「ロサンゼルスに泊まるならどのエリアがいいの?」と迷っていませんか。
LAは東京23区がすっぽり入るほど広大な都市です。エリアを間違えると、観光スポットへの移動だけで1日が終わってしまうこともあります。初めてのLA旅行で「ホテル選びに失敗した」と感じる人の多くは、エリア選びの段階でつまずいています。
私はダウンタウンのミヤコホテルに宿泊し、レンタカーを借りずに公共交通機関とツアーでLAを回りました。その経験もふまえて、主要4エリアに加え、見落とされがちな穴場2エリアまで比較します。
3つの質問に答えるだけで自分に合ったエリアがわかる診断チャートも用意したので、ぜひ活用してください。
この記事でわかること
- 3つの質問でわかる自分に合う宿泊エリア
- 6エリアの宿泊費と移動費のリアルな差
- エリア選びで失敗する3つの原因
- ディズニー目的なら選ぶべきエリア
- 車なしで泊まるならどこが正解か
エリアを比較する前に、まず現在の空き状況と料金をチェックしておくのがおすすめです。予約サイトでエリアを絞り込むと、価格差が一目でわかります。
結論|3つの質問で診断する

まずは自分がどのタイプかを判定しましょう。難しく考える必要はありません。
なおディズニーランドが旅の主目的なら、診断は不要です。迷わずアナハイムを選んでください(詳細は後半で解説します)。
まずは診断チャートで判定
次の3つの質問に、上から順に答えてみてください。
- Q1|レンタカーを借りますか?
-
- 借りない → Q2へ進む
- 借りる → Q3へ進む
- Q2|旅の一番の目的はどれですか?
-
- ビーチでのんびり過ごす → サンタモニカ
- 定番の観光スポットを回る → ハリウッド
- 公共交通で安く動き回る → ダウンタウン
- Q3|宿泊費はどのくらいに抑えたいですか?
-
- できるだけ抑えたい → ハリウッドかコリアタウン
- こだわらない → ビバリーヒルズかサンタモニカ
6エリアの早見表で確認
診断結果と照らし合わせながら、各エリアの性格を確認してください。
| エリア | 宿泊費 | 車なし適性 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ハリウッド | 中 | ○ | 初めてのLA・観光メイン |
| サンタモニカ | 高 | △ | リゾート派・海好き |
| ダウンタウン | 中〜低 | ◎ | 公共交通派・グルメ好き |
| ビバリーヒルズ | 最高 | × | 治安重視・高級志向 |
| アナハイム | 中〜高 | △ | ディズニー目的 |
| コリアタウン | 低 | ○ | 費用重視・食事重視 |
診断結果の使い方のコツ
診断が割れた場合は、「移動手段」を最優先してください。
LAでエリア選びを間違える人の多くは、車を借りるかどうかを決めないままホテルを予約しています。車があればどこに泊まっても動けますが、車がないなら選択肢は一気に絞られます。
私は車を借りずにダウンタウンへ泊まりましたが、この組み合わせだからこそ成立した旅程でした。逆にビバリーヒルズに車なしで泊まっていたら、移動費だけで予算が消えていたはずです。
エリア選びで失敗する原因

LA特有の失敗パターンがあります。ここを押さえておけば、大きな後悔は避けられます。
ホテル代だけで選ばない
最大の落とし穴が、宿泊費の安さだけでホテルを決めてしまうことです。
たとえばダウンタウンに安いホテルを見つけても、ハリウッドやサンタモニカへの移動に毎回Uberで片道15〜20ドルかかれば、数日で宿泊費の差額を超えてしまいます。
エリアを選ぶ際は、次の4点を軸に考えてください。
- 旅の目的:何を見に行くのか
- 移動手段:車を借りるか、公共交通か
- 予算:宿泊費と移動費の合計で考える
- 治安への意識:夜に外出するかどうか
移動費を計算に入れる
具体的に計算してみましょう。Uberで1日2〜3回移動すると、それだけで40〜60ドルかかります。3泊すれば120〜180ドル。日本円で2〜3万円です。この金額があれば、ワンランク上のエリアに泊まれてしまうことも珍しくありません。
一方、私が使った公共交通は1回1.75ドル程度。ダウンタウンを拠点にすれば、移動費を10分の1に抑えられます。この差を計算に入れずにホテルを選ぶと、旅の途中で予算が苦しくなります。
車なしでLAを回る2日間のモデルコースを実体験でまとめています。

夜の戻りやすさを見る
もう一つ見落とされやすいのが、夜にホテルへ戻れるかどうかです。
LAはエリアによって夜の雰囲気が大きく変わります。昼は問題なくても、日が落ちると人通りが途絶える場所があります。ホテル予約前にGoogleマップのストリートビューで周辺を確認しておくと、実際の雰囲気がつかめます。特に女性一人旅の場合は、この視点が最も重要になります。
治安の視点から宿泊エリアを絞った記事はこちらです。

