ソウルにある梨花洞壁画村というSNS映えスポットをご存知でしょうか。建物の壁にさまざまな芸術作品が描かれており、路上美術館とも呼ばれている人気スポットです。芸術作品は町中に点在しているので回り方にコツがいります。実際に見学してきてベストな歩き方を見つけたのでご紹介します。
梨花洞壁画村とは?
梨花洞壁画村はソウルの大学路にあるストリートアートの街です。街の中の建物の至るところに壁画が描かれており、路上美術館とも言われています。壁画の数は約50点もあり、美しい風景画や人物画、世界的にも有名な絵画など多彩な作品を歩きながら見て楽しめます。
アートと韓国らしい街並みが調和した独特な空間で、人気の観光スポットになっているとともにSNS映えスポットとしても有名です。
梨花洞壁画村へのアクセス
梨花洞壁画村は「村」という言い方がされていますが、ソウルの中心部にあるのでアクセスに困ることはありません。演劇の街とも呼ばれる大学路エリアにあります。アクセスするには地下鉄4号線「恵化」駅を利用するのがベストです。2番出口を出て徒歩15分ほどで到着します。東大門からも徒歩圏内です。
韓国のパッケージツアーは海外ツアーを豊富に取り扱っているHIS(エイチ・アイ・エス)がおすすめです。安いツアーが非常に多いので、韓国で楽しむための予算をしっかり残せます!
梨花洞壁画村のベストな歩き方
梨花洞壁画村は今も人々が住んでいる街で、梨花洞壁画村というテーマパークの中にあるわけではありません。壁画も至るところに点在しているので、やみくもに歩くとあまり壁画を見られず、坂や階段が多いだけにただただ疲れてしまうことも。実際に見学してみてベストだと感じたルートをご紹介するので参考にしてみてください。
恵化駅2番出口から駱山公園を目指す
恵化駅の2番出口を出たら直進して、マロニエ公園の横を左折し、駱山公園に向かって進みます。だんだん坂が急になっていき、最後の駱山公園に到着するまでの坂が最も急なので頑張りましょう。
マロニエ公園は韓国ドラマの人気ロケ地
途中通り過ぎるマロニエ公園は韓国ドラマの人気ロケ地としても知られており、若者が集まる憩いの場になっています。マロニエ公園の中を通り抜けて行くこともできるので、少し立ち寄って休憩してみてもいいでしょう。
- 「二十五、二十一」(2022年)
- ヒドとユリムが黄色い花を持って合う約束をした場所
- 「愛していると言ってくれ」(2023年)
- ジヌとモウンがコンサートを見に行く約束をした夜にやっと出会えた場所。
駱山公園自体も観光スポットになっていて、特に最近は夜景スポットとして人気です。駱山公園を訪れる夜景ツアーも催行しているので、昼は梨花洞壁画村で夜は駱山公園というのも良いですよ!
駱山公園に沿って南下
駱山公園の入口に着いたらそこからは駱山公園の脇を南に向かって進みます。アップダウンは一旦なくなるので、標高の高い場所から下を見下ろしながら歩きましょう。
韓国らしい昔ながらの路地
最も高い場所に来たので、路地の階段を上から見ると韓国らしい街並みが見られます。坂の多い街として知られていますが、このように階段の横に住居がひしめき合っている様子は至るところで見られます。
だんだん壁画が増えてくる
途中からだんだんと壁画作品が見られ始めます。気に入った作品はしっかり写真に収めながら進みましょう。
有名壁画の路地を散策
真っすぐ直進すると壁画がだんだん増えてきて、梨花洞壁画村のメインエリアに入ってきます。路地にある階段を上りながら見学をして、また別の階段で降りてくるというルートです。
路地の階段を上る
「I♥SEOUL」の壁画を掲げた売店が右側に見えたら、左側に登り階段があるので、そこを登っていきます。ここからは階段移動が多く大変ですが、壁画のメインエリアと言える場所なので必見です。
また、このエリアに入ると至るところに「静かにしましょう」という看板が掛けられています。なぜなら住宅密集地だからです。住んでいる方の迷惑にならないよう静かに見学しましょう。
有名壁画が目白押し
バラエティに富んだ壁画の連続なので、見逃さないように歩きましょう。
壁画と合わせて韓国らしい路地や昔ながらの住宅も非常に趣があるので、ノスタルジックな雰囲気に浸れます。階段を上り切ったところにはカフェが何店舗かあるので、カフェに入って階段の疲れを癒すのもおすすめです。
歴史的な城郭も見られる
階段を上り最も高い道に行くと隣に駱山城郭道の城郭が見られます。14世紀に出来た城廊で、韓国の歴史を感じられる建造物なので合わせて見学してみてください。
