ニューヨークの地下鉄と言えば世界一有名な地下鉄とも言えますが、治安の悪いイメージもありますよね。
実際にニューヨークの地下鉄を体験してきたので治安で感じたことをご紹介します。乗る前に知っておくべきことを押さえておけばニューヨークの地下鉄も安心ですよ。
ニューヨークの地下鉄とは?
ニューヨークの地下鉄はニューヨーク市交通局が運営している地下鉄で、1904年に開業しました。路線はマンハッタンを中心として市内のほぼ全域をカバーしています。運行は24時間で、世界で7番目に利用者が多い地下鉄と言われています。
運行系統はアルファベットと数字で表記
ニューヨークの地下鉄は27路線あり、運行系統はアルファベットと数字で示されているので、旅行者としてはとてもわかりやすいです。
各系統は各駅停車・急行・シャトルの3種類があり、急行運転区間は全路線が2線または3線になっています。
各駅停車・急行どちらにも属している路線は、一部急行の区間があったり、時間によって急行の時間があったりという意味です。
ラッシュアワーには2~5分間隔で運行しており、それ以外の日中は5~10分間隔、夜間は約20分間隔で運行しています。路線図はこちらからチェックしてみてください。
乗車運賃は一律2.90ドル
1回限りの乗車が可能なシングルライドは一律2.90ドルです。1回券の他に7日間乗り放題パス、30日間乗り放題パスがあります。7日間乗り放題パスは34ドル、30日間乗り放題パスは132ドルです。
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ニューヨークの地下鉄は治安悪い?
ニューヨークの地下鉄と言うと治安が悪いというイメージがありますよね。近年、治安は徐々に良くなってきていましたが、コロナ禍を機にまた治安が悪くなっているという報告もあり不安を覚えます。
しかし、ニューヨークに行ったら地下鉄を利用しないと非常に不便。なので、ニューヨークの地下鉄を実際に利用して感じた点をご紹介します。(2023年11月の情報)
日中危険を感じるシーンはほぼない
日中に地下鉄をフル活用しましたが、危険を感じる場面はありませんでした。日本より地下鉄のホームが薄暗いため寂しい雰囲気はありますが、逆にニューヨークの地下鉄の味わいがあってよいとポジティブに受け取れたほどです。
タイル貼りの駅名表示もニューヨークの地下鉄らしさを感じられるので、ぜひ写真に収めてみましょう。
観光エリアは治安良好
沿線に観光スポットが多くある路線は治安が良好です。地下鉄内は世界中からの観光客が非常に多いので安心できます。マンハッタンを南北に走っている路線はどれも観光スポットが周囲に多いので治安が良いと感じました。
郊外を通る路線は注意が必要
郊外に入るとガラッと雰囲気も変わってきます。マンハッタンとブルックリンを比べても、ブルックリンではマンハッタンとは違う物騒な雰囲気を感じました。
観光客があまり乗っていない路線は人気もなく治安が悪い傾向にあるので覚えておきましょう。
ホームの端には立たない
電車に順番に乗るためにホームの端から並んでいる様子が日本では当たり前のように見られますが、ニューヨークではそのような光景は一切見られません。
ホームの端に立っていた人が突然線路へ落とされる事件が頻発したそうで、注意が呼びかけられています。
ニューヨークの地下鉄はホームドアがあるわけではないのでホームの端に立つのは非常に危険です。電車を待つときはホームの真ん中で待つようにしましょう。
人気のない場所は避けて電車を待つ
ホームには危険な雰囲気の人も少なからずいます。観光客らしき人が多い場所を選んで電車を待つようにしましょう。誰もいない場所に一人で立っていると、危険な目に合う確率がぐっと高くなります。
早朝と夜間の利用は避ける
日中はほとんど治安の悪さを感じなかったニューヨークの地下鉄も、早朝や夜間になると雰囲気は一変します。地元の人でも早朝・夜間は地下鉄を避けるほど治安が悪くなると言われています。
観光客の場合、夜にブロードウェイでミュージカルを見た後にホテルへ帰る方が多いですが、その場合もなるべく地下鉄は避けて、歩いて帰れる距離にホテルを取るかタクシーを利用するのをおすすめします。
ブロードウェイから歩いて帰るためにはタイムズスクエア周辺にホテルを取るのがおすすめです。Expediaではタイムズスクエア周辺のホテルを数多く取り揃えているので、こちらからチェックしてみてください!
地下鉄に乗る前に知っておくべきこと
ニューヨークの地下鉄に乗る前に知っておけばよかった!ということがいくつかあったので、旅行に行く前にチェックしておきましょう。
これをチェックしておけばニューヨークの地下鉄で困ることはなく、スムーズに乗り降りできますよ。
違う路線が同じホームから出発する
日本だと各路線ごとにホームが分かれているケースがほとんどなので、大きなターミナル駅となるとホームが何本もずらっと並んでいますよね。
ニューヨークの地下鉄の場合は同じホームに複数の路線が乗り入れているため、ホーム自体が少ないのが特徴です。
例えば、57St/7 Av駅で地下鉄に乗ろうとする場合、路線はN/Q/R/Wがありますが、全て同じホームから出発します。電車の側面表示に路線番号があるので、それを確認して乗車します。
日本では同じホームに違う路線が入ってくること自体あまりないので、これを知らないと少し迷うかもしれません。
北行きはUptown・南行きはDowntown
ニューヨークの地下鉄のホームは基本的には2つで、北へ行くか南に行くかで分かれています。まずは行きたい場所が今いる場所から北にあるのか、南にあるのかを把握しておく必要があります。
北に行く場合はUptownという表示に従って進み、南に行く場合はDowntownという表示に従って進みます。
地下鉄の入り口もUptownかDowntownかで分かれていることもあるので、地下鉄の階段を下りる前には把握しておきましょう。方向だけ把握しておけば基本的には大丈夫なので、日本より簡単と言えるかもしれません。
出口に改札はない
ニューヨークの地下鉄の運賃はどこまで乗ってもシングルライド料金が一律なので、降車時に改札を通るという考えがありません。
降車時はチケットを通す必要もなく、そのまま出口を出るのみです。出口でまごつくと周囲の迷惑になることもあるので気を付けましょう。
Omnyに登録しておこう
Omnyとはニューヨークの公共交通機関で利用できる非接触型決済システムです。今までニューヨークの地下鉄と言えばプリペイド型のメトロカードでしたが、今はOmnyがメインになっており、2023年までにはすべてOmnyに置き換える計画です。
Omnyは事前にWEB上からクレジットカードやデビットカードを登録しておくと、改札では登録したカードを改札にある機械にかざすだけで通れます。
スマホにクレジットカード情報を入れていれば、スマホをかざすだけで通れるので非常に便利です。改札を通ると自動的に登録したカードから乗車運賃が引き落とされます。
実際利用してみましたが、わざわざ毎回チケットを買う必要もなく、手に持っているスマホをかざすだけでスムーズに通れるのでとてもありがたい仕組みでした。これはぜひ使うことをおすすめします。
Google Mapをフル活用しよう
ニューヨークではGoogle Mapがフル活用できます。今いる地点から目的地までの経路検索をすると、地下鉄の路線や時間までしっかり表示してくれるので、Google Mapさえあれば乗り間違えをしたり迷子になったりすることはありません。
日本にいる間に経路検索をさっとできるように練習しておくとよいでしょう。
まとめ
ニューヨークの地下鉄についてご紹介しました。気を付けていれば快適に乗りこなせるので、ニューヨーク旅行の際は地下鉄をフル活用していろいろなところへ行ってみてくださいね。