初めてならハリウッドが軸

ロサンゼルスといえばハリウッド。映画の街として世界的に有名なこのエリアは、初めてLAを訪れる人にとって最もわかりやすい宿泊地です。
観光地が徒歩圏に集まる
ハリウッドの強みは、定番スポットが集中していることに尽きます。
- TCLチャイニーズシアター:
- 手形と足形が並ぶ定番スポット
- ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム:
- スターの星型プレートが続く歩道
- ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド:
- 地下鉄でアクセス可能
- グリフィス天文台:
- 夜景の名所。車かUberで向かいます
地下鉄(Bライン)が通っているため、ダウンタウン方面へも公共交通で移動できます。車を借りない旅行者にとって、この点は大きな安心材料です。
宿泊費を抑えやすい
4エリアのなかで、ハリウッドは価格帯の幅が最も広いエリアです。
バジェットホテルから中級クラスまで選択肢が豊富で、旅行予算に合わせて調整できます。同じ条件でサンタモニカやビバリーヒルズを探すと、選択肢は一気に狭まります。
「立地は譲れないが予算も抑えたい」という要望に、最も応えやすいエリアだと考えてください。
夜の路地は避けて歩く
デメリットも正直にお伝えします。ハリウッドは夜の治安に注意が必要です。メインの大通りは観光客で賑わっていますが、一本裏の路地に入ると雰囲気が変わります。夜に出歩く際は、大通りを選んで歩いてください。
また観光地化が進んでいるため、ローカルな空気を求める方には物足りなく感じるかもしれません。
ユニバーサル・スタジオのチケットは現地購入より事前予約がお得なことが多いです。売り切れる前に確認しておきましょう。
海を楽しむならサンタモニカ

太平洋に面したリゾートエリア、サンタモニカ。LA随一の「住みたくなるエリア」として知られています。
ビーチまで徒歩で行ける
サンタモニカ最大の価値は、ホテルから歩いて海に出られることです。
朝のビーチウォーク、夕日を眺めながらの散歩。これは他のエリアでは絶対に再現できません。私はダウンタウンから日中にサンタモニカを訪れましたが、「泊まっていればもっとゆっくりできたのに」と思ったのが正直な感想です。
歩行者天国のサードストリート・プロムナードも徒歩圏内で、食事・買い物・ストリートパフォーマンスが一か所で完結します。
サンタモニカ観光は3時間で回れます。実証済みのモデルコースはこちら。

治安が安定している
LA市内のなかでも、サンタモニカは治安が比較的安定しているエリアです。
観光客だけでなく地元の人が日常的に過ごしているため、夜も一定の人通りがあります。女性の一人旅でも選びやすいという評価が多いのはこのためです。
自転車や徒歩で個性的なベニスビーチへ行けるのも、このエリアならではの利点になります。
ベニスビーチとサンタモニカの違いを半日コースで解説しています。

宿泊費は最も高くなる
弱点は費用です。サンタモニカはLA市内でも宿泊費が高水準で、同じグレードならハリウッドの1.5倍前後になることも珍しくありません。
さらにハリウッドやダウンタウンへの移動には時間と費用がかかります。「LA全体を回る」旅程には向いておらず、「サンタモニカに滞在する」旅程向きだと考えてください。
夏季は特に混雑し、ホテルも早く埋まります。この時期を狙うなら早めの予約が必須です。
移動費重視ならダウンタウン

私が実際に泊まったのがこのエリアです。リトルトーキョーに近いミヤコホテルに滞在しました。
地下鉄とバスの起点になる
ダウンタウンの最大の強みは、公共交通機関の起点であることです。
ユニオンステーションを中心に地下鉄とバスが放射状に伸びており、車を借りなくてもLA市内を移動できます。私が車なしでLAを回れたのは、この立地を選んだからにほかなりません。運賃も1回1.75ドル程度と安く、Uber中心の旅と比べて移動費が桁違いに安くなります。
グルメと美術館が近い
観光面でも見どころがあります。
- グランド・セントラル・マーケット:
- 多国籍なフードシーンが集まる
- ブロード美術館:
- 現代アートの人気施設
- リトルトーキョー:
- 日本食が恋しくなったときの避難場所
私が泊まったミヤコホテルはリトルトーキョーに位置しており、日本語が通じる環境が近くにある安心感は、初めてのアメリカでは想像以上に大きいものでした。長旅で疲れたとき、歩いてすぐに日本食が食べられるのは救いになります。
スキッドロウ周辺に注意
正直なデメリットもお伝えします。ダウンタウンは一部エリアの治安が不安定です。
特にスキッドロウ周辺はホームレスが多く集まる地区で、夜間の通行は避けるべきです。ホテルを選ぶ際は、この地区との位置関係を必ず地図で確認してください。
またオフィス街の顔も持つため、週末は飲食店が閉まることもあります。土日の夜の食事は、事前に営業状況を調べておくと安心です。
公共交通を使い倒すなら、LAメトロのパスや空港〜ホテル間の送迎を事前に手配しておくとスムーズです。
安心を買うならビバリーヒルズ

