「一生に一度は見たい絶景」として名高い山口県の秋芳洞(あきよしどう)。 日本最大級のスケールを誇るこの鍾乳洞は、数億年という果てしない歳月が作り上げた、まさに「地球の記憶」に触れられる場所です。しかし、初めて訪れる方からはこんな悩みも聞かれます。
- 「入口が3つもあるけどどこから入るのが正解?」
- 「洞内は寒いの?どんな靴で行けばいい?」
- 「効率よく見どころを回るルートを知りたい」
この記事では、秋芳洞を120%満喫するための初心者向けベストルートを中心に、所要時間・料金、さらには周辺のおすすめランチ情報まで詳しく解説します。この記事を読めば、迷うことなく最高の洞窟探検を楽しめるはずです。
秋芳洞の基本情報と魅力

秋芳洞は山口県美祢(みね)市にある日本最大級の鍾乳洞です。国の特別天然記念物に指定されており、その規模と美しさは東洋一とも称されます。
洞内の基本データ一覧
まずは、基本情報を表で確認しましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 総延長 | 約10.7km(日本第4位) |
| 観光コース | 約1km |
| 洞内気温 | 年間通じて約17℃ |
| 指定 | 特別天然記念物 |
3つの入口とおすすめルート

秋芳洞には入口が3箇所あります。ここを間違えると、観光の満足度が大きく変わってしまいます。
各入口の特徴と選び方
| 入口名 | 特徴 | おすすめの人 |
|---|---|---|
| 正面入口 | 商店街を通る王道ルート | 初心者(推奨) |
| 黒谷入口 | 駐車場から洞内まで近い | 2回目以降の方 |
| エレベーター | 秋吉台へすぐ行ける | 時間がない方 |
初心者は「正面入口」が正解
初めての方には、間違いなく「正面入口」から入り「黒谷入口」へ抜けるルートをおすすめします。理由は、正面入口から入った瞬間の「洞口(どうこう)」の圧倒的なスケール感にあります。高さ24mの巨大な岩の割れ目から吸い込まれるような体験は、他の入口では味わえません。
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必見!秋芳洞の絶景スポット

正面入口からスタートした際の「これだけは見逃せない」主要スポットを、順路に沿って紹介します。
迫力の入口「洞口」

一歩足を踏み入れると、外光と洞内の暗闇が混ざり合い、神秘的なコバルトブルーの川が流れています。
自然のアート「百枚皿」

まるで棚田のように水が溜まった皿状の石が500枚以上連なり、SNS映えも抜群の秋芳洞を代表する景観です。
巨大な石筍「洞内富士」

天井から滴る水に含まれる石灰分が積み重なってできた巨大な石筍です。富士山のような末広がりの形をしています。
圧巻の柱「黄金柱」

高さ15mの巨大な石柱で、秋芳洞のシンボルです。その神々しい姿はまさに大自然の彫刻です。
傘づくしとクラゲの滝のぼり

天井から無数の鍾乳石が垂れ下がる「傘づくし」やユニークな形の「クラゲの滝のぼり」など想像力を掻き立てるスポットが続きます。
秋芳洞に行くなら車で約30分で行ける長門湯本温泉への宿泊がおすすめです。そぞろ歩きを楽しめる温泉街も人気です。

料金・営業時間・アクセス

秋芳洞観光をスムーズに楽しむためには、事前の情報収集が欠かせません。ここでは基本となる営業時間や料金に加え、全国から秋芳洞へ向かうための主要なアクセス方法を詳しく解説します。特に公共交通機関を利用する場合は、バスの時刻表との兼ね合いが重要になります。
営業時間と最終入洞時間
秋芳洞は年中無休ですが、季節によって閉洞時間が異なります。山口観光のスケジュールを組む際は、以下の時間帯を参考にしてください。
- 通常期(3月〜11月):8:30〜17:30
- 冬期(12月〜2月):8:30〜16:30
- 最終受付:閉洞時間の30分前まで
洞内は1km以上の距離があり、じっくり見学すると1時間はかかるため、閉洞の1時間半前には到着しておくのがベストです。
入洞料金とお得なチケット
入洞料金は以下の通りです。窓口では現金のほか主要なクレジットカードやQRコード決済も利用可能です。
| 区分 | 個人料金 | 備考 |
|---|---|---|
| 大人・高校生 | 1,300円 | 団体割引(20名以上)あり |
| 中学生 | 1,050円 | 修学旅行等の団体割引あり |
| 小学生 | 700円 | 未就学児は無料 |
【耳寄り情報】
周辺の鍾乳洞(大正洞・景清洞)も巡るなら「3洞共通チケット」がお得です。また、美祢市内の宿泊施設に泊まると割引券がもらえる場合もあるので、宿泊予定の方はチェックしてみてください。
車やバスでのアクセス方法
秋芳洞へのアクセスは、自由度の高いレンタカー・自家用車、または新幹線駅から直行できる路線バスが一般的です。
- 車を利用する場合(おすすめ)
- 中国自動車道「美祢IC」から国道435号線経由で約15分。
- 小郡萩道路「秋吉台IC」から約5分。
- 駐車場:正面入口付近に民間・公営の駐車場が多数あります(1回400〜500円程度)。
- 公共交通機関(バス)を利用する場合
- JR新山口駅から:防長バス「秋芳洞行き」で約45分。
- JR山口駅から:中国JRバス「秋芳洞行き」で約60分。
- 下関方面から:サンデン交通バス「秋芳洞行き」で約2時間。
新幹線で「新山口駅」に降り、そこから直行バスを利用するのが最もスムーズな公共交通ルートです。本数が限られているため、事前に時刻表を確認しておきましょう。
失敗しないための服装と靴

