免税店と言えば海外旅行先や国際空港で目にするのが一般的で、国内では免税にはならないというのが普通ですよね。しかし、沖縄には日本人でも免税品が購入できる免税店があります。この記事では、なぜ沖縄に免税店があって日本人でも免税で購入できるのかを解説します。
沖縄は国内なのになんで免税になるの?気になる!
免税店とは?
まずは免税店の定義をおさらいしておきましょう。
外国人旅行者などその国に住んでいない人に対して、商品にかかる税金(消費税・酒税・関税など)を免除して販売できるお店
主に国際空港や海外旅行者の多い繁華街にあるのが一般的で、厳密に言うと免税店の種類はDUTY FREE SHOP・TAX FREE SHOPの2つがあります。
- DUTY FREE SHOP
- 酒税・タバコ税・関税など海外からの輸入時にかかる税金や国内の消費税すべてが免除されているお店
- 主に国際空港にある
- TAX FREE SHOP
- 消費税のみが免除されるお店
- 主に百貨店や家電量販店にある
とはいえ、厳密にDUTY FREE・TAX FREEとは呼び分けされておらず、日本では「免税店」の名でどちらも呼ばれることが多いです。
日本にある国際空港で日本人が免税で買えるのは、国際空港内はどの国にも属していないからだよ!
免税の対象になる人
免税対象者は国外から来た外国人です。ただし、外国人だからと言って必ず免税になるわけではなく、あくまで「非居住者」であることが必須です。
国内の事務所に勤務をしている方や、入国後6か月以上経過している方は免税の対象となりません。
「その国に住んでいない」ということが重要なんだ。
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沖縄にある免税店
沖縄にも免税店がありますが、沖縄にある免税店はルールが異なり、国内旅行者でも免税で買い物できてしまうのです。沖縄県から県外に出発する方であれば免税の対象となります。
有名ブランドの商品が国内で最大30%も安く買えるチャンスなので、ぜひ沖縄旅行の際には立ち寄りたいですね。まずは、沖縄にある2つの免税店をご紹介します。
沖縄の免税店①:DFS那覇空港免税店
「DFS那覇空港免税店」は那覇空港の国内線ターミナル内にある免税店です。国内線ターミナル2F出発ロビーの北ウィングと南ウィングに1店舗ずつ出店しており、フライト前のショッピングに最適です。
保安検査場を通過した方が利用できる制限エリア内にあり、空港到着後や飛行機に搭乗しない方は利用できないのでご注意ください。
搭乗券の提示のみでOK
基本的には6:45~20:30の営業時間で、VISA・マスターカード・JCBなどの各種クレジットカードが利用できます。購入の際は沖縄県外に出発する搭乗券の提示が必要になります。
海外の免税店のようなパスポートの提示は必要ありません。空港内の免税店なので購入したらその場で商品を受け取れます。
店名 | DFS那覇空港免税店 |
---|---|
住所 | 沖縄県那覇市鏡水150(国内線) |
電話番号 | 0120-782-460 |
営業時間 | 6:45~20:30(国内線) 年中無休 ※営業時間は変更になる場合がありますので、最新情報は公式HPでご確認ください。 |
公式HP | https://www.dfs.com/jp/okinawa/stores/dfs-naha-airport |
沖縄の免税店②:Tギャラリア 沖縄 BY DFS
「Tギャラリア 沖縄 BY DFS」は国内旅行で免税ショッピングが楽しめる日本唯一の路面型の免税店です。沖縄ゆいレールのおもろまち駅に直結しており、アクセスも良好。
空港の免税店に比べて売り場面積も広く、約130の一流高級ブランドから沖縄の土産品までさまざまなジャンルの免税品を販売しています。
ハワイやグアムにある免税店と同レベルのショッピングを楽しめるので、海外旅行での免税品ショッピングが好きな方は、国内で手軽に楽しめておすすめです。
商品は那覇空港で受け取る
1階が沖縄のお土産物、2階が海外高級ブランドのバッグや靴・化粧品など、3階がレストランのフロアになっています。化粧品やバッグはTギャラリア 沖縄 BY DFS限定商品もあるので要チェックです。
Tギャラリア 沖縄 BY DFSで購入した免税店はその場では受け取れず、後日那覇空港で受け取る方式になっています。さらに飛行機が出発する120分前まででないと購入できないのでご注意ください。購入時は搭乗券の提示が必要になります。
