新幹線のグランクラスという座席をご存知でしょうか。グランクラスはグリーン車よりランクが高い、まさに新幹線のファーストクラス。座席の質が良いだけではなく、専用ラウンジの利用や食事などさまざまなサービスを受けられます。この記事では、グランクラスのサービスについて詳しくご紹介をします。

新幹線のファーストクラスは飛行機と違って敷居が低めなのでおすすめだよ!
グランクラスとは?

グランクラスは新幹線で設定されている座席ランクの中で最も高いランクの座席です。今まで新幹線ではグリーン車が上位座席とされていましたが、そのグリーン車よりさらに高いランクとなるのがグランクラスです。まさに新幹線のファーストクラスと言えるでしょう。
グランクラスを利用できる新幹線

グランクラスはどの新幹線にもあるわけではありません。グランクラスは東北新幹線・北海道新幹線・北陸新幹線・上越新幹線に設置されています。JR東日本独自のサービスとなるため、東京より西の東海道新幹線などには設置されていないのでご注意ください。

グランクラスはJR東日本のサービス!
グランクラスの料金

グランクラスの料金は運賃+特急料金+特別料金(グランクラス料金)で構成されています。さらに特別料金(グランクラス料金)の設定には2パターンがあり、専任グランクラスアテンダントが乗車して食事やドリンクなど各種サービスを提供するのがグランクラス(A)、専任グランクラスアテンダントが乗車せず車内サービス提供もないのがグランクラス(B)です。それぞれ100kmごとに料金設定されています。
グランクラス(A)とグランクラス(B)の料金の違いはこちらです。
営業キロ | 100kmまで | 200kmまで | 300kmまで | 400kmまで |
---|---|---|---|---|
グランクラス(A) | 6,540円 | 8,040円 | 9,430円 | 9,430円 |
グランクラス(B) | 4,450円 | 5,950円 | 7,340円 | 7,340円 |
グランクラス(A)とグランクラス(B)はJR時刻表に記載のグランクラスマークで判別できます。黒塗りのグランクラスマークであればグランクラス(A)、白抜きのグランクラスマークであればグランクラス(B)であることを示しています。
主要区間のグランクラス料金を見てみましょう。この金額が普通車で新幹線に乗る時の料金に加算されることになります。飛行機のファーストクラスだと路線によっては100万円を超えるなど桁違いの金額になってきますが、新幹線のファーストクラスであるグランクラスであれば飛行機に比べて低コストで気軽に乗車できます。(2022年6月時点の情報です。)
区間 | グランクラス(A) | グランクラス(B) |
---|---|---|
東京~金沢 | 設定なし | 11,190円 |
東京~新函館北斗 | 17,780円 | 13,600円 |
グランクラスの座席の特徴

グランクラスの車両は18席のみで構成されているまさにプライベート空間。横に3列並んでおり、1列・通路・2列の並びになっています。普通車は通常2列・通路・3列の構成で合計65~100席あることを比較すると、グランクラスがいかにゆとりがあって、1席1席の空間が広いことがわかります。
グランクラスの車両自体も他の車両と異なり、本革・ウール・木材などを利用し、より上質なインテリアに彩られています。座席は人間工学に基づいた座り心地を徹底追求した設計のため、長時間座っても疲れにくく快適に過ごせる仕様になっています。
さらに手元のコントロールパネルで最大45度までリクライニングが可能です。バックシェルタイプになっているので、リクライニングを倒しても後ろの席に影響がなく、気兼ねなくリクライニングを利用して寛げます。各座席にデスクライトが設置されているため、読書や仕事も快適にできます。
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グランクラスのおすすめサービス①:ラウンジ利用
グランクラスに乗ると利用できるラウンジがあるのをご存知でしょうか。航空会社のラウンジはよく聞きますが、新幹線のラウンジはあまり聞きなれないですよね。そこはやはり新幹線のファーストクラス。航空会社のようにグランクラス乗車の方専用のラウンジが設けられています。
ビューゴールドラウンジとは
「ビューゴールドラウンジ」という名称で、JR東京駅に設置されています。グランクラス利用者、その同伴者の他ビューゴールド会員の方も利用可能です。同伴者の方が利用する場合は別途3,300円またはビューゴールドラウンジご利用券が必要となります。
ステータスを象徴するプレミアムな作りになっており、東京駅の歴史も感じられる落ち着いたデザインになっています。座席数は34席ですが、混み合って利用できないということはあまり起こっていないようです。乗車時間の90分前より利用でき、営業時間は8:00~18:00、年中無休で利用できます。
ビューゴールドラウンジのサービス
コーヒー・紅茶・ソフトドリンク類の飲み物、無料のお菓子の用意があります。無線LANがあるので仕事もできて、新聞や旅行雑誌も用意しているので、思い思いのひと時を過ごせます。大きな荷物はクロークで預かってもらえるので、ラウンジスペースも広々としています。
ビューゴールドラウンジの場所
ビューゴールドラウンジはJR東京駅1階の八重洲中央口の前にあります。改札外にあるため、東京駅から乗車する際に早めに来て利用したり、乗継に時間がある時に利用したりするのがおすすめです。
グランクラスのおすすめサービス②:専任グランクラスアテンダント

グランクラス(A)の料金を選択すると、専任グランクラスアテンダントが乗車して、快適な新幹線の旅のお手伝いをしてくれます。フライトアテンダントの新幹線バージョンとイメージするとわかりやすいでしょう。
普通車だと車内販売のワゴンが回ってきますが、グランクラスは車内販売のワゴンが回ってこない代わりに、専任グランクラスアテンダントが食事や飲み物を運んできてくれます。追加で欲しいものがある時はグランクラスアテンダントに声をかけるとすぐに対応してくれます。新聞や雑誌の貸し出しやアメニティの提供についてもグランクラスアテンダントにお願いしましょう。
グランクラスのおすすめサービス③:軽食・ドリンクの提供
グランクラスでは季節に合わせた軽食と飲み物を提供しています。軽食・飲み物のサービスを受けるためには、グランクラス(A)を選択する必要があるのでご注意ください。
グランクラスの軽食
軽食と言っても通常の一食分として満足できるボリューム感と華やかさに溢れています。洋食と和食から選択ができ、和食は高級和食会席料理屋の「分とく山」の料理長が監修しているため、味も折り紙付きです。洋食は「DEAN & DELUCA」がプロデュースした見た目にもおしゃれな食欲をそそるメニューを用意しています。
グランクラスのドリンク
ドリンクは各種アルコール・ソフトドリンクを提供しており、ラインナップ豊富です。特にアルコール類にはこだわりを持っており、厳選された銘柄のワイン・日本酒・ウィスキーなどを提供しています。ワインは日本固有のぶどうであるマスカット・ベーリーAに着目し、高品質なマスカットを厳選して醸造したワインを提供しています。
グランクラスのおすすめサービス④:アメニティの提供

グランクラス車内では各種アメニティも完備しており、快適に過ごせるようになっています。スリッパは各座席に事前に装備されており、靴ベラ・アイマスク・ブランケットはグランクラスアテンダントにお願いすると提供してもらえます。さらにブランケット以外はそのまま持ち帰りできます。
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まとめ
グランクラスは新幹線のファーストクラスとしてさまざまなサービスが受けられ、且つ料金も飛行機に比べるとかなりお手頃です。新幹線の乗車自体も旅の思い出の一つ。たまにはワンランク上の新幹線タイムを過ごしてみてはいかがでしょうか。