香川県琴平町にある金刀比羅宮、通称「こんぴらさん」。長く続く参道の石段で有名な神社ですが、いざ参拝しようと思うと「階段は何段あるの?」「登り切るのに何時間かかる?」と不安になる方も多いはずです。
結論からお伝えすると、本宮までは785段で往復約1時間半、奥社までは1,368段で往復約3時間。段数だけ聞くと尻込みしてしまいますが、参道にはお土産店や讃岐うどん店、500段目には資生堂パーラーのカフェ「神椿」もあり、楽しみながら登れる工夫が随所にあります。
この記事では、元旅行会社スタッフの視点から、こんぴらさんの階段の段数・所要時間・服装・駕籠サービス・無理なく登るコツまで、2026年最新情報をまとめました。
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こんぴらさん階段の3秒結論早見表

初めて訪れる方が知っておきたいポイントを、まずは早見表で確認しましょう。「自分はどこまで登るべき?」がひと目でわかります。
【3秒で結論】
- 本宮までは785段/奥社までは1,368段
- 所要時間:本宮往復約1時間半/奥社往復約3時間
- 体力に自信がない方は本宮ゴールでOK
- 健脚・登山経験者は奥社チャレンジ可
- 早朝7〜9時の参拝が暑さ・混雑回避にベスト
| 目的 | おすすめゴール | 所要時間(往復) | 難易度 |
|---|---|---|---|
| 初参拝・体力に自信なし | 本宮(785段) | 約1時間半 | ★★☆☆☆ |
| 標準的な観光ペース | 本宮+神椿カフェ | 約2時間半 | ★★★☆☆ |
| しっかり満喫したい | 奥社(1,368段) | 約3時間 | ★★★★☆ |
| 山登り感覚で挑戦 | 奥社+神椿+うどん | 約4〜5時間 | ★★★★★ |
ほとんどの参拝者は本宮までで折り返します。まずは本宮を目標にして、余力があれば奥社に進むのが無理のない計画です。
金刀比羅宮の基本情報

参拝計画に必要な基本情報を表でまとめました。所在地や参拝時間を把握しておくと、当日スムーズに動けます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 金刀比羅宮(ことひらぐう) |
| 愛称 | こんぴらさん・金毘羅さん |
| 所在地 | 香川県仲多度郡琴平町892-1 |
| 参拝時間 | 本宮 6:00〜18:00(季節変動あり) |
| 入場料 | 無料 |
| ご利益 | 五穀豊穣・大漁祈願・商売繁盛・交通安全 |
| 御祭神 | 大物主神・崇徳天皇 |
| 公式サイト | https://www.konpira.or.jp/ |
こんぴらさんは全国に約600社ある金刀比羅神社・琴平神社の総本宮です。江戸時代には「一生に一度はこんぴら参り」と全国から参拝者が集まり、伊勢神宮と並ぶ庶民の憧れの聖地でした。象頭山の中腹に建つ立地から、長い石段が参道のシンボルとなっています。
階段は何段?本宮と奥社の違い

こんぴらさんの階段は目的地によって段数が変わります。本宮までと奥社までの違いを整理しました。
本宮までは785段
参道入口から本宮までは785段あります。前半の大門(365段)までは比較的緩やかな階段で、参道の両脇にお土産店や讃岐うどん店が並ぶため、景色や雰囲気を楽しみながら登れます。
大門を過ぎると神域に入り、桜馬場・賢木門・旭社などの見どころが続きます。後半は急な階段が多くなりますが、ペース配分を意識すれば初心者でも十分到達可能です。本宮からは讃岐平野の景色が一望でき、登り切った達成感は格別です。
奥社までは1,368段
本宮の右側参道から、さらに山中を進むと奥社(厳魂神社)に到着します。本宮からさらに583段、合計1,368段を登ることになります。
奥社までの参道は本宮までの道とは雰囲気が一変し、山登りの心構えで臨むエリアです。階段は整備されていますが急勾配の区間が続き、すれ違う参拝者も少なくなります。標高421m地点にある奥社からの眺望は素晴らしく、達成感は本宮の比ではありません。
段数別の主要ポイント表
各段数のチェックポイントを把握しておくと、現在地が分かりやすく登りのモチベーションが保てます。
| 段数 | スポット | 特徴 |
|---|---|---|
| 1段目 | 表参道入口 | スタート地点・お土産店が並ぶ |
| 113段目 | 一の坂鳥居 | 最初の鳥居・記念撮影スポット |
| 365段目 | 大門 | 神域の入口・小休止に最適 |
| 500段目 | 神椿(資生堂パーラー) | カフェで休憩・パフェが名物 |
| 628段目 | 旭社 | 重要文化財・荘厳な社殿 |
| 785段目 | 本宮 | メインの参拝所・絶景ポイント |
| 1,368段目 | 奥社(厳魂神社) | 最終ゴール・標高421m |
各段数には案内表示があるので、「あと○段」と数えながら登ると気分が紛れます。
所要時間の目安と時間配分