「洞窟の中だから何を着ても同じ」と思っていませんか?実は、秋芳洞を快適に楽しめるかどうかは、服装選びにかかっています。
洞内気温17℃への対策
秋芳洞の中は一年を通じて約17℃前後に保たれています。これは夏場であれば「寒く」感じ、冬場であれば「温かく」感じる温度です。
- 夏(6月〜9月):外気との差が15℃以上になることもあります。Tシャツ一枚では1時間の見学中に体が冷え切ってしまうため、カーディガンや薄手のウインドブレーカーを必ず持参しましょう。
- 冬(12月〜2月):外よりは温かいですが、湿度が非常に高いため、防寒着を着たままだと歩いているうちに汗ばむことがあります。脱ぎ着しやすいアウターが便利です。
滑りにくい靴が必須の理由
洞内の遊歩道は整備されていますが、天井から常に水滴が落ちているため、床面は常に濡れていて非常に滑りやすい状態です。
特に「百枚皿」周辺などは緩やかな傾斜もあり、ヒールのある靴や滑りやすいサンダルは大変危険です。溝のしっかりしたスニーカーあるいは歩き慣れたトレッキングシューズを選びましょう。
観光の所要時間とモデルプラン

秋芳洞の見学にかかる時間は、歩くペースや写真を撮る頻度によって個人差がありますが、一般的には1時間から1時間半程度を見込んでおけば間違いありません。
標準所要時間は約1時間半
観光コースは約1km。往復すると2kmの道のりになります。「黄金柱」などの主要スポットで足を止め、解説を読みながら進むと、片道で約45分〜60分ほどかかります。
- クイック観光:片道のみ歩き、エレベーターで地上へ(約40分)
- 標準観光:片道じっくり歩き、エレベーターで地上へ(約70分)
- 完全制覇:往復歩いて異なる角度から絶景を堪能(約100分)
地上と地下を楽しむ黄金ルート
地下の秋芳洞と地上の秋吉台をセットで楽しむのが、山口観光の王道です。
正面入口から入洞。コバルトブルーの川を眺める。
黄金柱を堪能し、エレベーターで地上へ上がる。
秋吉台カルスト展望台から、白い岩が点在する草原を一望。
カルストロードを少し散策した後、循環バスまたはタクシーで正面入口へ戻る。
正面入口の商店街で名物「瓦そば」のランチ。
周辺で味わう絶品ランチ情報

洞窟探検でお腹が空いたら、正面入口に並ぶ商店街へ向かいましょう。ここでは、山口県ならではのご当地グルメがあなたを待っています。
- 瓦そば:熱々の瓦の上に茶そば、牛肉、錦糸卵などが乗った山口県最強のソウルフード。
- 美東ごぼう天うどん:地元美祢市の特産品「美東ごぼう」を使用。香りの強さが自慢です。
- ぜんじかっぱそば:秋芳洞に伝わる「かっぱ伝説」にちなんだキュウリや海苔が乗った爽やかなそば。
- 秋吉台ソフトクリーム:地元産の梨や夏みかん味など散策後の火照った体に染み渡ります。
よくある質問 Q&A

秋芳洞観光に関して、よく寄せられる質問をまとめました。
まとめ:秋芳洞探検を楽しもう
秋芳洞は数億年という気が遠くなるような時間が創り上げた、日本が世界に誇る自然の芸術です。正面入口から一歩足を踏み入れた瞬間の冷気と、視界に飛び込む巨大な空間の感動は、実際に行った人にしか味わえません。
- 正面入口からの王道ルートで入る
- 幻想的な百枚皿や黄金柱を目に焼き付ける
- 歩きやすい靴と上着を忘れずに準備する
このポイントを意識して、あなただけの神秘的な地下探検に出かけてみてください。


