出雲大社は伊勢神宮と並んで日本の2大神社に数えられており、一年中多くの参拝客が国内外から訪れます。出雲大社への観光ツアーでは真っ先に出雲大社へ行きがちですが、出雲大社へ行く前に稲佐の浜へ立ち寄るのがおすすめなのをご存知でしょうか。この記事では稲佐の浜に立ち寄るべき理由や出雲大社参拝にかかる所要時間をご紹介していきます。

稲佐の浜から出雲大社参拝を始めてみよう!
出雲大社ってどんな神社?

出雲大社は島根県にある縁結びで有名な神社です。出雲大社は正式には「いずものおおやしろ」と読み、日本の神社の頂点に立ちます。御祭神は大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)で、「だいこく様」として親しまれている神様です。
出雲大社の創建については日本最古の歴史書「古事記」で語られているほどの古社で、大国主大神が高天原の天照大神(あまてらすおおみかみ)に国を譲られたときに造られた宮殿が出雲大社の始まりと言われています。
因幡の素兎(いなばのしろうさぎ)の神話
大国主大神は「因幡の素兎(いなばのしろうさぎ)」の神話で有名です。サメに全身の皮を剥かれた白ウサギが大国主大神の兄達から「海水に浸かり風に当たれば治る」と教えられたため、その通りにしたところ傷は悪化してしまいました。
白ウサギが痛くて泣いているところに遅れてやってきた大国主大神が「真水で塩を洗って蒲(がま)の穂に包まれると良い」と教えると白ウサギの傷が癒えたと言います。大国主大神は出雲王朝を繁栄させ、多くの女神と結婚して多くの子供をもうけたことが縁結びの神様と言われるようになった一つの由縁です。

出雲大社にはガイドツアーがあります。ガイドの方と解説してもらいながら巡ることで、より出雲大社について理解が深まります。こちらからチェックしてみてください!
出雲大社へ行く前に立ち寄るべき稲佐の浜とは?

出雲大社から2kmほど離れた海沿いに稲佐の浜があります。稲佐の浜は日本各地から800万の神々が降臨する神聖な場所とされており、旧暦の10月10日には神々を迎える「神迎祭(かみむかえさい)」が執り行われています。
海岸に突如として現れる大きな岩「弁天岩」には小さな鳥居と社が建てられており、豊玉毘古命(とよたまひこのみこと)が祀られています。必見の観光ポイントなのでチェックしてみてください。
稲佐の浜の砂と出雲大社の砂を交換する風習
稲佐の浜の砂を出雲大社に持っていき、境内の「素鵞社(そがのやしろ)」の砂と交換するという風習が昔からあるため、稲佐の浜に先に立ち寄ることをおすすめしています。交換した出雲大社の砂はそのままお守りとして持ち帰れます。
出雲大社に参拝するだけではなく、稲佐の浜の砂との交換をすることでご利益も増すため、小さな瓶やビニール袋を片手にぜひチャレンジしてみてください。
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出雲大社参拝にかかる所要時間

出雲大社の本殿のみであれば所要時間40~50分ほどあれば回れます。時間があまりとれないときは、出雲大社二の鳥居~拝殿~八足門(本殿)~神楽殿をサクッと回りましょう。
正式な参拝ルートだと所要時間は標準で約1時間30分です。正式な参拝ルートは出雲大社大鳥居~二の鳥居~祓社~拝殿~八足門(本殿)~十九社~素鵞社~神楽殿になります。
出雲大社内をじっくりと回れるのでせっかく行くならこの正式な参拝ルートがおすすめです。稲佐の浜からスタートして砂を置き換え持ち帰りたい場合は、2時間~3時間見ておくと良いでしょう。
- 本殿のみお手軽ルート 所要時間:40~50分
- 出雲大社二の鳥居~拝殿~八足門(本殿)~神楽殿
- 正式参拝ルート 所要時間:1時間30分
- 出雲大社大鳥居~二の鳥居~祓社~拝殿~八足門(本殿)~十九社~素鵞社~神楽殿
- 稲佐の浜スタートコース 所要時間:2~3時間 ★おすすめ!
- 稲佐の浜~出雲大社大鳥居~二の鳥居~祓社~拝殿~八足門(本殿)~十九社~素鵞社<砂交換>~神楽殿
まとめ
稲佐の浜から出雲大社参拝をスタートし、砂を交換し持ち帰る習わしがあることをご紹介しました。日本の頂点の神社でもある出雲大社なので、ぜひ正式なルートで参拝しご利益を授かりたいですね。
出雲大社への旅行での宿泊は、出雲大社から徒歩8分のところにある参拝に便利な宿「天然温泉 大社の湯 いにしえの宿 佳雲」がおすすめです。