自分のペースに合った時間配分を知っておくと、無理なく参拝できます。立ち寄りスポットも考慮した時間目安を整理しました。
| 区間 | 片道 | 往復 |
|---|---|---|
| 表参道→本宮 | 約40〜45分 | 約1時間半 |
| 本宮→奥社 | 約40〜45分 | 約1時間半 |
| 表参道→奥社 | 約90分 | 約3時間 |
ただし、これは休憩や立ち寄りなしの目安です。実際には参道で写真を撮ったり、お土産店を覗いたり、神椿カフェで一息ついたりと、楽しみながら登るのが一般的です。
【立ち寄り時間の加算ガイド】
- 神椿カフェで休憩 → +約1時間
- 参道のお土産店巡り → +約30分
- 本宮でゆっくり参拝・写真撮影 → +約20分
- 旭社の見学 → +約15分
これらを加えると、本宮ゴールで約2.5時間、奥社ゴールで約4.5時間を見ておくと余裕を持って楽しめます。フライトや新幹線の時間が決まっている方は、逆算してスタート時刻を決めるのがおすすめです。
無理なく登るための7つのコツ

ちょっとした工夫で、体力に自信がない方でも快適に登れます。元旅行会社スタッフ視点で、参拝者から好評だったコツを7つ紹介します。
- 早朝7〜9時に登り始める
- 夏場の暑さを避けられ、混雑前の静かな参道を楽しめます。日中の真夏は熱中症リスクが高いので特におすすめです。
- 100段ごとに小休止する
- ペースを一定に保つと疲れにくくなります。段数表示が目安になるので、無理せず立ち止まりましょう。
- 大門(365段)でひと休み
- 前半の節目。ここで水分補給と深呼吸をすると後半が楽になります。
- 500段目の神椿でエネルギーチャージ
- ちょうど中間地点。冷たいパフェや温かいコーヒーで疲れをリセットできます。
- 下りは手すりを使い膝を守る
- 登りより下りの方が膝への負担が大きいので、手すりを使ってゆっくり降りましょう。
- 杖(無料貸出あり)を活用する
- 参道入口のお土産店で竹の杖を無料で貸し出しています。返却は同じお店または近隣の店でOKです。
- 景色を楽しむ余裕を持つ
- 急がず、参道の風景や讃岐平野の眺望を楽しみながら登るのが結局一番疲れません。
特に夏場は早朝スタート+こまめな水分補給が必須です。真夏の日中(11〜15時)は熱中症リスクが高いため避けるのが賢明です。
服装・持ち物チェックリスト

動きやすい服装と必要最低限の持ち物で、快適に登れます。当日後悔しないために、出発前に確認しておきましょう。
服装のポイント
- 歩きやすいスニーカー必須(ヒール・サンダル・革靴はNG)
- 夏は速乾Tシャツ+帽子で熱中症対策
- 冬は脱ぎ着しやすい上着を重ね着
- 春秋は朝晩冷えるので薄手の羽織りもの
- 動きやすいパンツスタイルがベスト
持ち物チェックリスト
| カテゴリ | アイテム | 備考 |
|---|---|---|
| 必須 | 飲み物(500ml以上) | 自販機もあるが事前準備が安心 |
| 必須 | タオル | 汗拭き・夏は冷感タオルも◎ |
| 必須 | 小銭 | お賽銭・お守り購入用 |
| 必須 | 歩きやすい靴 | スニーカー推奨 |
| あると便利 | 雨具(折り畳み傘) | 山の天気は変わりやすい |
| あると便利 | カメラ・スマホ | 絶景ポイント多数 |
| あると便利 | リュック | 両手が空いて安全 |
| 夏 | 日焼け止め・帽子 | 木陰が少ない区間あり |
| 夏 | 虫除けスプレー | 奥社方面で活躍 |
| 冬 | 手袋・カイロ | 手すりが冷たい |
ベストシーズン早見表
| 季節 | おすすめ度 | ポイント |
|---|---|---|
| 春(3〜5月) | ★★★★★ | 桜馬場の桜が見事・気候も最適 |
| 夏(6〜8月) | ★★☆☆☆ | 早朝必須・日中は熱中症リスク |
| 秋(9〜11月) | ★★★★★ | 紅葉が美しく気温も快適 |
| 冬(12〜2月) | ★★★☆☆ | 防寒必須・凍結時は要注意 |
桜と紅葉の時期は混雑するので、ハイシーズンに行くなら早朝7時台のスタートが断然おすすめです。
階段が不安な方への駕籠サービス

