ソウルで「安くてかわいい服を大量に買いたい」と思ったとき、候補に挙がるのが GO TO MALL と 江南(カンナム)地下商店街 の2つの地下ショッピングスポットです。どちらも駅直結で雨の日でも快適、しかも価格はソウルでもトップクラスに安い——とくれば、限られた旅行時間でどちらに行くべきか迷いますよね。
私は今回、GO TO MALLには木曜の夕方、江南地下商店街には金曜の朝と、両方を実際に歩いて比較してきました。元・旅行会社勤務の目線と、何度もソウルに通った経験をふまえて、「結局どっちに行けばいいのか」を本音で解説します。
この記事でわかること
- GO TO MALLと江南地下商店街の価格・店舗数・商品傾向の違い
- 両方を実際に歩いて分かった「歩きやすさ」「混雑」のリアル
- 13,000ウォンで買ったリュックなど、実際の購入レポート
- 「安さ重視」「質重視」「観光ついで」など目的別のおすすめ
- 親子・女子旅・リピーター、それぞれに向いているのはどちらか
結論|安さならGO TO MALL、質なら江南地下商店街

先に結論をお伝えします。とにかく安くたくさん買いたいならGO TO MALL、少し高くても質の良い服に出会いたいなら江南地下商店街です。両方を歩いた私の体感を、ざっくり一覧にまとめました。
| 項目 | GO TO MALL | 江南地下商店街 |
|---|---|---|
| 安さ | 激安 | やや高め |
| 店舗数 | 約600店舗 | 約220店舗 |
| 商品の質 | それなり | 比較的高い |
| 商品の系統 | 若い女性向け | 少し大人な女性向け |
| 歩きやすさ | 広すぎる・人が多い | ゆったり見やすい |
| 観光との相性 | 買い物特化 | 江南観光ついで向き |
GO TO MALLがおすすめな人
「買い物そのものを目的にしてもいい」「予算を抑えてたくさん買いたい」という人に向いています。
- とにかく安くかわいい服をまとめ買いしたい
- 20代〜30代前半の今っぽいファッションが好み
- 「韓国の地下街で爆買いした」という体験そのものを楽しみたい
- 多少の人混みや歩き疲れは気にならない
江南地下商店街がおすすめな人
「数より質」「落ち着いて選びたい」という人にぴったりです。
- 大人っぽい・きれいめの服を探している
- 人混みが苦手で、ゆっくり試着しながら選びたい
- 江南エリアの観光や食事と合わせて立ち寄りたい
- 母娘旅など、年齢層に幅のあるメンバーで行く
GO TO MALLと江南地下商店街の違い一覧

まず大前提として、この2つは「名前は似ているけれど別の場所」です。ここを混同している記事や旅行者がとても多いので、最初に整理しておきます。
- GO TO MALL=高速バスターミナル駅の地下にある「江南ターミナル地下ショッピングモール」。旧称が「江南地下商街」のため紛らわしいですが、こちらが約600店舗の巨大モールです。
- 江南地下商店街=地下鉄2号線・新盆唐線の江南駅に直結した「江南駅地下ショッピングセンター」。約220店舗で、江南観光の中心地にあります。
つまり「江南」という言葉が両方に付くだけで、駅も規模もまったく別物ということ。ここを押さえておくと、現地で迷いません。具体的な違いを項目ごとに見ていきましょう。
価格を比較
価格はGO TO MALLの方がはっきり安いです。同じような洋服でも、GO TO MALLの方が数千ウォン単位で安く感じる場面が多くありました。江南地下商店街は「激安」というより「お手頃〜中価格帯」という印象です。
店舗数を比較
店舗数はGO TO MALLの圧勝です。GO TO MALLは約880mの地下通路に約600店舗がひしめき合っているのに対し、江南地下商店街は約220店舗。数字で見ても約3倍近い差があり、実際に歩くと「規模感がまるで違う」と体感できます。
商品の傾向を比較
洋服の系統に明確な違いがありました。GO TO MALLは若い女性向け、江南地下商店街は少し大人な女性向けです。一方で、スマホアクセサリーなどの小物に関しては、どちらの地下街でもよく似た品揃えで、ここは大きな差を感じませんでした。
アクセスを比較
最寄り駅と出口が異なります。下の表で確認しておきましょう。
| GO TO MALL | 江南地下商店街 | |
|---|---|---|
| 最寄り駅 | 高速ターミナル駅 | 江南駅 |
| 路線 | 3・7・9号線 | 2号線・新盆唐線 |
| 出口 | 8-1/8-2番出口 直結 | 改札を出てすぐ(地下直結) |
| 営業時間 | 10:00〜22:00 | おおむね10:00〜22:00(店舗による) |
どちらも改札を出ればそのまま地下街なので、天候に左右されないのは共通の強みです。
移動の決済は、Tmoney機能付きの WOWPASS が一枚あると地下鉄もお店もスムーズ。使い勝手を実際に検証したレビューはこちらにまとめています。

