韓国ソウルを代表する二大タワーと言えば南山公園にあるNソウルタワーとロッテワールド地区にあるロッテワールドタワー。どっちかを選んでいく場合どっちがおすすめか、あらゆる側面から比較してみます。
ソウルの二大タワー対決だ!
Nソウルタワーとは?
Nソウルタワーは元々南山ソウルタワーと呼ばれていたソウルを代表する老舗電波搭タワーです。ソウルの明洞エリアに近く、アクセスしやすい場所にあります。ソウルの韓国ドラマでもたびたび登場する有名な場所なので、一度は見たことあるという方が多いのではないでしょうか。
1980年に一般公開が始まり、2005年のリニューアル時に名前をNソウルタワーへと改称しました。南山の頂上にあるため、展望台からはソウル市内を大パノラマで見渡せます。夜は夜景がきれいなので、ロマンチックなデートスポットに早変わり。永遠の愛を誓って二人で南京錠をかけるという「愛の南京錠」も人気で、Nソウルタワーの麓にあります。
Nソウルタワーがある南山自体が南山公園として整備されているので、合わせて散策してみるとよいでしょう。南山へは往復ともケーブルカーを利用できますが、南山公園を散策するのであれば、帰りは歩いて下山するというのもおすすめです。1時間もあれば明洞まで戻れます。
ロッテワールドタワーとは?
ロッテワールドタワーはソウル南部の蚕室にある123階建ての超高層ビルで、高さは555メートルもあります。117~123階が展望台になっており、「ソウルスカイ」という名称です。オープンしたのは2017年と比較的新しく、韓国では一番高いランドマークタワーとして知られています。
近代的なデザインが特徴で、演出も趣向を凝らしています。アクティビティとして屋外ウォーキングブリッジでのスカイブリッジツアーがあり、標高541メートルの地点で安全ベルト一つで屋外に出るというスリル満点の内容になっています。
ロッテワールドタワーは展望台だけではなくショッピングモールやホテルも入っており、観光施設だけではない側面があるタワーです。タワーの両脇から花火が放たれる新年のカウントダウンイベントも注目を集めています。
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ソウル2大タワーを徹底比較
それではいろいろな側面からNソウルタワーとロッテワールドタワーを比較していきましょう。
比較①:タワー・展望台の高さ
- タワーの高さ
- 236m(海抜479m)
- 展望台の高さ
- 海抜約360m
まずは両タワーを高さで比較してみました。タワー自体の高さと展望台の位置の高さで比べています。Nソウルタワーは南山の上に建っているので、実際の高さはタワー自体の高さの倍ほどになります。
それでもロッテワールドタワーの高さには及びません。ロッテワールドタワーはタワー自体の高さでは世界第5位、展望台の高さでは世界第3位を誇ります。韓国内では文句なしの1位です。より高い場所からソウルを一望したければロッテワールドタワーがおすすめです。
比較②:見どころ
- リニューアルしても歴史を感じる趣きがある
- カップル向けのデートスポット
Nソウルタワーとロッテワールドタワーで、見どころが微妙に異なるのもポイントです。Nソウルタワーは老舗タワーだけあってリニューアルをしても韓国の歴史を感じられるレトロな趣きがあります。
また、最近はカップル向けのデートスポットとしても有名になっています。愛の南京錠は古くからの定番ですが、タワー内にある愛の誓約というフォトゾーンやキラキラと輝くラブトンネル、ラブブリッジ、プロポーズ階段など数々のカップル向けスポットがあります。何よりも展望台からの夜景がロマンチックでカップルに大人気です。
一方、ロッテワールドタワーは近未来的且つ最先端な雰囲気が見どころの一つです。プロジェクションマッピングなどデジタルをフルに活用した演出は見応えがあり、飽きずに見学できます。さらに高さを活かしたスリル満点なアトラクションも楽しめるポイントです。
東京のタワーに例えると、Nソウルタワーが東京タワー、ロッテワールドタワーが東京スカイツリーと言えるでしょう。
比較③:入場料金
- 大人(満13歳以上)
- 21,000W
- 子ども(満3歳~満12歳)
- 16,000W
- シニア(満65歳以上)
- 16,000W
