人気の近場の海外といえば台湾の台北ですね。韓国ソウルと人気を二分すると言ってもよいでしょう。台北近郊には桃園空港と松山空港があります。この記事ではどっちがおすすめなのかをいろいろな側面から比較して導き出してみます。
台湾行きたいワン!
桃園空港ってどんな空港?
桃園空港は台北市の西40kmのところにある台湾最大の国際空港で、台湾の空の玄関口です。1979年に松山空港から国際線を移転する目的で開港しました。
第1ターミナルと第2ターミナルがあり、航空会社によって発着ターミナルが分かれています。現在さらに第3ターミナルが建設されています。
24時間営業の巨大空港
24時間営業の空港で、年間乗客数は約4500万人、航空貨物は約23億kgに及ぶことから世界の中でも最も忙しい空港の一つに数えられています。
敷地面積は1249haもあり、空港内の施設も充実しているため、搭乗までの待ち時間も飽きることなく過ごせる空港です。
松山空港ってどんな空港?
松山空港は台北市内にある空港です。1936年に台湾初の大規模公共飛行場として開港しました。太平洋戦争後、台湾の国際・国内航空路線の中心的な空港となりましたが、1979年に桃園空港が開港し国内線専用となりました。
2008年、中国との間に定期チャーター便が運航するようになり、再国際線化への道のりを進んでいます。
敷地面積は213haで、桃園空港の6分の1ほどの広さしかありません。現在、第1ターミナルと第2ターミナルがあり、第1ターミナルが国際線専用、第2ターミナルが国内線専用となっています。
台北は各種オプショナルツアーが充実しています。台北市内観光から九分ツアー、新幹線で台中・台南へ足を伸ばすツアーもあります。
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比較①:台北中心部へのアクセス
現地空港に到着してすぐに観光を始めたいので、台北中心部へのアクセスは重要ですよね。桃園空港と松山空港で台北中心部までのアクセスを比較してみました。
- 桃園空港MRT
- 桃園空港第2ターミナル~台北駅
- 所要時間:
- 39分(快速)
- 53分(普通)
- 料金:150元
- 所要時間:
- 桃園空港第2ターミナル~台北駅
- 高速バス
- 桃園空港第2ターミナル~(国光客運 1819)~台北駅
- 所要時間:55分
- 料金:135元
- タクシー
- 桃園空港~台北市内
- 所要時間:約60分
- 料金:約1,000~1,500元
桃園空港、松山空港共に電車・バス・タクシーでアクセスする方法があります。松山空港は台北市内にあるため、桃園空港に比べて圧倒的にアクセスが良いのが特徴です。
台北中心部の忠孝復興駅までならMRT(地下鉄)で約7分と驚異的な速さ。世界的に見ても珍しいのではないでしょうか。
桃園空港のアクセスも改善傾向
桃園空港は台北市内にはないのでやはり松山空港よりアクセスに時間がかかります。それでも桃園MRT(桃園機場捷運)が2017年に開通してからは、快速に乗ると39分で台北駅までアクセスできるようになり、台北市内がグッと近くなりました。
これだけアクセスが改善したので、市街地にあるがゆえの騒音問題が付きまとっている松山空港を閉港して、桃園空港に一本化してもいいのではないかという議論も生まれています。
台北中心部へのアクセスは電車・バス・タクシーを利用する以外に専用車を利用する方法があります。
専用車なら目的の場所まで直行してくれるので、時間の無駄がありません。重い荷物を持って歩き回ることもないのでラクに移動できます。
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比較②:日本の就航都市の数
- 日本の就航都市の数
- 19都市
- 日本の就航都市詳細
- 羽田・成田・新千歳・旭川・函館・仙台・茨城・静岡・中部・小松・富山・関西・岡山・広島・高松・福岡・宮崎・鹿児島・那覇
- 直行便運行航空会社
- JAL・ANA・エバー航空・チャイナエアライン・キャセイパシフィック航空・タイ国際航空・ニュージーランド航空・タイガーエア台湾・ピーチ・ジェットスター・スターラックス航空 など
日本の就航都市数は圧倒的に桃園空港が多いです。桃園空港は日本の地方都市へも細かく就航しており、その数なんと19都市。
わざわざ羽田や関西のような主要都市に行かなくても、近くの空港から出発できるのが便利ですね。航空会社も国内外のフルサービスキャリアからLCCまで幅広く運航しています。
松山空港は羽田空港のみだが便数は多い
一方、松山空港は羽田のみの就航なので、都内近郊の方以外はなかなか利用しにくいでしょう。ただ、羽田空港~松山空港間は1日8便も運航しているので、都内近郊の方は利用しない手はないですね。
比較③:日本からの航空運賃
松山空港が羽田空港にしか就航していないので、桃園空港も羽田空港を利用する想定で航空運賃を比較してみました。
航空運賃はチケットを購入するタイミングや時期によっても大きく異なるのであくまで目安として捉えてください。
- 航空運賃の目安(羽田~桃園)
- 往復 約33,000円~71,000円
航空運賃は桃園空港の方がだいぶ安い傾向にあります。桃園空港は台北市外にあることや就航便が多く競争力が高いことが安くなる要因でしょう。
少しでも安く行きたい時は桃園空港への就航便を利用するとよいでしょう。
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比較④:空港施設の充実度
- フードコートがたくさんある
- 免税店ショッピングや飲食を満喫
- お土産店が充実
- レトロタウン大稻程をイメージした街並みをフロア全体に再現している場所がある
- ターミナル内にカプセルホテルがある
- マッサージチェアやキッズパークなど各種工夫を凝らした無料施設がある
- 24時間開放の無料休憩スペースがある
空港施設の充実度は圧倒的に桃園空港に軍配が上がります。
桃園空港は空港滞在を目的にしても飽きることがないほど施設が充実しており、各種グルメ店からショッピングスポットまで幅広く揃っています。さらにターミナル内にカプセルホテルもあるので長時間の滞在でも安心です。
一方、松山空港は空港自体も小さいことからベーシックなサービスのみとなります。とはいえ、飲食店やカフェ・免税店はあるので時間つぶしに困るほどではありません。
それぞれこんな方におすすめ!
桃園空港と松山空港を比較してきましたが、結果をまとめてみました。
桃園空港 | 松山空港 | |
---|---|---|
台北中心部への アクセス | ||
日本の 就航都市の数 | ||
日本からの 航空運賃 | ||
空港施設の 充実度 |
結果を受けて、桃園空港・松山空港がそれぞれおすすめな方の特徴はこうなります。
- 都内近郊以外に住んでいる方
- 安く行きたい方
- 空港滞在も楽しみたい方
- 都内近郊に住んでいる方
- 到着したらすぐに台北観光を始めたい方
台北への旅行にはパッケージツアーを利用するのもおすすめです。
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まとめ
桃園空港は台北中心部から少し遠いけれど安く行きたい方や地方の方におすすめ、松山空港は高くてもアクセスを重視したい方におすすめな空港です。希望に合う空港を選択して、台北旅行を楽しんでくださいね。
韓国ソウルにも台湾と同じような空港構図があります!