混雑状況を比較
訪れた時間帯の影響もありますが、混雑感はかなり違いました。GO TO MALLは木曜の夕方に行き、人はとても多かったです。ただ店舗数が圧倒的に多いぶん、1店舗あたりの滞在人数はそこまで多くなく、店内に入ってしまえば落ち着いて見られました。一方の江南地下商店街は金曜の朝に訪問。時間帯もあってとても空いていて、ストレスなく歩けました。
GO TO MALLに実際に行ってみた感想

ここからは、実際に歩いて感じたことを正直にレポートします。まずはGO TO MALLから。結論を一言でいうと「想像の3倍は広かった」です。
店舗数が多すぎて全部見られない
一番印象に残ったのが、とにかく全部は回りきれないということ。約880mの通路が2列に分かれていて、似たような服屋さんが延々と続きます。「あっちにもっと安いのがあるかも」と思うと足が止まらず、結局全体の半分も見られませんでした。回りきろうとせず、最初にゴール地点や目的のジャンルを決めておくのがコツです。
洋服がとにかく安かった
価格は期待以上でした。トレンドを押さえたトップスやワンピースが手頃な値段で並び、「この値段ならとりあえず買っておこう」と思える服が多いのがGO TO MALLの魅力。私は今回、洋服を2着と靴下1足、リュックサック1つを購入しました。どれも気軽に手が出る価格で、財布のひもがゆるみっぱなしでした。
13,000ウォンのリュックを購入
今回の一番の掘り出し物が、街歩き用に買ったリュックサック。なんと13,000ウォン(約1,400円)でした。日本で買えば数倍はしそうなデザインで、この安さは衝撃。旅行中ずっと使い倒しましたが、価格を考えれば十分すぎる働きでした。「安くてちょっとした実用品が欲しい」という用途には、GO TO MALLは本当に強いです。
韓国旅行らしさを感じられた
人の多さ、活気、値札を見ながらの宝探し感——「韓国の地下街でショッピングしている」という実感をしっかり味わえました。観光地化されすぎていない庶民的な雰囲気で、「旅に来た感」を求める人には満足度が高いはずです。
GO TO MALLのメリットとデメリット

実際に歩いて感じた、GO TO MALLの良いところと気になるところを、まず早見表で整理します。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 価格が圧倒的に安い | 品質は値段相応 |
| 店舗数・品揃えが豊富 | 広すぎて回りきれない |
| トレンド服が手に入る | 人が多く歩き疲れる |
| 「韓国らしさ」を満喫できる | 大人向けの服は少なめ |
安くたくさん買い物できる
最大のメリットはやはり価格の安さと物量。お土産も自分用の服も、まとめて調達したいときに本当に重宝します。
若い女性向けの店が多い
ラインナップは20代〜30代前半の女性向けが中心。トレンド感のある服が多いので、若い世代や女子旅にはとくにハマります。
安い分だけ品質はそれなり
正直にお伝えすると、安い分だけ品質も「それなり」です。「長く着る一着」を探す場所というより、気軽に楽しむプチプラと割り切るのが正解です。
江南地下商店街に実際に行ってみた感想

