東アジアを代表する先進都市である東京と韓国ソウル。何かと比較されることが多い日本と韓国の首都ですが、どっちが都会なのか？という論争が巻き起こっているようです。東京とソウルをいろいろな側面から比較してみたいと思います。
東京とソウルを徹底比較！
最も近い海外である韓国の首都ソウルと東京は似ている部分がたくさんありますよね。いろいろな側面から比較してみて、どっちが都会なのか？をあぶりだしてみましょう。
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比較①：面積
| 東京 | ソウル |
|---|---|
| 627.53㎢ | 605.25㎢ |
東京とソウルの面積を比較してみました。少し東京の方が広いもののほぼ同じくらいの広さですね。
比較②：人口
| 東京 | ソウル |
|---|---|
| 約1,410万人 | 約939万人 |
東京とソウルの人口を比較してみました。東京は東京都全体の人口なので多くなっていますが、東京23区に絞ると約979万人で、ソウルより少し多い程度です。
比較③：公共交通機関
| 東京 | ソウル |
|---|---|
| 電車（JR/地下鉄） 路線バス タクシー | 地下鉄 路線バス タクシー |
東京都内で移動する際の公共交通機関は電車（JR・地下鉄）・路線バス・タクシーがメインですね。電車も路線バスも複数の路線が隅々にまで行き渡っており、出発間隔も短いので公共交通機関を使えばどこへでも行けます。
ソウルも東京とほぼ同様で、地下鉄・路線バス・タクシーがメインの公共交通手段になります。路線も充実しており、どこへ行くにも困ることはありません。ソウルはさらに東京よりどの公共交通機関も料金が安いのでありがたいですね。
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比較④：海外からの評価
| 東京 | ソウル | |
|---|---|---|
| 世界の都市総合力 | 3位 | 7位 |
| 世界の革新的な都市 | 10位 | 5位 |
| 世界の観光都市 | 4位 | 14位 |
| 国際金融都市 | 21位 | 10位 |
海外からの評価の指標として、あらゆる世界の都市ランキングを見てみました。全体的に東京の方が上にランクインされているものの、東京の勢いは落ちてきていると言われています。
一方、ソウルは逆で年々都市力が上がっており東京を追い越す日も近いかもしれません。実際に国際金融都市ランキングではアジアで唯一トップ10に入っているのがソウル。東京とも大きく引き離しています。
ソウルへ行くと金融都市の象徴としてキャッシュレス文化が東京よりはるかに進んでいることが目に見えてわかります。
比較⑤：世界遺産の数
| 日本 | 韓国 |
|---|---|
| 25件 | 16件 |
ここはイレギュラーで、日本と韓国で世界遺産の数を比較しています。世界遺産の数は日本の方が多いですね。どちらの国もモンサンミッシェル・アンコールワットのような知名度・人気度ともに高い世界遺産には及びませんが、日本の屋久島・富士山や韓国の昌徳宮は海外観光客からの人気が比較的高いと言われています。
比較⑥：空港の評価
| 東京 | ソウル |
|---|---|
| 3位：羽田空港 9位：成田空港 | 4位：仁川空港 |
東京とソウルの最寄空港の評価を比較してみました。こちらは世界の空港ランキング2023のデータです。チェックインや乗り継ぎ・安全対策・入国審査などを総合的に評価しています。
羽田空港が3位となっていますが、前年からワンランクダウン。成田空港は前年から5ランクもダウンしています。一方、仁川空港は前年からワンランクアップしており、羽田空港との差がなくなってきています。仁川空港は世界を代表するハブ空港として急成長を遂げていることがわかりますね。
ただ、羽田空港は空港の清潔度ランキングで8年連続1位を獲っています。空港施設にゴミが落ちていなかったり、トイレがきれいに使われていたりと他国の空港とは違いがはっきりわかります。日本人らしさが表れており誇らしいですね。
比較⑦：英語力
| 日本 | 韓国 |
|---|---|
| 87位 | 49位 |
世界3,000を超える組織や教育機関が利用している英語力測定テストEF SETの結果より抽出した国別ランキングのデータです。英語力で日本は韓国に大きく引き離されています。韓国の49位は標準的な英語力に区分されていますが、日本の87位は英語力が低いグループに区分されています。
エリア別にみるとソウルが最も英語力が高く、英語力区分で言うと英語力が高いグループに入ります。日本では東京が最も英語力が高いですが、それでも標準的な英語力グループ止まりです。
実際に韓国のお店で接客をしているシーンを見ると、外国人客と英語でコミュニケーションをとっているのをよく見かけます。一方、日本ではなかなか英語が通じず外国人客が困っている様子を見ますね。目に見えるところでも差が歴然と現れています。
英語で世界の人々とコミュニケーションが取れてこそ国際的な先進国の仲間入りを果たせると考えると日本は遅れているのかもしれません。
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比較⑧：治安
| 東京 | ソウル |
|---|---|
| 5位 | 25位 |
エコノミスト誌が2年ごとに発表している安全な都市ランキング2021のデータです。東京は世界で5位と世界トップレベルの治安の良さを誇ります。ただ、ソウルとそれほど治安に差があるかというとそういうことはなく、ソウルも十分治安がいい都市に分類されます。
2023年に発表された「世界で最も安全に旅行できる都市ランキング」では5位がソウル、7位が東京となっており、ソウルが上位にランクインしています。
東京・ソウルともに治安がいい都市とはいえ、観光地ならではのスリや置き引きといった犯罪はあるので旅行の際は油断禁物ですよ。
似てるエリアがあるって本当？
東京とソウルの間で非常に似ている街がいくつもあるのをご存知でしょうか。よく知っている東京都内の街を思い浮かべながらソウルを歩くとまた違ったおもしろみがあるかもしれません。
- 原宿・渋谷と明洞
- 若者が集まる繁華街で、若者向けのショップで溢れている。
- 流行発信地
- 六本木と梨泰院
- 外国人向けのお店が多くて、居酒屋やバーが多い。
- 梨泰院クラスの日本版が六本木を舞台に作られた。
- 銀座と江南
- 高級店が多くて、セレブが集まる。
- 青山と狎鴎亭
- 高級ブランド店やおしゃれなセレクトショップが多い。
- 上野と東大門
- 上野のアメ横のイメージ
エリアではありませんが、東京タワーとNソウルタワー、東京スカイツリーとロッテワールドタワーと言ったタワー展望台同士もどこか似ています。
もっと似ているエリアやスポットがたくさんあるので、実際にソウルへ行って自分の足で見つけてみてください。
まとめ
東京とソウルを比較してきました。どちらも高い水準で都会的な要素を持っています。今のところ若干東京がリードしていますが、ソウルの勢いが近年増しているので、東京を超える日が近く来るかもしれませんね。