのグループで気軽に入りやすい店舗、14階は老舗の名店から新進系の店舗まで落ち着いた雰囲気の店舗が揃っています。どういう気分でも食べたいものが必ず見つかる豊富な店舗ラインナップなので食事もあべのハルカスで決まりです。
あべのハルカス美術館でアート鑑賞
16階にはあべのハルカス美術館があり、アートを楽しみたい方におすすめです。「ターミナル立地にふさわしい、誰もが気軽に芸術・文化を体験し楽しめる都市型美術館」をコンセプトにしており、国宝や重要文化財も展示しています。
近鉄グループとして近鉄沿線の文化財に焦点を当てた企画展なども催し、ジャンルにとらわれない多彩な展示があべのハルカス美術館の魅力になっています。会社帰りに気軽に立ち寄りやすいように平日は20:00まで開館しているのもうれしいポイントです。
あべのハルカス内の大阪マリオット都ホテルへ宿泊
あべのハルカス内には大阪マリオット都ホテルが入っています。大阪マリオット都ホテルに宿泊するとすぐにハルカス300へ夜景観賞に行って帰って来れるのでとても便利です。
大阪の中でも高級ホテルにカテゴライズされるホテルで、上質な客室や贅沢なアメニティでラグジュアリーな宿泊体験ができます。ビルの上層階を占めているので、展望台に相当する夜景を客室から鑑賞できるのもうれしいポイントです。
あべのハルカスへのアクセス方法

あべのハルカスへのアクセス方法をご紹介します。あべのハルカスの最寄り駅は複数あり、近鉄南大阪線「大阪阿部野橋駅」(徒歩1分)、JR関西本線・大阪環状線・阪和線・Osaka Metro御堂筋線・谷町線「天王寺駅」(徒歩3分)、Osaka Metro谷町線・阪堺電気軌道上町線「阿倍野駅」(徒歩4分)が挙げられます。
どこからアクセスするかによりますが、路線の乗り入れが多い天王寺駅を目指すのが便利です。天王寺駅までは大阪駅からJR関西本線で約15分、難波駅からJR関西本線で約6分、新大阪駅からOsaka Metro御堂筋線で約21分で到着します。
まとめ
あべのハルカスの高さや見どころについてご紹介してきました。ビルで日本一の高さを誇るあべのハルカスは展望台だけでなく近鉄デパートや美術館もあるため、一日かけて楽しめる施設です。ぜひ次のお出かけスポット候補にしてみてくださいね。