店名 | Tギャラリア 沖縄 BY DFS |
---|---|
住所 | 沖縄県那覇市おもろまち4-1 |
電話番号 | 0120-782-460 |
営業時間 | 11:00~20:00 年中無休 ※営業時間は変更になる場合がありますので、最新情報は公式HPでご確認ください。 |
アクセス | 沖縄ゆいレール「おもろまち」駅直結 |
公式HP | https://www.dfs.com/jp/okinawa |
Tギャラリア沖縄 BY DFS周辺の宿泊情報
免税店で思いっきり買い物を楽しみたいなら、免税店の近くにホテルを取っておくと便利です。
Tギャラリア沖縄 BY DFSから徒歩5分のところにある「ダイワロイネットホテル那覇おもろまち」がおすすめ。海も見渡せる最上階18階での朝食が人気です。国際通りも徒歩圏内なので、ショッピングの拠点として最適ですよ。
国内旅行なのに免税になる仕組み
免税店は外国人旅行者などその国に住んでいない人に対して免税になる店舗を指しています。しかし、沖縄にある免税店では国内旅行者が免税で購入できるとご紹介しました。
那覇空港発沖縄県外行きの国内線航空券を持っていれば、日本の国内旅行者のみならず外国人や沖縄県民も免税の対象になります。なぜ沖縄では国内旅行者が免税になるのでしょうか。
沖縄の地域振興を目的とした法改正
それは2002年に沖縄振興特別措置法の改正によって特定免税制度が誕生したことに起因しています。特定免税制度の成立により特別に国内旅行でも免税が受けられる仕組みができました。
沖縄の地域振興を最大の目的としており、この制度を利用して沖縄の経済を回すことが重要なのです。
ただし厳密に言うと、最大購入金額20万円までの取扱商品の関税が免除されますが、酒税・タバコ税・消費税などは免税になりません。
沖縄で免税品が購入できるのは沖縄の地域振興のためなんだね!
免税店ならではの購入方法
DFS那覇空港免税店であれば、航空券を提示して購入するとその場で商品を受け取れますが、Tギャラリア 沖縄 BY DFSで購入する場合は、その場で購入した商品が受け取れないなど購入方法が異なるので事前にチェックしておきましょう。
Tギャラリア 沖縄 BY DFSで購入した商品を受け取れるのは那覇空港です。手荷物検査場を通過したところにあるDFS商品受け取りカウンターで受け取ることになります。受け取る商品がある場合は早めに那覇空港に着いて、確実に受け取るようにしましょう。
免税品の購入方法
購入をする前にまずショッピングカードの作成が必要になります。購入の際に作成したショッピングカードを提示し購入します。お支払いには現金の他各種クレジットカードが利用可能です。
那覇空港出発の120分前までしか購入できないので、最終日にショッピングを考えている場合はご注意ください。購入すると商品受け取り時に必要となるレシートをショッピングカードに挟んでくれるので、なくさないように保管します。
- 1回の滞在で1人につき1カードが必要
- 最初に購入する店舗もしくはレセプションカウンターで作成してもらえる。
- ショッピングカード作成時、那覇空港からの出発日・搭乗便名・搭乗者名・住所・電話番号が必要。
免税品の受け取り方法
Tギャラリア 沖縄 BY DFSで購入した免税品を受け取りに、那覇空港のDFS商品受け取りカウンターへ向かいます。搭乗券とショッピングカードを提示すると、購入した免税品を受け取れます。
受け取った免税品は那覇空港を出発するまで開封できないのでご注意ください。すぐに購入した商品を見たいと思っても我慢です。
格安航空会社(LCC)で出発する場合は、商品受け取りが出発予定時刻の40分前からしかできないのでご注意ください。
那覇空港での免税品の受け取りを忘れないようにね!
ショッピングにはクレジットカードがあると便利です。高額になりがちな免税店ショッピングでも現金を持ち歩く必要がなく、さらにクレジットカードならポイントも貯まっていいこと尽くしです!
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まとめ
国内旅行で免税品ショッピングができるのは沖縄だけです。海外へ行かなくても一流ブランドの商品を免税で購入できるので、ぜひ沖縄旅行の際は立ち寄ってみてください。
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