別府観光といえば別府地獄めぐり。初めて行く方は別府地獄めぐりってどう回ればいいの?何時間かかるの?など疑問がたくさんありますよね。実際に別府地獄めぐりをしてきたので、おすすめの回り方をご紹介します。
地獄で別府温泉の源泉を見よう!
別府地獄めぐりとは?
別府ではかつて、噴気・熱泥・熱湯などが噴出して危険な源泉を「地獄」と呼んでいました。人々の手を煩わせていた地獄ですが、1910年に逆転の発想で7つの地獄を整備し、人気観光スポットとしたのです。その7つの地獄を巡ることを別府地獄めぐりと言います。
7つの地獄はこちらです。7つの地獄はそれぞれ異なる特徴を持っており、それぞれ圧倒されるポイントがあるので、ぜひ全て見て回りたいですね。7つの地獄のうち4つの地獄が国指定の名勝に指定されています。
- 海地獄【国指定名勝】
- 鬼石坊主地獄
- かまど地獄
- 鬼山地獄
- 白池地獄【国指定名勝】
- 血の池地獄【国指定名勝】
- 龍巻地獄【国指定名勝】
海地獄・鬼石坊主地獄・血の池地獄・かまど地獄には足湯が設置されており、地獄の湯に浸かることができます。
別府地獄めぐり共通観覧券がお得!
7つの地獄を見学できる共通観覧券が発売されています。5か所以上回れるなら共通観覧券の方がお得なのでおすすめです。
- 共通観覧券
- 大人2,200円 小人1,000円
- 1ヶ所入場料金
- 大人450円 小人200円
別府地獄めぐりの所要時間は?
別府地獄めぐりはすべての地獄を回るとすると、3時間~3時間半ほどが所要時間の目安です。コースを作成するときは半日は見ておいた方がよいでしょう。
7つの地獄を全て回る時間がないという方へおすすめの優先順位をご紹介します。あくまで筆者がよいと感じた順位なのでご参考までに。最も有名な海地獄と血の池地獄だけなら1時間程度で回れます。
- 海地獄
- 血の池地獄
- かまど地獄
- 鬼山地獄
- 白池地獄
- 鬼石坊主地獄
- 龍巻地獄
とはいえ、せっかくならすべての地獄を回ってそれぞれの個性を見比べるのがおすすめです。
別府地獄めぐりは車で回ろう!
別府地獄めぐりには車があると非常に便利です。公共交通手段の場合、路線バスでアクセスすることになりますが、本数がとても少ないです。
路線バスの時間を常にチェックして気にしながら見学しないといけないので、楽しさが半減してしまいます。
血の池地獄と龍巻地獄が同じエリアにあり、海地獄・白池地獄・鬼山地獄・鬼石坊主地獄・かまど地獄が同じエリアにあります。
血の池地獄エリアと海地獄エリアの間は路線バスで10分程度かかります。この移動のための路線バス待ちでタイムロスしがち。タクシーもほとんど走っていないので、車での移動がおすすめです。
別府駅前に複数レンタカー会社があるので、チェックして事前に予約しておきましょう。
レンタカー予約はスカイチケットレンタカーがおすすめです。全国47都道府県・60社以上のレンタカー会社と提携している国内最大級のレンタカー予約サイト。
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定期観光バスの利用もおすすめ!
