マレーシアの人気観光スポットのバトゥ洞窟。黄金の巨大な像と長いカラフルな階段を一度は見たことがある方も多いでしょう。バトゥ洞窟の階段は心臓破りの階段で有名ですが実際に何段あるのでしょうか。行き方や行く時の服装も合わせてご紹介します。
バトゥ洞窟はどんなところ?

バトゥ洞窟はマレーシアの首都クアラルンプール近郊にある石灰岩の丘に位置するヒンドゥー教の聖地です。巨大なムルガン神像が立つことで有名で、急な階段を上ると内部には壮大な洞窟とヒンドゥー寺院があります。毎年タイプーサム祭りには多くの巡礼者や観光客で賑わいます。洞窟周辺にはサルが多く生息しており、自然と信仰が融合した独特の雰囲気を持つ場所です。
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バトゥ洞窟の見どころ

バトゥ洞窟の見どころは主にこのようなところです。事前にチェックしておきましょう。
ムルガン神像(黄金の像)

洞窟の入口にそびえ立つ高さ42.7mの巨大な黄金の像は、ヒンドゥー教の軍神ムルガンを表しています。その圧倒的な存在感と輝きは、バトゥ洞窟の象徴であり、訪れる人々を魅了します。
カラフルな272段の階段

洞窟へと続く階段は272段あります。2018年にレインボーカラーに塗り替えられ、インスタ映えスポットとして人気を集めています。急な階段ですが、カラフルな色彩が登る楽しみを加えてくれます。手作り感満載の階段なので、1段1段の高さや幅もまちまちで通常の階段よりやや疲れやすいです。しっかり体力を温存してから昇りましょう。
鍾乳洞内部の寺院

階段を昇りきると、4億年前に形成されたとされる壮大な鍾乳洞が広がります。洞窟内にはヒンドゥー教の寺院が祀られており、天井から差し込む光が神秘的な雰囲気を醸し出しています。洞窟内はひんやりしていて気持ちがいいですよ。
野生のサル

洞窟周辺や階段の途中には、多くの野生のサルが生息しています。観光客に慣れているため、荷物などに注意が必要ですが、彼らの姿はバトゥ洞窟の自然豊かな一面を物語っています。
バトゥ洞窟へのアクセス方法

バトゥ洞窟へのアクセス方法は大きく分けて3つの方法があります。
- KTMコミューターを利用
- 出発地
- クアラルンプール中心部にある主要駅、特に「KLセントラル駅 」から乗車するのが便利
- 路線
- マレー鉄道の「KTMコミューター」を利用
- 目的地
- 終点の「バトゥ洞窟駅」
- 所要時間
- KLセントラル駅から約30分
- 料金
- KLセントラル駅から片道2.6リンギット(約88円)程度
- 注意点
- 電車は30分から1時間に1本程度の運行なので、事前に時刻表を確認しておきましょう。
- 出発地
- タクシー or 配車アプリ(Grab)を利用
- 所要時間
- クアラルンプール中心部から約30分
- 料金
- タクシーの場合、20リンギット(約500円)程度が目安。観光客にはメーターを使わない場合もあるため、Grabなどの配車アプリの利用がおすすめ。
- 注意点
- 時間帯によっては交通渋滞に巻き込まれる可能性があります。
- 所要時間
- ツアーを利用
- メリット
- 交通手段の手配や各観光地への移動の手間が省けます。ガイド付きのツアーであれば現地の情報や歴史なども詳しく知ることができます。
- 内容
- バトゥ洞窟だけでなく、他の観光スポット(例:ロイヤルセランゴール工場、バティック工場など)と組み合わされたツアーが多くあります。
- メリット
私はツアーを利用して行きましたが、移動方法を考える必要がないのが何よりも楽でした。他の観光スポットも組み合わせているので効率も抜群に良いです。バトゥ洞窟に行くツアーはラインナップ豊富なのでぜひ利用してみてください。
行く時は服装に注意!

バトゥ洞窟は人気観光スポットですが、行く時に注意すべきことがあるので事前にチェックしておきましょう。
露出の少ない服装と歩きやすい靴で

バトゥ洞窟はヒンドゥー教の聖地であり、寺院です。肩や膝を覆う肌の露出が少ない服装が推奨されます。ショートパンツやミニスカート、ノースリーブなどは避けましょう。もし露出の多い服装で行ってしまった場合でも、入口付近で布をレンタルできる場合がありますが、持参していくのが確実です。また、272段の急な階段を上るため、サンダルやヒールの高い靴は避けてスニーカーなどの歩きやすい靴を選びましょう。
サルへの注意

洞窟周辺や階段には多くの野生のサルが生息しています。彼らは非常に人慣れしており、食べ物を持っていると奪われることがあります。リュックのチャックをしっかり閉める、ビニール袋に入ったものは見せないなど、荷物の管理には十分注意してください。また、サルに餌を与えたり挑発したりすることは避けましょう。予期せぬ行動をとることがあります。
健康・体力面を万全に

272段の階段はかなり急で体力が必要です。体力に自信がない方は無理をせず、途中で休憩を挟みながらゆっくりと上りましょう。特に日中の訪問は暑くなりさらに体力を奪われるので、水分をこまめに摂りながら熱中症対策をしっかり行いましょう。
まとめ
バトゥ洞窟の見どころや行く時の注意事項をご紹介してきました。人気観光スポットでありながら神聖な場所でもあるので、マナーを守りながら素晴らしい体験をしてみてください。