ナオコZIPAIRの航空券、もしキャンセルしたらどうなるの?
——そう思って調べ始めた方のために、この記事ではキャンセル料・払い戻しの可否・予約変更の可否を路線別・運賃別にまとめました。
結論を先にお伝えすると、ZIPAIRは路線によってキャンセルのルールが大きく異なります。特にソウル線以外は原則払い戻し不可のため、予約前に必ず確認しておきましょう。
また、2024年から新しく登場した「Flex Bizパッケージ」を使えば、バウチャーでの返金が受けられるようになりました。旅程が不確定な方はこちらも要チェックです。
【まず確認】キャンセル・払い戻し・変更の可否一覧

以下の表で、路線・運賃タイプごとの対応をひと目で確認できます。
| 運賃タイプ | 対象路線 | 払い戻し | キャンセル料 | 予約変更 |
|---|---|---|---|---|
| Standard Value U6 Standard Value | ソウル以外 | ❌ 不可 (空港使用料・諸税のみ可) | 運賃は全額没収 | ❌ 不可 |
| ZIP Full-Flat Value | ソウル以外 | ❌ 不可 (空港使用料・諸税のみ可) | 運賃は全額没収 | ❌ 不可 |
| Standard U6 Standard | ソウル線 | ✅ 可 (取消手数料を差し引いた額) | 出発前:5,000円 出発後:15,000円 | ❌ 不可 |
| ZIP Full-Flat | ソウル線 | ✅ 可 (取消手数料を差し引いた額) | 出発前:5,000円 出発後:15,000円 | ❌ 不可 |
| Flex Bizパッケージ (追加オプション) | 全路線(ソウル線除く) | ✅ バウチャーで可 | 発行手数料3%のみ | ❌ 不可 |
⚠️ どの路線・運賃でも「予約変更(日程・便の変更)」は不可です。名義変更・他者への譲渡も一切できません。
ZIPAIRはどんな航空会社?

ZIPAIRは日本航空(JAL)の完全子会社として運営される国際線専門のLCC(格安航空会社)です。親会社がJALということもあり、LCCの中では安心感が高く、特にハワイ(ホノルル)便や韓国・ソウル便で人気を集めています。
成田空港を拠点として、アジア・北米・オセアニア方面に就航しており、2026年現在の就航先は以下のとおりです。
| エリア | 就航都市 |
|---|---|
| アジア | ソウル(仁川)、バンコク、シンガポール、マニラ(〜2026年3月末) |
| 北米 | ホノルル、ロサンゼルス、サンフランシスコ、サンノゼ、バンクーバー |
格安でも機内食やシートのクオリティを重視する旅行者から支持を集めており、特にZIP Full-Flat(ビジネスクラス相当のフルフラットシート)はリーズナブルな価格で乗れると話題です。
ZIPAIRを含む格安航空券の比較・予約はena(イーナ)が便利。今すぐ確認できる席を即予約できます。
ZIPAIRの運賃タイプをおさらい

キャンセル規定を正しく理解するには、ZIPAIRの運賃タイプを把握しておく必要があります。路線によって名称が異なるので注意してください。
| 運賃タイプ | シートクラス | 対象路線 |
|---|---|---|
| Standard | エコノミー相当 | ソウル線 |
| Standard Value | エコノミー相当 | ソウル以外 |
| U6 Standard / U6 Standard Value | エコノミー相当 | 6歳以下の子ども専用 |
| ZIP Full-Flat | ビジネス相当(フルフラット) | ソウル線 |
| ZIP Full-Flat Value | ビジネス相当(フルフラット) | ソウル以外 |
名称の末尾に「Value」がつくのがソウル以外の路線(ハワイ・北米・東南アジア)向けです。Valueがつく運賃は原則として払い戻し不可という点が最大のポイントです。
ソウル以外の路線のキャンセル規定

ハワイ・北米・東南アジア方面(ソウル線以外)のキャンセル規定は、非常にシンプルです——原則として払い戻し不可です。
ただし、空港使用料・諸税(燃油サーチャージ等を含む)については払い戻しが可能です。これらは航空会社が実際に徴収して空港や税務当局に支払うものであり、旅行しない場合には支払いが生じないためです。
払い戻しできるもの・できないもの
ソウル線以外でキャンセルした場合に払い戻しの対象になるかどうかを整理すると、以下のとおりです。
| 項目 | 払い戻し |
|---|---|
| 航空運賃(本体) | ❌ 不可(全額没収) |
| 空港使用料・諸税 | ✅ 可(全額) |
| 機内食・座席指定などオプション | ❌ 不可 |
| 旅のキャンセル保険 | ❌ 不可 |
「せめて一部でも返ってくるのでは?」と思いがちですが、運賃本体は一切戻ってきません。ハワイや北米方面は航空券代が高額になることも多いため、購入前にキャンセルリスクを十分に考慮しておく必要があります。
払い戻し手続きの方法
払い戻し対象となる空港使用料・諸税の返金を受けるには、ZIPAIRの公式サイト「予約の確認・変更」ページからキャンセル手続きを行います。手続き後の返金スケジュールは支払い方法によって異なります。
| 支払い方法 | 返金までの期間 |
|---|---|
| クレジットカード(Visa/Master/JCB/AMEX等) | 手続き後 約1〜2ヶ月 |
| Union Pay | 手続き後 約1週間 |
| WeChat Pay | 通常1日(状況により異なる) |
| Alipay | Alipayへ問い合わせ |
⚠️ 払い戻しの請求期限は搭乗予定日から90日以内です。期限を過ぎると空港使用料・諸税も返金されなくなるため注意してください。
ZIPAIRのサンフランシスコ便を検討している方は、ロサンゼルスとの都市比較も参考にどうぞ。

