ANAフライングホヌに乗るには？座席クラス別徹底比較と搭乗方法

ハワイ路線専用の超大型機フライングホヌ（FLYING HONU）。 ファーストクラス8席、日本初のカウチシート383席を誇るこの総2階建てのエアバスA380は、「空飛ぶウミガメ」としてハワイ旅行の特別感を高めてくれます。

「ホヌに乗るにはどうすればいい？」「どの座席が一番快適？」

この記事では、フライングホヌの座席クラス別（ファースト/ビジネス/プレエコ/エコノミー）の特徴を徹底比較。さらに、その名前の由来やホヌに確実に搭乗する方法まですべて解説します。

ホヌの搭乗方法と運航路線

フライングホヌは、ANAが保有するエアバスA380の愛称です。この機体は現在、特定路線のみで運航されています。

東京⇔ホノルル線で運航中

フライングホヌが運航するのは、東京（成田・羽田）とホノルル（ハワイ）を結ぶ路線のみです。

出発地	到着地	運航状況
東京（成田・羽田）	ホノルル（ハワイ）	週14往復（2025年現在）
その他路線	運航なし

フライトスケジュールの確認

フライトスケジュールは時期によって変動しますが、ANAの公式サイトや予約画面で「A380」と表記されている便を選べば、フライングホヌに搭乗できます。

運航便は決まっていますが、機材故障などで直前に変更になるリスクもあります。予約確定後もANA公式サイトで最新情報をチェックしましょう。

座席クラス別徹底比較

フライングホヌは総2階建ての超大型機で、全520席に渡り、従来の飛行機にはない快適さを追求しています。

クラス	席数	特徴的な設備	メリット
ファースト	8席（2階）	ドア付き個室、32インチモニター	圧倒的なプライバシーと居住性
ビジネス	56席（2階）	フルフラット、ペアシートあり	全席通路アクセス可能
プレエコ	73席（2階）	レッグレスト、広々シートピッチ	エコノミー以上の快適性
エコノミー	383席（1階）	ANA COUCHii（カウチシート）	エコノミーでも横になれる

① エコノミー革命！カウチシート

フライングホヌの最大の特徴は、日本の航空会社初採用の「ANA COUCHii（カウチシート）」です。これはエコノミークラス（1階席）の座席のレッグレストを上げると、座席がベッドのように平らになる仕組みです。

• おすすめ利用シーン
  • 小さなお子様連れで、横になって寝かせたい時。
  • カップルや夫婦で、追加料金を払いプライベート空間を確保したい時。

② ほぼ個室空間！ファーストクラス

ANAホノルル線で初導入されたのが、このファーストクラス。全席にドアが付いており、まるで高級ホテルの個室のような空間です。

• 設備: 32インチ超大型モニター、フルフラットベッド、専用クローゼット。
• 特徴: 1-2-1の座席配列で、機内であることを忘れるほどの居住性を誇ります。

③ 快適な睡眠を！ビジネスクラス

2階席に配置されたビジネスクラスは、全席が通路にアクセス可能なスタッガード配列です。

• 設備: フルフラットシート、18インチモニター。
• 特徴: 一部の座席は「ペアシート」仕様となっており、ハネムーンやカップル旅行に最適です。

④ ゆったり広々！プレミアムエコノミー

2階席後方に設けられたプレミアムエコノミーは、約97cmの広いシートピッチを確保しています。

• 特徴: エコノミーと異なりレッグレストが完備。快適さを重視しつつ、費用を抑えたい方におすすめです。

名前とデザインの秘密

フライングホヌの愛らしい外装は、ハワイへの期待感を高めてくれます。

ハワイ語で「ホヌ」とは？

フライングホヌの名前は、ハワイ語で「ウミガメ」を意味する「ホヌ」に由来します。ハワイでは古くからウミガメは「幸せを運ぶ神聖な生き物」と伝えられており、ハワイへ向かうゲストに幸せをもたらす願いが込められています。

3機の愛称（ラニ・カイ・ラー）

ホヌの機体は全部で3機あり、それぞれ異なるデザインとハワイ語の愛称を持っています。

号機	愛称	デザイン	意味（ハワイ語）
1号機	ラニ	青色のパッチリお目目	空・天国
2号機	カイ	エメラルドグリーンの笑顔	海
3号機	ラー	オレンジ色のパッチリお目目	太陽・日

まとめ

ANAのフライングホヌは、単なる移動手段ではなく、ハワイ旅行の特別な体験そのものです。特に「ANA COUCHii」や「ドア付きファーストクラス」といった特徴的な座席は、長距離フライトの概念を覆します。ハワイ旅行を計画する際は、ぜひフライングホヌの便を選んで、空飛ぶウミガメと一緒に幸せな旅を始めてみませんか。