世界的に有名な高級住宅街。治安の良さと快適さでは、LAでトップクラスのエリアです。
独自の警察組織がある
ビバリーヒルズは独立した市であり、独自の警察組織を持っています。パトロールが行き届いており、体感的な安心感は他のエリアと明確に違います。
家族連れや、治安を最優先したい方には有力な選択肢になります。
ロデオドライブが徒歩圏
世界的ラグジュアリーブランドが集まるロデオドライブが徒歩圏内にあります。
ビバリーヒルズホテルやフォーシーズンズなど、最高水準のホスピタリティを体験できる宿が揃っているのも特徴です。記念旅行やハネムーンには相性がいいでしょう。
歩いて回れる範囲は狭い
一方で、LA市内で最も宿泊費が高いエリアです。バジェット旅行にはまったく向きません。
そして意外な弱点があります。歩いて楽しめる範囲が思ったより狭いのです。ロデオドライブ周辺を出ると住宅街が広がり、観光スポットへはUberか車が必須になります。
「街歩きを楽しむ」というより「ホテルで過ごす」エリアだと考えたほうが、期待とのズレがありません。
意外な穴場の2エリア

主要4エリアの比較記事は多いのですが、目的によってはこの2つが正解になります。ここは私が宿泊していないエリアなので、情報として整理します。
ディズニー目的ならアナハイム
ディズニーランド・リゾートが旅のメインなら、アナハイム一択です。
パーク周辺にはホテルが密集しており、朝いちばんに入園して、疲れたら部屋に戻れるという動き方ができます。これはLA市内から通う旅程では絶対に真似できません。
ただし注意点があります。アナハイムはLA中心部から車で40分〜1時間ほど離れています。ハリウッドやサンタモニカの観光と両立させようとすると、毎日長距離移動することになります。
- ディズニー中心の旅 → アナハイムに連泊
- 市内観光がメイン、ディズニーは1日だけ → 市内に泊まって日帰り
- 両方しっかり楽しむ → 前半市内、後半アナハイムで泊まり分け
コリアタウンは食と価格が強い
見落とされがちですが、費用を抑えたい方にはコリアタウンが有力です。
宿泊費が市内でも安い水準に収まりやすく、韓国料理をはじめアジア系の飲食店が豊富にあります。アメリカの食事が続いて胃が疲れたとき、この環境は大きな助けになります。
地下鉄のPurple Lineが通っているため、ダウンタウン方面へのアクセスも確保されています。「安く泊まって、公共交通で動く」という戦略が成立する数少ないエリアです。
空港近くという選択肢
もう一つ、LAX空港周辺という選択肢もあります。
観光には不向きですが、深夜着や早朝発の日だけ空港近くに泊まるという使い方は合理的です。到着日の疲れた体で市内まで移動する必要がなくなります。
LAX空港から市内へのエリア別の行き方はこちらでまとめています。

よくある質問にお答え

計画段階で迷いやすい点をまとめました。
何泊するかで変わる?
滞在日数によって、最適な選び方が変わります。
子連れならどこがいい?
同行者によって答えが変わります。
途中で泊まり替えるべき?
分泊の是非についてお答えします。
まとめ|結局どこに泊まる?
LAの宿泊エリア選びで大事なのは、「どこが人気か」ではなく自分の移動手段と目的に合っているかです。
ダウンタウンに泊まって車なしでLAを回った経験から言えば、エリアと移動手段の組み合わせが噛み合えば、LAは決して回りにくい街ではありません。逆にここがズレると、移動だけで一日が溶けていきます。
最後に、判断のポイントを整理します。
- 初めてで観光重視ならハリウッド。価格帯の幅が広く選びやすい
- 海を楽しむならサンタモニカ。ただし宿泊費は最も高くなります
- 車なしで安く動くならダウンタウン。公共交通の起点という強みは絶大
- 安心を最優先ならビバリーヒルズ。街歩きの範囲は狭いと割り切って
- ディズニー目的ならアナハイム。市内観光との両立は移動時間に注意
- 費用重視ならコリアタウン。食事の選択肢も豊富です
宿泊エリアが決まったら、あとはホテルを予約するだけ!早めに予約するほど料金が安くなる傾向があります。
LAとラスベガスを組み合わせた7日間のモデルコースはこちらです。



