日本から最も近い海外といえば韓国。約2時間30分ほどで行けるので、長期の休暇を取得しなくても週末を利用して旅行できるのが魅力です。さらに時間がない方向けに日帰り旅行はできるのでしょうか。
近いとはいえ海外なので日帰りとなるとさすがに無理そうな気がしますが、実は韓国は日帰りでも旅行できてしまうのです。この記事では、韓国弾丸日帰り旅行をモデルコースを交えながらご紹介します。
かなりハードだけど日帰りで海外行きたい人は必見!
日本から韓国へのフライト
日本からはソウルに近い仁川空港・金浦空港だけではなく、釜山・済州などの地方都市への直行便も就航しています。日本の空港も地方空港も含め多くの空港が韓国と直行便を結んでいます。
利用者の多い成田空港・羽田空港・関西国際空港を例にとってみてみます。
- 韓国の直行便就航空港
- 仁川空港
- 釜山空港
- 大邱空港
- 直行便就航航空会社
- 仁川空港
- ティーウェイ航空・大韓航空・ZIPAIR・アシアナ航空・ジンエアー・エアソウル・エアプサン・チェジュ航空・エアプレミア
- 釜山空港
- エアプサン・大韓航空・チェジュ航空
- 大邱空港
- ティーウェイ航空
- 仁川空港
- フライト時間
- 成田空港⇔仁川空港
- 成田→仁川
- 約2時間25分〜3時間15分
- 仁川→成田
- 約2時間10分〜3時間10分
- 成田→仁川
- 成田空港⇔釜山空港
- 成田→釜山
- 約2時間10分〜2時間40分
- 釜山→成田
- 約2時間〜2時間15分
- 成田→釜山
- 成田空港⇔大邱空港
- 成田→大邱
- 約2時間30分
- 大邱→成田
- 約2時間5分〜2時間20分
- 成田→大邱
- 成田空港⇔仁川空港
成田・羽田は就航航空会社に特徴あり
成田空港は主にLCCを中心に就航しており、羽田空港は日系航空会社を始めとしたフルサービスキャリアの就航となります。
フライト時間は羽田-金浦便が若干短く、さらに金浦空港からソウル市内へのアクセスの良さもアドバンテージになるでしょう。
ただし、価格面でいうとLCCが就航している成田-仁川便が安くなるため、コストを取るか利便性を取るかが決め手になります。
関空はフライト時間が短いのが特徴
関西国際空港はソウル以外の空港にも多く就航しており、LCCや韓国系の航空会社の運航となります。関空の場合、成田・羽田の東京方面よりフライト時間が短いのが特徴です。
1時間30分ほどで韓国に行けてしまうというのは、新幹線で新大阪から東京へ行くより早いことになります。海外がぐっと身近に感じられますね。
韓国弾丸日帰り旅行のモデルコース
韓国へ日帰りで行くモデルコースをご紹介します。弾丸スケジュールとなるのでかなりハードですが、忙しくてなかなか休みの取れない方や週末にふらっと海外を実現したい方にはおすすめです。
体力を消耗することは間違いないので、しっかり体力作りをしておこう!
Klook(クルック)ではオプショナルツアーや各種割引チケットを多数用意しています。事前にチェックしておくとお得に観光を楽しめる可能性大です!こちらからチェックしてみてください!
