関東の中心地・東京と関西の中心地・大阪は出張などでも行き来する機会がある方も多いのではないでしょうか。アクセス方法としては新幹線や飛行機があり、金額と料金を総合的に判断してチョイスすると良いでしょう。この記事では、東京から大阪へ行く際、新幹線・飛行機どちらが便利なのかを料金・速さの観点で比較してみます。

いつもと違うアクセス方法も検討に入れてみよう。
東京から大阪へ新幹線で行く場合の時間や料金

東京から大阪へ新幹線で行く場合は、東海道新幹線を利用します。東京都内は東京駅・品川駅から乗車ができ、新大阪駅で下車、新大阪駅から大阪駅へはJR東海道本線を利用すると約4分で移動できます。東海道新幹線は停車駅の違いでのぞみ・ひかり・こだま号があり、のぞみが最も早くアクセスできます。
のぞみの停車駅は東京駅を出て、品川駅・新横浜駅・名古屋駅・京都駅・新大阪駅のわずか5駅の停車で到着します。のぞみの乗車時間は約2時間30分です。ちなみに、ひかり号を利用すると約3時間、こだま号を利用すると約4時間かかります。
東京~新大阪間の乗車時間 | 停車駅 | |
---|---|---|
のぞみ | 約2時間30分 | 東京・品川・新横浜・名古屋・京都・新大阪 |
ひかり | 約3時間 | 東京・品川・新横浜・(小田原)・(熱海)・(三島)・(静岡)・(浜松)・(豊橋)・名古屋・(岐阜羽島)・(米原)・京都・新大阪 ※()は一部列車停車駅 |
こだま | 約4時間 | 東京・品川・新横浜・小田原・熱海・三島・新富士・静岡・掛川・浜松・豊橋・三河安城・名古屋・岐阜羽島・米原・京都・新大阪 |
続いて料金を見てみましょう。自由席はどれも同じですが、指定席・グリーン席はのぞみが最も高く設定されています。早い分のぞみが料金的に高くなりますが、料金差は僅かなので、効率よく移動するためにはのぞみをチョイスするのが賢明でしょう。
料金 | |
---|---|
のぞみ | 自由席:13,870円 指定席:14,720円 グリーン:19,590円 |
ひかり | 自由席:13,870円 指定席:14,400円 グリーン:19,270円 |
こだま | 自由席:13,870円 指定席:14,400円 グリーン:19,270円 |
東京から大阪へ飛行機で行く場合の時間や料金

東京から大阪へ飛行機で行く場合は、羽田空港から関西国際空港もしくは伊丹空港へ行くか、成田空港から関西国際空港へ行くかのパターンがあります。
羽田空港からはJAL・ANAが伊丹空港へ、スターフライヤーが関西国際空港へ主に就航しています。JALは1日18便(うち3便は関西国際空港行き)、ANAは1日20便(うち5便は関西国際空港行き)と最も過密路線になっており、30分~1時間に1本は出発しています。スターフライヤーは1日4便が運航しています。成田空港から関西国際空港へのフライトはLCCになります。ジェットスターが1日6便、Peachが1日3便運航しています。成田空港を利用する場合は便数が限られますが、その分LCCのため航空運賃は格安に設定されています。

飛行機の場合、予約・購入する時期や運賃プランによっても料金が大幅に変動するため一概にお得とは言えませんが、より早い時期に予約をすると安く購入できるケースがほとんどです。また、羽田からの方がフライト時間は若干短くなります。
運航区間 | 便数 | フライト時間 | 航空運賃目安 | |
---|---|---|---|---|
ANA | 羽田~伊丹(一部関空) | 1日20便 | 約1時間25分 | 8,250円~31,000円 |
JAL | 羽田~伊丹(一部関空) | 1日18便 | 約1時間15分 | 7,200円~28,650円 |
スターフライヤー | 羽田~関空 | 1日4便 | 約1時間25分 | 7,000円~26,000円 |
ジェットスター | 成田~関空 | 1日6便 | 約1時間50分 | 3,580円~13,760円 |
Peach | 成田~関空 | 1日3便 | 約1時間40分 | 3,590円~25,960円 |
一点注意が必要なのが伊丹空港・関西国際空港から大阪中心部へは少し距離が離れていることです。伊丹空港から大阪駅まではモノレール・阪急線を乗り継いで約30分、関西国際空港から大阪駅までは南海線・JRを乗り継いで約1時間かかります。
東京から大阪までの移動シミュレーション

東京から大阪まで新幹線で移動する場合と飛行機で移動する場合を実際にシミュレーションしてみました。比較しながら見てみましょう。
東海道新幹線のぞみ19号(11:36 新大阪駅着)
JR東海道山陽本線
料金:13,870円
総移動時間:2時間39分
結果的に最も早いのは新幹線利用でした。ただし、どこから東京駅または羽田空港へ向かうかによって逆転しうる時間差なので、移動時間としては新幹線・羽田空港発の飛行機はほぼ変わらないと考えて問題ありません。成田空港発の飛行機だけは成田空港までの移動時間や成田空港発着便の少なさを考えると少々不便でしょう。料金だけを優先させたい場合におすすめです。
飛行機の場合、予約時期によってはもっと安く購入できるので、出発日から遡ってかなり前に予約・購入できる場合は飛行機をチョイスすると早くて安く行けるのでおすすめです。
まとめ
東京から大阪へ行く時の移動手段を比較してきました。大阪であれば新幹線でのアクセスが良いので新幹線を選ぶ方が多いですが、実は羽田空港発の飛行機は便数も多く早いことがわかりました。飛行機の場合、料金は変動するので注意が必要ですが、安い料金で購入できる時期であれば飛行機でのアクセスも今後検討に入れてみてはいかがでしょうか。