階段を降りると有名な「天使の羽」壁画
階段を降り切ったところにあるのが有名な「天使の羽」の壁画です。天使の羽は最近世界中いろいろな場所にあり人気ですが、梨花洞壁画村にもしっかりあります。羽の間に立って記念写真を撮りましょう。
駱山城郭道を歩くツアーも催行されているので、興味のある方は参加してみてください。韓国らしい城郭をじっくり味わえますよ。
韓国ドラマで人気!梨花カタツムリの道
階段を降りて天使の羽の壁画で写真を撮ったら左へ進みます。少し進むとぐるっと回り込むループ状の橋が見えてきて、ここからは下り坂に変わります。道なりに下って行くと大通りの大学路に出るので、ここで梨花洞壁画村の見学としては終了です。
梨花カタツムリの道の壁画
ループ状の橋はその形状から梨花カタツムリの道とも呼ばれています。その橋の下には壁画があり、この壁画も非常に有名です。なぜ有名かというと韓国ドラマのロケ地として非常に多く利用されているからでしょう。韓国ドラマ好きなら一度は見たことのある風景かと思います。
- 「愛していると言ってくれ」(2023年)
- ジヌとモウムが2人で歩いた道
- 「ワンダフルワールド」(2024年)
- ソンニュルの自宅の前の道
- 「生まれ変わってもよろしく」(2023年)
- 幼いジウムがエギョンの店に行くために走った道
東大門方面へ向かって歩く
坂を降り切ると大学路の大通りに出ます。ここを右に進むと出発地点の恵化駅に行きますが、同じ場所だとつまらないので、左に進んで東大門を目指してみます。
東大門城郭公園でひと休み
東大門駅に近づいていくと東大門城郭公園が左手に見えてきます。散策したりベンチで休んだりできるようになっているので、少し最後に休憩しながら間近に見える東大門を見学しましょう。
東大門スーパーパスはウェルカムギフト・ショッピング割引・飲食店などの限定割引特典を提供するお得なバウチャーチケット。東大門でショッピング三昧な過ごし方をしたい方におすすめです。
梨花洞壁画村見学のおすすめ時間帯
梨花洞壁画村を見学するのにおすすめの時間帯は午前中の早い時間です。私は朝の9時から見学を始めましたが、観光客がほとんどいなかったのでゆっくり見て回れて、写真も思う存分撮れました。午後になると観光客が増えてくるので、どうしても写真撮影待ちの時間が発生します。
また、梨花洞壁画村の見学を楽しみにしている方は、一日の最初に行くのがベストです。梨花洞壁画村の見学は急坂や階段が非常に多いのでとにかく疲れます。他の観光をしてきた後に行くと、疲れてしまって見学しきれない可能性が高いです。体力に余裕がある最初に行くことでしっかり見学できますよ。
梨花洞壁画村見学の所要時間
見学にかかる所要時間はどのくらいじっくり見学したいかで変わってきますが、今回ご紹介したルートでしっかり回るのであれば2~3時間ほど見ておくとよいでしょう。
梨花洞壁画村へ行く時の注意事項
梨花洞壁画村に行くうえでいくつか注意事項があるのでまとめておきます。
- 静かに見学する
- 先にも触れたように住民がいる場所の見学なので迷惑にならないように静かに見学する必要があります。興奮して騒がないよう注意しましょう。
- 歩きやすい服装と靴で
- 坂道や階段が非常に多いので歩きやすい格好で行きましょう。特に靴が重要でヒール靴やサンダルは不向き。スニーカーがベストです。
- 事前に地図をチェックしておく
- 街の散策になるので決められた見学ルートがあるわけではありません。路地も多く迷いやすいので、事前に地図をチェックしておおよそのルートを把握しておくとよいでしょう。
東大門エリアの宿泊がおすすめ
梨花洞壁画村をしっかり観光したいなら東大門エリアの宿泊がおすすめです。東大門エリアは梨花洞壁画村から徒歩圏内にあるためアクセスしやすいのが特徴です。
JWマリオット東大門スクエアソウル
JWマリオット東大門スクエアソウルは梨花洞壁画村を見学した後に東大門方面へ歩いてきた終着点の東大門城郭公園の向かいにあるので、梨花洞壁画村との相性抜群です。東大門のナイトショッピングにもすぐに出かけられるので、観光やショッピングの拠点にピッタリです。
言わずと知れたマリオットブランドの高級ホテルで、韓国の伝統美と快適性が共存しています。客室の大きな窓からはソウルの景色が一望できます。バスタブも独立しているので、ゆっくり旅の疲れを癒しながらリラックスできます。
まとめ
梨花洞壁画村のベストな歩き方を解説してきました。多彩な壁画をたくさん写真に収めてみてくださいね。