続いて、翌朝に訪れた江南地下商店街。GO TO MALLとは対照的に、落ち着いて選べる大人の地下街という印象でした。
落ち着いて買い物しやすかった
金曜の朝という時間帯もあり、人がとても少なくて快適でした。通路も比較的広く、一軒ずつじっくり見ながら歩けるのが心地よかったです。人混みに疲れず買い物をしたい人には、こちらの空気感がぴったりだと思います。
大人向けの洋服が多かった
洋服のテイストはGO TO MALLよりも少し大人っぽい印象。きれいめのトップスや、オフィスでも着られそうな落ち着いたデザインが目立ちました。「韓国っぽさはほしいけれど、派手すぎるのは苦手」という人に合う品揃えです。
母は実際に洋服を購入した
私自身は今回は見るだけでしたが、一緒にいた母が洋服を1着購入しました。年齢を問わず着られるデザインがそろっているのは、江南地下商店街ならでは。母娘や年齢層に幅のあるグループで行くと、それぞれが楽しめる場所だと感じました。
江南観光との相性が良い
江南駅は江南エリア観光の拠点。カフェやグルメ、コスメショップも周辺に充実しているので、観光や食事のついでに気軽に立ち寄れるのが大きな魅力です。「ショッピングだけで一日使う」のではなく、観光の合間に組み込みたい人に向いています。
江南エリアを丸ごと遊び尽くしたい方は、観光の動線とセットでショッピングを組み込むのがおすすめ。実際に歩いて作った江南のモデルコースはこちらです。

江南地下商店街のメリットとデメリット

江南地下商店街についても、良い点と注意点を早見表でまとめておきます。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 商品の質が比較的高い | 価格はやや高め |
| 人が少なく見やすい | 店舗数はGO TO MALLに劣る |
| 大人向けの服が充実 | 「激安」の掘り出し物は少なめ |
| 江南観光と合わせやすい | 夕方の帰宅ラッシュは混雑 |
商品の質が比較的高い
GO TO MALLと比べると、全体的に商品の質が一段上だと感じました。「安かろう」感が少なく、長く使えそうな一着に出会いやすいのが強みです。
人が少なく見やすい
GO TO MALLのような人混みが少なく、ゆったり試着しながら選べるのも大きなメリット。人混みが苦手な人には、こちらが断然おすすめです。
店舗数はGO TO MALLに及ばない
一方で、店舗数ではGO TO MALLに大きく及びません。「とにかくたくさんの中から選びたい」という人には、物足りなく感じる可能性があります。
価格はどちらが安い?

価格はこの記事で一番気になるポイントだと思うので、改めて掘り下げます。まずは実際に感じた価格帯のイメージを表にしました。
| GO TO MALL | 江南地下商店街 | |
|---|---|---|
| 洋服の中心価格帯 | 1万ウォン台〜 | 2万〜3万ウォン前後 |
| 掘り出し物 | 多い | やや少なめ |
| 小物・雑貨 | 安い | お手頃 |
| 全体の印象 | 激安 | お手頃〜中価格帯 |
GO TO MALLは掘り出し物が多い
GO TO MALLはとにかく掘り出し物の宝庫。13,000ウォンのリュックのように、「え、この値段でいいの?」という商品にしょっちゅう出会えます。
江南地下商店街はやや高め
GO TO MALLの激安価格に慣れた後だと、江南地下商店街は「ちょっと高いかな」と感じる場面もありました。ただしそのぶん質が伴っているので、価格と質のバランス型といえます。
コスパ重視ならGO TO MALL
純粋なコストパフォーマンスで選ぶならGO TO MALLです。同じ予算でも手に入る量がまるで違うので、迷ったらこちらで間違いありません。
韓国の地下街は現金払いだと表示価格で買える店も多く、現金とカードの使い分けが節約のカギ。ソウルでの支払いをスマートにするコツはWOWPASSのレビューでも触れています。

移動と買い物をまとめて効率化したいなら、TmoneyカードやeSIM、空港送迎を事前予約しておくと当日がぐっとラクになります。
洋服の系統はどう違う?