階段を登るのが不安な方には、伝統の駕籠サービスという選択肢もあります。江戸時代から続くこんぴらさんの名物のひとつです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 利用区間 | 参道入口〜大門(365段) |
| 料金目安 | 上り 約6,800円/下り 約5,300円/往復 約7,800円 |
| 運行時間 | 概ね9:00〜17:00(季節・天候により変動) |
| 申込場所 | 参道入口の駕籠待機所 |
| 定休日 | 雨天・荒天時は運休 |
注意点として、駕籠は大門(365段)までの利用となり、それから先は徒歩で本宮を目指すことになります。本宮までの残り420段は自力で登る必要がある点を理解した上で利用しましょう。
料金や運行状況は変動する可能性があるため、最新情報は金刀比羅宮公式サイトまたは現地で必ず確認してください。担ぎ手さんの数にも限りがあるため、繁忙期は待ち時間が発生することもあります。
500段目の名物カフェ「神椿」

ちょうど500段目にある資生堂パーラー運営のカフェで、休憩しながら名物パフェを楽しめます。階段途中の貴重なオアシスです。
森の中に佇むオープンテラスのカフェは、銀座「資生堂パーラー」が手がけるだけあって雰囲気もメニューも本格派。階段を登り続けて疲れた体に、冷たいパフェや温かいコーヒーが最高のご褒美になります。
【人気メニュー】
- 神椿パフェ(約1,500円)
- 看板メニュー・季節のフルーツとアイスの絶妙な組み合わせ
- 香川県産フルーツパフェ(季節限定)
- 旬のいちご・桃などを贅沢に使用
- コーヒー・紅茶セット
- 焼き菓子付きで小休憩にぴったり
- レストランのコース料理(要予約)
- 資生堂パーラー伝統の洋食
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 営業時間 | 9:00〜17:00(カフェ)/11:00〜14:30(レストラン) |
| 定休日 | 不定休(公式サイトで要確認) |
| 予約 | カフェは不要/レストランは要予約 |
| 立地 | 表参道500段目 |
土日祝の11〜14時は混雑しやすく、席待ちが発生することも。平日訪問または開店直後の9〜10時を狙うとゆったり過ごせます。営業情報は変更されることがあるため、訪問前に公式サイトでの確認をおすすめします。
恒例イベント「こんぴら石段マラソン」

毎年10月に開催される、完走を目指す参加型イベントです。観光と運動を兼ねた琴平町ならではのお祭りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催時期 | 毎年10月の日曜日(年により変動) |
| コース | 表参道→本宮(785段)の往復 |
| 目的 | 速さを競うのではなく完走が目標 |
| 参加特典 | 讃岐うどん振る舞い・お守り・琴参閣温泉入浴 |
| 申込 | 公式サイトから事前エントリー |
ゴールすると参加者全員に讃岐うどんが振る舞われ、こんぴらさんのお守りが配布されます。さらに琴参閣での温泉入浴サービスもあり、旅行の記念にぴったりのイベントです。
最新の開催日程・参加費・定員は毎年変動するため、参加を検討される方は金刀比羅宮または琴平町観光協会の公式発表を必ずご確認ください。
こんぴらさんへのアクセス

主要都市からのアクセス方法を整理しました。電車・車それぞれのルートと所要時間を確認できます。
電車でのアクセス
| 最寄り駅 | 参道入口まで |
|---|---|
| JR土讃線 琴平駅 | 徒歩約20分 |
| 高松琴平電鉄 琴電琴平駅 | 徒歩約15分 |
JR琴平駅・琴電琴平駅のいずれも、駅から参道入口まで土産物店が並ぶ街並みを楽しみながら歩けます。
車でのアクセス
- 高松自動車道「善通寺IC」から約15分
- 駐車場:参道周辺に民間駐車場多数(1日500〜700円程度)
- 繁忙期(GW・お盆・年末年始)は駐車場が満車になりやすい
主要都市からの所要時間
| 出発地 | ルート | 所要時間 |
|---|---|---|
| 高松 | JR快速で琴平駅 | 約1時間 |
| 岡山 | JR特急南風で琴平駅 | 約55分 |
| 大阪 | 新幹線→岡山→特急南風 | 約3時間 |
| 東京 | 新幹線→岡山→特急南風 | 約5時間 |
| 名古屋 | 新幹線→岡山→特急南風 | 約3時間40分 |
こんぴらさんへの新幹線+宿泊予約は「日本旅行」のJRセットプランが便利。新幹線と宿を別々に手配するよりお得になることが多く、幅広い価格帯のプランから選べます。
参拝後に楽しむ門前町グルメ