往路は深夜便を選択しよう
早朝から韓国旅行をスタートさせないと日帰りは難しくなるので、深夜便を利用するのがベストです。
仁川空港からソウル市内へのアクセス改善
ソウルの空港はソウル市内に近い金浦空港を選択すると観光を早く始められるのですが、羽田空港・関西国際空港しか金浦空港への直行便がないので、羽田空港・関西国際空港近郊に住んでいる方でないとやや利用しにくいです。
仁川空港であれば大都市圏の空港だけではなく地方空港への就航しているので選択肢が広がります。仁川空港も空港鉄道A‘REXが開通してからぐっとソウル市内へのアクセスが早くなったので、そこまで金浦空港との差は感じられないでしょう。
2:00 羽田空港発~4:35 仁川空港着
今回は羽田空港2:00発 仁川空港行き大韓航空KE720便を利用するとします。出発の2~3時間前には空港に到着していることが推奨されているので、前日の23:00~24:00には羽田空港に到着するようにしましょう。
フライト時間は短いですが、少しでも体力を蓄えるために機内では仮眠を取るようにしてください。仁川空港には定刻で4:35に到着します。
日帰りなので大きな荷物は持って行かず、時間ロスを防ぐために手荷物預けを行わないようにするのがベストです。仁川空港を出たら早速ソウル市内へ移動しましょう。
羽田空港までの移動はnearMe.Airport(ニアミー エアーポート)を利用するのがおすすめです。nearMe.Airport(ニアミー エアーポート)はホテルや自宅から空港まで定額で移動ができる乗り合いシャトル便。
電車が動いていない時間帯でも片道1,980円~/人という格安料金で利用できるのでとても便利です。
空港鉄道A’REXでソウル市内へ
仁川空港からの空港鉄道A’REXは1時間に1~2本直通列車という急行列車が運行しており、一般列車より15分ほど早いので極力直通列車を利用するのがおすすめです。空港鉄道A’REXの始発が5:15なので、税関・入国手続きを終えて出てくるとちょうど動き始めている頃です。
仁川空港第1ターミナル駅を5:23に出発する直通列車に乗車すると、ソウル駅には6:07に到着します。ソウル駅から明洞へは地下鉄4号線に乗り換えて約4分で到着します。
空港鉄道A’REXは事前に日本から予約・座席指定までできちゃいます。しかもお得な料金で購入できるのでおすすめです。こちらからチェックしてみてください!
6:15 ソウル路7017を散策
ソウル駅の北側に広がる遊歩道のソウル路7017を散策してみましょう。元々1970年に作られたソウル駅の東西を結ぶ陸橋でしたが、2017年にリニューアルされ、ソウル路7017として生まれ変わりました。現在は、周辺のホテルや地下鉄駅などと連結しており、観光スポットにも歩いて行けるようになっています。
歩道上には記念品ショップやイベントスペース・カフェなどがあります。歩道からの見晴らしも良く、絶好の撮影スポットとしても人気です。ぶらぶら歩きながら明洞方面へ向かいます。
7:00 明洞でキンパの朝食!
早朝なので開いていないお店もたくさんありますが、24時間営業の美味しいお店もあります。韓国といえばキンパ(韓国式海苔巻き)が有名ですよね。キンパ天国明洞本店は韓国では有名なキンパチェーン店で、明洞本店は明洞駅前の好立地にあります。
本場の美味しいキンパが安く食べられます。キンパの気分じゃないという方にもキンパ以外の冷麺やキムチチゲなどもあるので安心です。
7:30 明洞のチムジルバンでリラックス
チムジルバンは韓国式サウナのこと。韓国ドラマなどで登場することも多いので見たことある方もいるのではないでしょうか。ソウルの街が目覚めるまでまだ少し時間があるので、24時間営業のチムジルバンでリラックスして体力を養うのがおすすめです。
好みのメニューをチョイスしよう!
サウナと言ってもよもぎ蒸し・黄土汗蒸幕・火汗蒸幕などいろいろな種類があり、それぞれサウナの温度も効能も異なるので、自分に合いそうなチムジルバンを探して行ってみましょう。冷え性改善・デトックス効果・ストレス解消などさまざまな良い効果を体験できます。
サウナで温まるだけではなく、あかすりやフェイシャルエステ・マッサージも一緒に受けられるチムジルバンもたくさんあるので、せっかくならフルコースで体験してみましょう。
韓国の伝統的なサウナの汗蒸幕。汗をたっぷりかいた後にアカスリをするという最高のデトックスを体験できます。汗蒸幕・アカスリをしてみたい方はこちらをチェックしてみてください!
10:00 明洞エリア散策~韓国グルメランチ
10:00にもなるとほとんどの明洞のお店がオープンしています。明洞エリアはソウルの流行発信地。ソウルに来て行かない人はいないエリアです。
最新の韓国グルメやコスメなど丸ごと楽しめる繁華街なので、ぶらぶら散歩を楽しんでみましょう。屋台もたくさん並んでいるので韓国らしい雰囲気も味わえます。オリーブヤングをはじめとした韓国コスメショップも連日多くの人で賑わっています。
徒歩圏内に韓国最大級のロッテ免税店があるので、免税でブランド品ショッピングも一緒に楽しめます。
明洞ならランチも選び放題!
ランチができるお店もたくさんあるので、ランチは明洞で済ませましょう。定番のサムギョプサルやビビンバ・冷麺から最新のチーズタッカルビまでありとあらゆる韓国グルメがあるので必ず食べたいものが見つかるはずです。
ユガネタッカルビは韓国で大人気のタッカルビチェーン店です。ベーシックなタッカルビからハーフ&ハーフタッカルビ・炭火タッカルビまでタッカルビのラインナップが豊富です。
タッカルビが食べたいなら”ユガネ”で間違いなしです。事前にお食事プランを予約できるので、こちらからチェックしてみてください!