ソウル線のキャンセル規定と取消手数料

ソウル線(成田〜仁川)のみ、運賃から取消手数料を差し引いた金額を払い戻すことができます。ただし、取消手数料が運賃を上回る場合は払い戻しゼロとなります。
ソウル線の取消手数料
取消手数料は出発の前後で金額が変わります。また、出発方向(東京発か、ソウル発か)によっても異なります。
| タイミング | 東京(成田)→ソウル | ソウル→東京(成田) |
|---|---|---|
| 便出発前のキャンセル | 5,000円 | 50,000ウォン |
| 便出発後のキャンセル | 15,000円 | 150,000ウォン |
たとえば成田発ソウル行きのエコノミー(Standard)を10,000円で購入していた場合、出発前にキャンセルすると取消手数料5,000円を引いた5,000円が払い戻しされます。しかし運賃が4,000円だった場合は取消手数料を下回るため払い戻しはゼロとなります。
ソウル線でも払い戻しできないもの
ソウル線であっても、以下の費用については払い戻し対象外となります。
| 項目 | 払い戻し |
|---|---|
| 運賃(取消手数料差し引き後) | ✅ 可 |
| 空港使用料・諸税 | ✅ 可(全額) |
| 事務手数料 | ❌ 不可 |
| 機内食・座席指定などオプション | ❌ 不可 |
「払い戻し可能」とはいっても、事務手数料やオプション料金が上乗せされている場合は、実際に戻ってくる金額がかなり少なくなることもあります。キャンセルを検討している方は、予約確認画面で内訳を確認してから手続きを進めましょう。
ソウルへの旅行を検討している方は、宿泊エリアの選び方も合わせてチェックしておきましょう。

払い戻しを受けたいなら「Flex Bizパッケージ」が選択肢

2024年7月から、ZIPAIRは「Flex Bizパッケージ」という新しいオプションの販売を開始しました。このパッケージを航空券と同時に購入しておくことで、ソウル線以外でもキャンセル時にバウチャー(次回以降の予約に使える電子クーポン)で返金を受けられるようになります。
旅程が不確定だったり、ビジネス利用でキャンセルリスクが高い方には、検討の価値があります。
Flex Bizパッケージに含まれるサービス
Flex Bizパッケージには、バウチャー払い戻し以外にも以下のサービスが含まれています。
| サービス | 内容 |
|---|---|
| ① バウチャーによる払い戻し | キャンセル時に次回使えるバウチャーで返金 |
| ② 機内持ち込み手荷物の重量追加 | 通常7kg → 合計15kgまで(+8kg) |
| ③ 事前座席指定 | 追加料金なしで座席を事前に指定可能 |
バウチャー払い戻しの金額と条件
バウチャーで返金される金額はキャンセルのタイミングによって異なります。早めにキャンセルするほど多く返ってきます。
| キャンセルのタイミング | 返金される金額 |
|---|---|
| 出発の30日前まで | 運賃・諸税・付加サービス料金の全額 (別途バウチャー発行額の3%手数料あり) |
| 出発の7日前まで | 運賃・諸税・付加サービス料金の80% (別途バウチャー発行額の3%手数料あり) |
| 出発6日前〜出発日 | 諸税のみ(現金返金) |
具体的な例として、50,000円の航空券をFlex Biz付きで購入し、出発30日前にキャンセルした場合は、50,000円×3%=1,500円の手数料が引かれて48,500円分のバウチャーが発行されます。
バウチャーを使う際の注意点
バウチャーにはいくつかの条件と制約があります。利用前に以下をしっかり確認しておきましょう。
- 有効期限はバウチャー発行日から180日以内(期限切れは無効)
- バウチャーは本人のみ使用可能(第三者への譲渡不可)
- バウチャーで予約した航空券には旅のキャンセル保険は付帯できない
- 米国・カナダ便で予約から24時間以内かつ出発7日以上前のキャンセルは現金で全額返金(Flex Biz不適用)
- ソウル線ではFlex BizパッケージはなくStandardでの払い戻しルールが適用される
バウチャーの期限が短めなので、「払い戻しを受けたあと半年以内に再び旅行する予定がある方」に向いているオプションといえます。
Flex Bizを使っても不安な方は、あわせてena(イーナ)で他社便との価格比較もおすすめです。
ZIPAIR販売「旅のキャンセル保険」とは

