伏見稲荷大社は国内外から多くの観光客が訪れる京都を代表する観光スポットです。伏見稲荷大社の見どころとも言えるのが朱色の千本鳥居で、鳥居がずらりと立ち並ぶ姿はとても印象的です。
この鳥居は私たちも奉納できることをご存知でしょうか。千本鳥居の1本当たりの値段、現在ある千本鳥居の本数や意味についても解説していきます。
赤い鳥居が連なる姿が圧巻!
伏見稲荷大社の千本鳥居とは?
「お稲荷さん」の呼び名で親しまれる伏見稲荷大社は全国に約3万ある稲荷神社の総本宮として知られています。京都の人気観光スポットとして、特に外国人観光客に人気があることでも有名な神社です。
和銅4年(711年)に創建されたとされており、商売繁昌・家内安全のご利益を求めて一年中参拝者で賑わっています。
伏見稲荷大社の見どころであり代名詞とも言えるのが千本鳥居です。本殿の奥から奥社奉拝所までの道にあり、朱色の鳥居が一列にずらりと並んでいる様子は圧巻で、撮影スポットとしても人気です。千本鳥居は江戸時代以降に人々によって鳥居が奉納され、建ち並ぶようになりました。
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千本鳥居にはどんな意味があるの?
千本鳥居は江戸時代末期以降に、「鳥居(とりい)=通り入る」のごろ合わせから、願い事が「通るように」という願い、または「通った」というお礼を込めて鳥居の奉納が始まりました。
1300年以上の歴史がある伏見稲荷大社からすると千本鳥居の信仰はまだまだ新しいとも言えます。それでも参拝者の想いがこもる鳥居が立ち並ぶ様子は幻想的で神聖な雰囲気があり、パワースポットとも呼べるでしょう。
千本鳥居の現在の本数は?
千本鳥居は現在実際に何本あるのでしょうか。千本鳥居だから1000本なのかというと実はそうではありません。
まず、伏見稲荷大社全体に鳥居は小さいものから巨大なものまで多くありますが、厳密に千本鳥居と呼ばれているのは奥宮から奥社奉拝所への山道に連続して建っている鳥居です。
この千本鳥居の本数は現在850基前後とされています。1000基に足りていないのに千本鳥居と言われていますが、千本は単純に鳥居の数を指しているのではなく、「千本=数えきれないほど多い」という意味が込められているのです。
1900年頃には約600基だったとされていますが、鳥居を立てたいという参拝者が増え続け、現在の本数にまで至っています。
1本当たりの値段と鳥居奉納の方法
千本鳥居は参拝者が購入をして奉納ができるようになっています。朱色の鳥居の柱の部分には奉納した方の名前や社名が入っています。
このように自分の名前を入れて奉納し、千本鳥居の中の1基として立てられるのです。鳥居の値段は大きさごとに設定されています。
鳥居(号数) | 初穂料 |
---|---|
5号 | 210,000円~ |
6号 | 465,000円~ |
7号 | 585,000円~ |
8号 | 855,000円~ |
9号 | 1,000,000円~ |
10号 | 1,600,000円~ |
号数は大きさを示しています。1号は3センチなので、5号だと直径15センチの鳥居ということになります。千本鳥居の場所に奉納するのは5号の鳥居です。
号数によりますが全く手が届かない値段ではないのが意外ですね。毎年鳥居が増え続ける理由とも言えるでしょう。
鳥居の寿命は4~5年
鳥居は木で出来ているため、4~5年が寿命とされています。せっかく鳥居の初穂料を納めても4~5年ほどで寿命を迎えてしまうと思うと少し残念ですが、新しい鳥居と取り換えていくことで常にいい状態の鳥居が見られるのです。
ちなみに予約をしてから実際に鳥居が立つまでは4~5年待ちの状態と言われているので、その間に初穂料も貯金できそうですね。
まとめ
伏見稲荷大社の千本鳥居についてご紹介してきました。多くの人々の思いが込められた千本鳥居を神聖な気持ちでくぐってみましょう。