階段を登り切った後のお楽しみ。讃岐うどんと琴平名物を紹介します。参道周辺には魅力的なお店がたくさんあります。
讃岐うどんの名店
| 店名 | 特徴 | 営業時間 |
|---|---|---|
| こんぴらうどん 参道店 | 参道沿い・打ちたて讃岐うどんが定番 | 9:00〜17:00頃 |
| 中野うどん学校 琴平校 | うどん打ち体験もできる人気店 | 9:00〜15:00頃 |
琴平の名物スイーツ・お土産
- 灸まん(きゅうまん)
- こんぴら名物のまんじゅう。お灸の形がユニーク
- 嫁入りおいりソフト
- 香川名物「おいり」をトッピングしたカラフルなソフトクリーム
- 讃岐うどん(土産用)
- 半生・乾麺タイプが人気
参拝で時間が足りずお土産を買い切れなかった場合や、帰宅後にもう一度味わいたいときは、お取り寄せサービスを活用するのもおすすめです。
こんぴら名物の灸まんや讃岐うどんはJTBショッピングでお取り寄せ可能。買い忘れた方や帰宅後に味わいたい方はチェックしてみてください。
よくある質問(FAQ)

こんぴらさん参拝でよく聞かれる疑問にお答えします。事前に不安を解消しておきましょう。
Q1. 子どもは何歳から登れる?
歩き慣れた4〜5歳以上であれば本宮までは登れることが多いです。
ただし全長785段は大人でも疲れる距離なので、抱っこやおんぶになることも想定して計画しましょう。小さなお子様連れの場合は、神椿カフェで休憩を取りながら無理のないペースで進むのがおすすめです。
Q2. 高齢者でも登れる?
膝や腰に不安がない方であれば本宮まで到達可能です。
ペース配分を意識し、こまめに休憩を取れば多くのご年配の方が参拝されています。不安な場合は大門(365段)までの駕籠サービスを利用する選択肢もあります。
Q3. 雨の日でも登れる?
参拝自体は可能ですが、石段が滑りやすくなるため十分な注意が必要です。
雨具を準備し、滑りにくい靴を履きましょう。豪雨や台風の際は安全のため参拝を見合わせ、別日に再訪することをおすすめします。
Q4. ベビーカーや車椅子で参拝できる?
階段が中心の参道のため、ベビーカーや車椅子での参拝は非常に困難です。
抱っこ紐の使用や、大門までの駕籠サービス利用を検討しましょう。バリアフリー参拝の最新状況は金刀比羅宮へ直接問い合わせるのが確実です。
Q5. 所要時間を最短にしたい
最短コースは本宮往復のみで約1時間半です。
立ち寄りなしで休憩も最小限にすれば、お昼に到着して新幹線の時間に間に合わせるといった日帰り計画も可能です。ただし夏場や体力に不安がある方は無理せず時間に余裕を持ちましょう。
Q6. 御朱印はどこでもらえる?
本宮と奥社でそれぞれ御朱印を授与しています。
本宮の御朱印所は本宮社殿の右側、奥社の御朱印所は奥社社殿前にあります。受付時間は概ね参拝時間と同じですが、最新情報は公式サイトでご確認ください。
Q7. 他の有名神社と合わせて回れる?
四国・関西・中国地方の名社と組み合わせる旅程も人気です。参拝旅行をより充実させたい方は、以下の関連記事も参考にしてください。




まとめ|こんぴらさん攻略チェックリスト
最後に、参拝当日に役立つチェックリストでおさらいします。出発前に最終確認しておきましょう。
【こんぴらさん攻略チェックリスト】
- 本宮ゴール(785段)/奥社ゴール(1,368段)の目標を決める
- 歩きやすいスニーカーを用意した
- 飲み物・タオル・小銭を準備した
- 早朝7〜9時のスタートで混雑回避
- 神椿カフェ(500段目)の立ち寄りを検討
- 体力に不安がある方は駕籠サービスを検討
- 参拝後の讃岐うどん店をリサーチ済み
こんぴらさんは段数だけ聞くと不安になりますが、自分のペースで楽しみながら登れば、達成感と絶景が待っている特別な参拝体験ができます。江戸時代から「一生に一度はこんぴら参り」と言われ続けてきた理由が、登り切ったときにきっと分かるはずです。
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