Flex Bizパッケージとは別に、ZIPAIRでは「旅のキャンセル保険」を航空券購入時のオプションとして販売しています。突発的な事情でやむを得ずキャンセルしなければならなくなった際に、キャンセルで発生した損害を補償する保険です。
従来の海外旅行傷害保険のキャンセル保険特約とは異なり、この保険は単体で購入できるのが大きな特徴です(ただし航空券との同時購入が必須)。
| 購入できる方 | 日本在住のZIPAIR航空券購入者 |
|---|---|
| 加入のタイミング | 航空券との同時購入のみ(後から追加不可) |
| 保険料の目安 | 航空券・各種サービス合計額の約9%程度(自動算出) |
| 補償内容 | 対象となる取消事由が発生した場合のキャンセル損害を補償 |
補償の対象になる取消事由
旅のキャンセル保険が適用される「対象事由」には、以下のようなものが含まれます。
- 本人・配偶者または親族の死亡・危篤
- 医師の指示による旅行中止
- 空港までの交通機関の1時間以上の遅延
- 旅行先での地震・噴火・津波
- 旅行先での自然災害による官公署からの避難指示
- 飼い犬・飼い猫の死亡・危篤
⚠️ 自己都合によるキャンセルは対象外です。「気が変わった」「他の旅行に行きたくなった」といったケースには使えません。また、バウチャー(Flex Biz)で購入した航空券にはこの保険は付帯できない点も覚えておいてください。
ZIPAIR側の事由(欠航・遅延)のキャンセル対応

これまで説明してきたのは「お客さま都合」のキャンセルのルールですが、ZIPAIR側の都合(機材トラブル・悪天候など)による欠航・遅延の場合は、別のルールが適用されます。
| 対応方法 | 内容 |
|---|---|
| ① 全額払い戻し | 運賃・付帯サービス料金・諸税をすべて払い戻し |
| ② 便および日程の変更 | 予約便の出発予定日の前後14日以内で変更可(手数料なし) |
ZIPAIR側の事由による欠航であれば、全額返金または便の振り替えが選べます。ただし、遅延や欠航によって生じた宿泊費・交通費などの二次的な費用については、ZIPAIRは一切補償しないという規定があります。旅行保険などで備えておくことをおすすめします。
また、払い戻しの請求期限は変更となった航空便の搭乗予定日から90日以内です。
ZIPAIRのキャンセル手続きの方法

ZIPAIRのキャンセルはすべてオンラインで完結します。電話やメールでのキャンセル受付は基本的に行っていません。手順は以下のとおりです。
キャンセル手続きの流れ
Flex Bizパッケージを購入している場合は、キャンセル完了後にメールで6桁のバウチャー番号と6桁のPINが届きます。このコードを次回の予約時に入力することでバウチャーを使えます。
なお、キャンセル保険や海外旅行保険を購入済みの場合は、ウェブからのキャンセルができないケースがあります。その場合はZIPAIRのコンタクトセンターへ問い合わせが必要です。
韓国に安く行く方法をもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。

まとめ:ZIPAIRのキャンセルで後悔しないために
ZIPAIRのキャンセル規定は、路線・運賃タイプ・オプションの有無によって大きく異なります。最後にポイントを整理します。
| ケース | 結論 |
|---|---|
| ソウル以外(ハワイ・北米・東南アジア)に行く予定 | 原則払い戻し不可。キャンセルリスクがあるならFlex Bizかキャンセル保険を検討 |
| ソウル線を利用する予定 | 取消手数料あり(5,000円〜)で払い戻し可能。低額運賃は注意 |
| 旅程が不確定・変更可能性が高い | Flex Bizパッケージを購入すれば出発30日前まで全額バウチャー返金 |
| 急な体調不良・家族の緊急事態が心配 | 旅のキャンセル保険(航空券と同時購入必須)の加入を検討 |
| どの場合も | 予約変更は全路線・全運賃で一切不可 |
ZIPAIRはLCCならではの料金設定が魅力ですが、その分キャンセルに関しては厳しいルールが設けられています。「格安だから気軽に予約しよう」という感覚は危険で、特にハワイや北米便は数万円単位の損失につながることも。予約前に必ずキャンセル規定を確認し、リスクに応じて保険やFlex Bizの利用を検討しましょう。
また、ZIPAIRを含む格安航空券の比較・予約には、複数の航空会社を横断して価格比較できる予約サービスを使うのが便利です。
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