大韓航空とジンエアーは共同運航を実施しています。成田から釜山へ行くとき大韓航空を予約したら実際はジンエアーとの共同運航便だったので、大韓航空とジンエアーの共同運航便だとサービスはどうなるのか、また注意することをまとめてみました。
大韓航空とジンエアーについて
まずは大韓航空とジンエアーについてご紹介します。大韓航空は言うまでもなく韓国の航空会社、ジンエアーも韓国の格安航空会社(LCC)で、ジンエアーは大韓航空の子会社に当たります。
大韓航空はどんな航空会社?
大韓航空は韓国最大の航空会社で、ソウルを本拠地として1969年に設立されました。韓国国内線で20ヶ所に直行便を就航、国際線では世界各国約100ヶ所の空港と直行便を就航しています。スカイチームアライアンスの一員でグローバルなネットワーク網を持っています。
さらに、今まで数々の国際的な賞も受賞しており、特に機内食やエンターテインメントなどのサービスの質や安全性で高い評価を獲得しています。
ジンエアーはどんな航空会社?
ジンエアーは韓国の格安航空会社(LCC)で、大韓航空グループの会社として、2008年に設立されました。本拠地も大韓航空と同様にソウルで、日本をはじめとしたアジアの人気都市に直行便を就航しています。
LCCのため機内食やWi-Fiなど有料提供のものが多いですが、15kgまで受託手荷物を無料としているのはLCCとしては画期的です。それでいてコストパフォーマンスは非常によいため高く評価されています。また、使用機材の新しさに対しても評価が高いです。
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大韓航空とジンエアー共同運航路線
グループ会社ということもあって大韓航空とジンエアーの共同運航便は非常に多く、日本就航便ではこちらの区間で運航されています。
- ソウル
- 成田国際空港~仁川国際空港
- 関西国際空港~仁川国際空港
- 中部国際空港~仁川国際空港
- 新千歳空港~仁川国際空港
- 福岡空港~仁川国際空港
- 那覇空港~仁川国際空港
- 釜山
- 成田国際空港~釜山国際空港
共同運航便かどうかの見分け方は大韓航空側の便名の数字が3桁か4桁かです。すべてではないですが、これで見分けるケースが圧倒的に多いです。
例えば共同運航便ではない大韓航空の場合「KE706」のようにKEの次が3桁ですが、ジンエアーとの共同運航便の場合は「KE5742」とKEの次が4桁になっています。これは大韓航空で予約をしても、実際運航する機体はジンエアーの機体ということを示しています。
共同運航便搭乗レポート
成田から釜山までの大韓航空とジンエアーの共同運航便を予約・搭乗してきました。共同運航便であるがゆえのサービスの違いに注目してご覧ください。注意点も多数あります。
事前座席指定が1週間前までできない
共同運航便の場合、予約してすぐは座席指定ができない状態になっています。私は往路が共同運航便、復路が大韓航空単独便で予約したのですが、予約してすぐ座席指定ができたのは復路の単独便の座席だけでした。
共同運航便の場合事前座席指定ができないかというとそうではありません。搭乗1週間前になると、大韓航空から無料の座席指定と無料の機内食の案内が予約番号とともにメールできます。メールに記載してあるURLへアクセスすると無料で座席指定と機内食の申し込みができるようになっています。
メールをお見逃しなく!
事前オンラインチェックインができない
大韓航空とジンエアーの共同運航便だと事前にオンラインチェックインができませんでした。事前チェックインができると余裕をもって空港に行けますが、事前チェックインができないと早めに空港へ入っていないといけないので少々不便ですね。
結構並ぶので早めに行くのをおすすめします!
チェックインカウンターはジンエアー
当日のチェックインはジンエアーのカウンターで行います。大韓航空のカウンターではないのでご注意ください。ジンエアーのカウンターで自身の搭乗クラスの列に並び、チェックインと手荷物預けを行います。
カウンターの場所を間違えないように!
手荷物はジンエアーのルールで
ここは注意が必要なポイントです。手荷物持込&手荷物預けのルールは運航会社のルールに従うことになります。大韓航空のようなフルサービスキャリアとLCCでは手荷物の規定が異なるケースがほとんどのため、事前にルールをチェックしておかないと追加料金を取られることになりかねません。
今回の場合運航会社はジンエアーなのでジンエアーの手荷物ルールに従うことになります。参考までに大韓航空とジンエアーのそれぞれのエコノミークラスの手荷物ルールをご紹介しておきます。受託手荷物のルールが異なるので要注意です。
- 大韓航空
- 機内持込手荷物
- 手荷物1個(10kg以内)+身の回り品1個
- サイズは長さ+幅+高さの合計が115cm以内
- 受託手荷物
- 1個(23kg以内)
- 機内持込手荷物
- ジンエアー
- 機内持込手荷物
- 手荷物1個(10kg以内)+身の回り品1個
- サイズ: 三辺の合計が115cm以内
- 受託手荷物
- 15kgまで無料(国内線&近距離国際路線)
- 機内持込手荷物
預ける荷物の重さチェックをお忘れなく!
ジンエアー運航なので遅延多め
運航会社はジンエアーなので大韓航空で予約してもLCCの扱いになります。LCCは安いため離陸の順番待ちが後回しになることもしばしばで、定時運航率が低い傾向です。私が搭乗したジンエアーも搭乗から15分ほど遅れました。
機体・機内サービスはジンエアー
ジンエアーの座席は個人モニターなしなので、せっかく大韓航空で予約したのに機内エンターテインメントが何も見られません。長時間のフライトではありませんが、あらかじめ動画配信サービスなどからスマホにダウンロードして持ち込むとよいでしょう。
シートピッチは約76cm。膝が前のシートに付くくらいの距離感でゆったりはしていません。とはいえ大韓航空もシートピッチ約79cmとさほど変わらないので、共同運航便の注意事項とまではならないでしょう。
ただ、ジンエアーの場合、座席のデフォルト角度が直立で座りにくさを感じました。シートピッチの狭さを考えるとリクライニングを倒すのも気が引けるので少々窮屈なフライトになるかもしれません。
ジンエアーの機内食が提供される
ジンエアー単独便であれば機内食はすべて有料ですが、大韓航空との共同運航便の場合は、1週間前に無料の機内食を申し込みできます。無料の機内食はジンエアーのラインナップから選ぶことになりますが、無料で申し込みできる機内食は全メニューではなく、ビビン麺やプルコギサンドウィッチなど一部の絞られたメニューのみになります。
私はビビン麺を事前に申し込み。離陸して少しすると運んできてもらえました。通常の機内食よりは質素で軽食という感じですが、思いのほか味はとても美味しく大満足でした。
まとめ
大韓航空とジンエアーの共同運航便についてご紹介をしてきました。共同運航便のために制限されることもあるので、事前にチェックしておいてくださいね。