両タワーを展望台の入場料金で比較してみました。入場料金ではNソウルタワーの方が安いですね。ロッテワールドタワー展望台は一般チケットとは別にFAST PASSという事前予約がなくてもすぐに入れるチケットがあります。FAST PASSは当日現地での購入に限られます。ただ、料金が倍ほどするので、空いている時間を狙って一般チケットで入る方がベターでしょう。
また、ロッテワールドタワー展望台にあるスカイブリッジツアーのアトラクションは展望台入場料金とは別料金になります。展望台入場券とのセット券で120,000W、スカイブリッジツアー単体で96,000Wです。
どちらも旅行・レジャー予約サイトで事前に割引料金で購入できるので、事前のチケット購入をおすすめします。
比較④:ソウル駅からのアクセス
- ソウル駅からのルート
- ソウル駅~(4号線)~明洞駅~(徒歩)~(南山ケーブルカー)~Nソウルタワー
- ソウル駅~(4号線)~忠武路駅~(01A or 01Bバス)~南山ソウルタワーバス停
- 移動時間
- 約20~40分
両タワーをソウル駅からのアクセスで比較してみました。ロッテワールドタワーは江南にあるため、距離的にはNソウルタワーが圧倒的に近いですが、実際の移動時間にするとそれほど差はありません。
Nソウルタワーは南山の頂上にあるので、ケーブルカーを利用したり、もしくはバスを利用したりと近くても意外と時間がかかります。ロッテワールドタワーは地下鉄の蚕室駅直結なので、距離があっても移動が比較的楽です。徒歩移動も少ないですね。
比較⑤:営業時間
- 平日
- 10:00~22:30(最終受付 22:00)
- 土日祝
- 10:00~23:00(最終受付 22:30)
両タワーを営業時間で比較してみました。営業時間は若干Nソウルタワーの方が長いですね。とはいえほぼ変わらないと思ってよいでしょう。どちらも夜景をゆっくり楽しめる時間まで営業しています。
比較⑥:施設の充実度
- ソウルタワープラザ
- レストラン・カフェ 約10店舗
- ゲームセンター
- コンビニ
- ミュージアム
- ラウンジ など
- Nソウルタワー
- レストラン・カフェ 約9店舗
- コンビニ
- ギフトショップ など
両タワー自体の施設充実度で比較してみました。Nソウルタワーへ来訪する方は展望台からの見学が目的のため、展望台以外の施設としてはレストランやカフェがメインになります。それでもレストラン・カフェの数は非常に充実しています。
ロッテワールドタワーは展望台のみが目的ではなく、ロッテワールドタワーの商業施設も訪れる目的になるので、自ずと施設も充実しています。大型ショッピングモールが入っているので、ショップが多数あるのはもちろんのことレストランも充実しています。その他水族館があったり映画館があったりと老若男女楽しめる場所です。
比較⑦:周辺の観光スポット
- 南山韓屋村
- 南山公園
- 明洞周辺
- 南大門市場 など
最後に、両タワーの周辺観光スポットで比較してみました。Nソウルタワーは徒歩圏内に明洞と南大門市場があるのが大きいですね。明洞は言わずと知れたソウルを代表する繁華街。ショッピングもグルメも楽しめるスポットです。南大門市場は韓国らしい市場で観光にも最適です。
一方、ロッテワールドタワーはロッテワールド一帯の中にあるため、基本的にはロッテワールド関連施設で楽しむのが基本です。遊園地のロッテワールドをはじめ、スケートリンクや水族館などアミューズメント施設は一通り揃っています。ただ、韓国を観光するという意味では少し物足りないかもしれませんね。
それぞれこんな方におすすめ!
Nソウルタワーとロッテワールドタワーをいろいろな側面から比較してみて、結果的にそれぞれのタワーがおすすめな方の特徴はこうなるかと思います。
Nソウルタワーがおすすめな方
Nソウルタワーがおすすめな方の特徴はこちらです。
- カップルで行きたい方
- 夜景を楽しみたい方
- ソウルの象徴的なスポットを観光したい方
ロッテワールドタワーがおすすめな方
ロッテワールドタワーがおすすめな方の特徴はこちらです。
- スリル満点アトラクションにチャレンジしたい方
- 最先端の展望台が気になる方
- ショッピングもしたい方
- アミューズメント施設にも行きたい方
まとめ
ソウルの二大タワーであるNソウルタワーとロッテワールドタワーを徹底比較してきました。同じタワーでも楽しみ方が異なるタワーなので、自身のフィーリングに合うタワーへ行ってみてください。