車が用意できない方は定期観光バスへの参加がおすすめです。亀の井バスが運行している定期観光バス「別府地獄めぐり」が午前・午後で1本ずつあります。
昭和3年に始まった老舗ツアーで、日本で初めて女性バスガイドが乗車したことでも有名です。
別府駅および別府駅から徒歩5~6分ほどの北浜バスセンターが発着地となり、約3時間で7つの地獄をぐるっと回ります。
各地獄をガイドの方に説明してもらいながらゆっくり回れる充実した内容です。青鬼がペイントされたツノ付きのかわいい観光バスも人気ですよ。
別府地獄めぐりのおすすめの回り方
別府地獄めぐりのおすすめの回り方を紹介します。別府地獄めぐりは2つのエリアから成り立っているので、大前提としてインプットしておきましょう。エリア内は徒歩で移動できるようになっています。
- 海地獄エリア
(海地獄・白池地獄・鬼山地獄・鬼石坊主地獄・かまど地獄) - 血の池地獄エリア
(血の池地獄・龍巻地獄)
車で約20分
10:20~11:00 海地獄
徒歩約4分
徒歩約4分
白池地獄・鬼山地獄・かまど地獄へは徒歩でも行けますが、見学後に海地獄駐車場まで戻るとすると坂道をかなり登らないといけなくなるので、車を白池地獄駐車場まで移動させておくのがベストです。
車で約3分
11:30~11:45 白池地獄
徒歩約2分
徒歩約1分
徒歩約3分
車で約5~10分
12:45~13:15 血の池地獄
徒歩すぐ
見どころである間欠泉の噴出時間次第なので、噴出時間によっては血の池地獄の見学を後にするなど調整しましょう。
徒歩すぐ
車で約40分
海地獄
海地獄は別府地獄めぐりの中で最大規模で、最も人気がある地獄です。特徴はコバルトブルー色をした源泉。温泉らしくない色合いですが、温度は98度もあります。
カフェや売店も充実しているのでお土産購入もここで済ませられます。海地獄のお湯で蒸し焼きした地獄蒸し焼きプリンは必ず食べておきたいご当地グルメです。
鬼石坊主地獄
鬼石坊主地獄は灰色の熱泥が沸騰する様子が特徴的な地獄で、その様子が坊主頭に似ていることから鬼石坊主の名が付けられています。
733年に発表された「豊後風土記」にも登場するほどその歴史は古く、明治時代には新坊主地獄として観光名所となりました。
白池地獄
白池地獄は和風庭園の中にあり、とても落ち着いた雰囲気の地獄です。湯は青みを帯びた白色をしています。全国的にも珍しい温泉熱を利用した水族館「熱帯魚館」も併設しており、アマゾンの巨大魚であるピラルクを飼育展示しています。
鬼山地獄
鬼山地獄は別名ワニ地獄と呼ばれており、温泉熱を利用して約80頭のワニを飼育している異色の地獄です。鬼山地獄内はとにかくワニ尽くしなので、動物園感覚で楽しめる地獄としてお子様連れに人気です。
かまど地獄
かまど地獄は入口の大きなかまどの鬼が印象的です。かまど地獄には1丁目から6丁目まで6つの地獄があり、それぞれ違った特色があります。バラエティ豊かな地獄を楽しめる贅沢な地獄です。
血の池地獄
血の池地獄は海地獄と並ぶ人気を誇る地獄です。日本で一番古い天然の地獄で、赤い熱泥の池が特徴的です。マグマのようなおどろおどろしい湯の色はまさに地獄の名にぴったり。
血の池地獄から湧き出る粘土で作られた軟膏は皮膚病に効果があり人気です。
龍巻地獄
龍巻地獄は天然記念物にも指定される間欠泉です。豪快に噴き出す湯は約30mも噴き出すパワーがあり、とてもダイナミックです。30分に1回のペースで噴き出すので、時間を見計らって見学しましょう。
別府温泉のおすすめ宿泊情報
最後に別府地獄めぐりをする際にぴったりな別府のおすすめ宿泊施設をご紹介します。
別府駅から徒歩5~6分のところにある「竹と椿のお宿 花べっぷ」がおすすめです。女性目線で、施設の装飾やアメニティなどが作られており、女子のうれしいが詰まった旅館です。館内では自宅で寛ぐように裸足で歩けるようになっており、リラックスできます。
和モダンの客室も好評で、和室・和洋室などさまざまなタイプがあります。自家源泉の温泉には高濃度酸素風呂があり、美肌効果と温浴効果を実感できます。実際宿泊しましたが、とても心地よい雰囲気のお宿でした。
まとめ
別府地獄めぐりをご紹介してきました。別府地獄めぐりは7つの地獄をすべて巡って約3時間ほどのコースです。効率よく車を利用して見学してみてください。