価格と並んで気になるのが「どんな服が売っているか」。系統の違いをまとめます。
GO TO MALLは若い女性向け
GO TO MALLは今っぽいトレンドアイテムが豊富で、対象は20代〜30代前半が中心。SNSで見かけるような韓国ファッションを安く手に入れたいなら、ここが一番です。
江南地下商店街は大人向け
江南地下商店街はきれいめ・大人カジュアルが多め。落ち着いた色味やデザインが中心で、30代以上でも取り入れやすいアイテムがそろいます。「韓国らしさは欲しいけれど、年齢的に攻めすぎたくない」という人にちょうどいいバランスです。
親子で行くならどちらがおすすめ?
実際に母と一緒に回った経験からいうと、親子旅なら江南地下商店街がおすすめです。年齢を問わず着られる服が多く、母も実際に1着購入できました。一方で、若い世代だけのグループなら、安くて量も豊富なGO TO MALLの方が盛り上がります。「誰と行くか」で選ぶのも一つの手なので、目安をまとめておきます。
- 母娘・幅広い年齢層:江南地下商店街(みんなが着られる服がある)
- 20代の女子旅・友達同士:GO TO MALL(安くて盛り上がる)
- 一人でじっくり選びたい:江南地下商店街(空いていて見やすい)
- とにかく爆買いしたい:GO TO MALL(量も価格も圧倒的)
旅行者が行くならどっちがおすすめ?

最後に、旅行者目線でのおすすめを目的別に整理します。迷ったときの早見表としてどうぞ。
| あなたのタイプ | おすすめ |
|---|---|
| 時間が限られている | GO TO MALL |
| 江南観光のついでに寄りたい | 江南地下商店街 |
| 韓国らしい爆買い体験がしたい | GO TO MALL |
| 落ち着いて質の良い服を選びたい | 江南地下商店街 |
限られた時間ならGO TO MALL
「ショッピングに使える時間が短い」なら、一カ所で大量に買えるGO TO MALLが効率的。広すぎて全部は回れませんが、逆にいえば一カ所に集中すれば短時間でも十分に楽しめます。
江南観光のついでなら地下商店街
江南エリアを観光する予定があるなら、江南地下商店街がぴったり。駅直結なので、観光や食事の合間にサッと立ち寄れます。わざわざ買い物だけのために移動する必要がないのが強みです。
韓国らしい買い物体験ならGO TO MALL
「韓国の地下街で爆買いした」という体験そのものを重視するならGO TO MALL一択。活気と物量、宝探し感は、ほかではなかなか味わえません。ちなみにGO TO MALLのある高速ターミナル駅は、夜景スポット「月光レインボー噴水」の最寄りでもあるので、買い物のあとに足をのばすのもおすすめです。

海外旅行といえばHIS(エイチ・アイ・エス)!ツアーラインナップが豊富で、韓国ツアーも盛りだくさんです。航空券・ホテルの別手配にも対応しているので、自由自在に予約できます。
まとめ|迷ったらGO TO MALLがおすすめ
両方を実際に歩いた結論として、どちらか一つで迷ったらGO TO MALLをおすすめします。安さ・店舗数・「韓国らしい買い物体験」という、旅行者が求めるポイントを一番満たしてくれるからです。とはいえ、質や落ち着きを求める人には江南地下商店街がしっかり刺さります。最後にタイプ別でおさらいしておきましょう。
GO TO MALLがおすすめな人
- 安くてかわいい洋服をたくさん買いたい
- 20代〜30代前半のトレンドファッションが好み
- 韓国の地下街での「爆買い体験」を楽しみたい
- 限られた時間で一気に買い物を済ませたい
江南地下商店街がおすすめな人
- 少し高くても質の良い服に出会いたい
- 大人っぽい・きれいめのデザインを探している
- 人混みを避けてゆっくり選びたい
- 江南観光や食事のついでに立ち寄りたい・母娘で行く
どちらに泊まるか自体を迷っている方は、エリアの特徴から拠点を選ぶのもおすすめです。

江南で買い物を満喫するなら、地下街にアクセスしやすい江南エリアのホテルを拠点にするのが正解。荷物を置きに戻れる立地だと爆買いもはかどります。