12:00 ソウルの台所「南大門市場」
南大門市場へは明洞エリアから歩いて15分ほどで移動できます。南大門市場はソウルで最も古い市場で、お土産や食品・衣料品・工芸品などたくさんの店舗がひしめきあっています。ソウルの活気を感じられる市場で、ソウル観光では欠かせないスポットです。
13:15 恋人たちの聖地「Nソウルタワー」
南大門市場から歩いて15分ほどでNソウルタワーへ行けます。Nソウルタワーは南山の山頂にそびえ立つタワーで、ソウルのランドマークになっています。
2005年の大リニューアルを経て、「南山ソウルタワー」から「Nソウルタワー」に生まれ変わりました。タワー自体の高さは236mですが、243mの南山の頂上にあるので海抜479mの展望台からソウル市内を一望できます。
カップルにおすすめのスポットも
Nテラスにある愛の南京錠はNソウルタワーの名物です。南京錠はNタワー1階のギフトショップで販売しているので、カップル・夫婦で南京錠をかけてみてはいかがでしょうか。
15:00 韓国を代表する古宮「景福宮」
Nソウルタワーから明洞駅まで徒歩で戻ります。地下鉄4号線に乗り、隣駅の忠武路駅で地下鉄3号線に乗り換え、景福宮駅で下車すると景福宮へ到着します。Nソウルタワーからの移動時間はトータルで約30分ほどです。
景福宮は韓国を代表する古宮のひとつで、朝鮮時代(1392~1910年)の正宮として、王の政治や生活の場として利用されていました。韓国時代劇ドラマでも使用されることが多く、昔の韓国を感じられる貴重な場所です。
景福宮の正門として創建された光化門も合わせて見ておきたいスポットです。光化門・興礼門の広場では朝鮮時代の守門軍の交代儀式を再現した王宮守門将交代儀式が行われておりこれも必見です。火曜日を除く毎日10:00~16:00の間の毎時00分に行われています。
景福宮を韓服を着て巡るのが流行っているのをご存知でしょうか。韓国時代劇のヒロインになった気分で古宮を闊歩できるというのが若い方を中心に人気を集めています。
韓服はお手軽にレンタルできるので手ぶらでOKです。こちらからチェックしてみてください!
16:00 伝統家屋を見学「北村韓屋村」
景福宮から歩いて15分ほどで北村韓屋村へ行けるのでぜひ立ち寄ってみましょう。北村韓屋村は朝鮮王朝時代から続く韓国の伝統的な家屋が密集しているエリアです。
家屋自体は主に民家やゲストハウスになっていますが、最近はカフェやレストランも増えています。日本では見られない町並みなのでとても貴重ですよ。
北村韓屋村には世界に1つだけのオリジナル香水作りができる施設があります。香りの元となる精油は30種類以上を用意。お好みの香りをブレンドしましょう。
北村韓屋村観光と合わせて楽しめるので、こちらからチェックしてみてください!
復路は夜遅い便を選択!
北村韓屋村の見学が終了したら、仁川空港に向けて移動を開始します。帰りも空港鉄道A’REXの直通列車を利用しましょう。
北村韓屋村の最寄り駅の安国駅からソウル駅へは直通の路線バスが走っており、乗車時間約8分で到着します。ソウル駅17:20発の直通列車に乗車すると仁川空港第1ターミナル駅には18:03に到着します。
少しでも韓国での滞在時間を増やすために、復路は夜遅い便を取りましょう。今回は仁川空港を20:30に出発する大韓航空KE719便を利用します。羽田空港には定刻で22:50に到着し、弾丸日帰り旅行が完結します。
帰りの飛行機でも韓国三昧に。お気に入りの韓国映画やドラマをスマホにダウンロードしておいて、機内で鑑賞しましょう。
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まとめ
韓国に日帰りで行けるかどうかをモデルコースとともに検証してきました。韓国に日帰りで行くことはできますが、かなりハードスケジュールになります。
また、ソウルでも江南エリアまで足を伸ばそうとすると日帰りではなかなか難しいので、江南エリアのみに絞った日帰り旅行にするかきちんと宿泊してソウル全体をじっくり回ることをおすすめします。
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王道はやっぱり2泊3日!