「ロサンゼルスは車社会だから、レンタカーがないと観光できないのでは?」と心配していませんか。
結論からお伝えすると、ロサンゼルスは車なしでも十分に観光できます。
私は元旅行会社の営業兼添乗員で、母と2人、レンタカーを一度も使わずにロサンゼルスに3泊しました。到着日の午後は徒歩・地下鉄・路線バスでダウンタウンをほぼ回りきり、翌日は市内観光ツアーでサンタモニカからハリウッドまで、最終日はホップオンホップオフバスで見切れた場所を回収しています。
車なし観光のコツは、ひとつの手段に頼らず、場面ごとに使い分けることです。この記事では、実際に回った日程をそのままお伝えします。
この記事でわかること
- 母と車なしで回った実際の日程
- 半日・ツアー・バスの使い分け方
- ダウンタウンを公共交通で回る方法
- グリフィス天文台はツアーが正解な理由
- 2023年に便利になったメトロの最新情報
結論|車なしで十分回れる

ロサンゼルスは確かに広い街ですが、移動手段を組み合わせれば、主要な観光地は車なしで回れます。
私が母と回った実際の日程
まず、旅全体の日程をお見せします。ラスベガスとロサンゼルスを5泊7日で周遊した旅でした。
| 日程 | 行動 | 移動手段 |
|---|---|---|
| 1日目 | 成田→ロサンゼルス乗り継ぎ→ラスベガス。夜はストリップ散策 | 飛行機・徒歩 |
| 2日目 | グランドキャニオン1日観光 | ツアー |
| 3日目 | 朝の便でロサンゼルスへ。午後はダウンタウン観光 | 飛行機・徒歩・地下鉄・路線バス |
| 4日目 | 市内観光ツアー。夜はグリフィス天文台ツアー | ツアー |
| 5日目 | ホップオンホップオフバスで市内散策 | 観光バス・地下鉄 |
| 6〜7日目 | ロサンゼルスから成田へ | 飛行機 |
ロサンゼルスに使えたのは、到着日の午後と丸2日間です。この3つの時間で、ダウンタウン・サンタモニカ・ハリウッド・ビバリーヒルズ・メルローズ通り・グリフィス天文台と、主要なエリアはひと通り回れました。
半日と2日間の使い分け
振り返ると、3つの時間にはそれぞれ役割がありました。
| 時間 | 手段 | 役割 |
|---|---|---|
| 到着日の午後 | 徒歩・地下鉄・路線バス | 近場のダウンタウンを自力で回る |
| 2日目 | 市内観光ツアー | 遠い西側を一気に回る |
| 3日目 | ホップオンホップオフバス | ツアーで見切れた場所を回収する |
近い場所は自力で、遠い場所はツアーで、取りこぼしはバスで。 この順番が、車なしで効率よく回れた理由だと思います。
車なしが向く人と向かない人
とはいえ、車なし観光が合わない人もいます。
| 車なしが向いている人 | レンタカーを検討する人 |
|---|---|
| アメリカでの運転に不安がある | マリブなど郊外まで足を延ばしたい |
| 親や家族と一緒で運転手を立てられない | 1日に何か所も自由に回りたい |
| ダウンタウンやハリウッドに泊まる | 郊外のホテルに泊まる |
| ツアーを使うことに抵抗がない | 自分のペースを最優先したい |
主要な観光地を回るのが目的なら、車なしで問題ありません。
到着日|ダウンタウン散策

最初の半日は、公共交通だけでダウンタウンを回った時間です。車なし観光の自信がついたのは、この半日でした。
ラスベガスから空路で移動
朝一番の飛行機でラスベガスからロサンゼルスへ移動しました。空港からホテルまではパッケージツアーの送迎を利用しています。
飛行機で到着してからすぐ荷物を置けたので、到着日の午後をまるごと観光に使えました。空港からの移動手段は、到着日の動き方を大きく左右します。
LAX空港から市内への行き方をエリア別にまとめています。

空港から市内への移動は貸切送迎タクシーも安心で便利。ドアツードアなので重い荷物を持って歩くこともなく移動がラクラクです。
徒歩と地下鉄と路線バスで回る
この日に回った場所と、使った移動手段です。
| 行き先 | 移動手段 |
|---|---|
| ホテル → グランドセントラルマーケット | 徒歩 |
| 最寄り駅 → LAライブ周辺 | 地下鉄 |
| LAライブ周辺(グラミー博物館など)・クリプト ドットコム アリーナ(旧:ステイプルズ センター) | 徒歩で散策 |
| LAライブ周辺 → ホテル | 路線バス |
| リトルトーキョー | ホテルから徒歩 |
グランドセントラルマーケットは1917年創業のロサンゼルス最古の市場で、多国籍な屋台がずらりと並びます。ホテルから歩いて行ける距離でした。
そこから地下鉄でLAライブ周辺へ。私が行ったときは広場の中心にスケートリンクができていました。グラミー博物館では、音楽の歴史を体感できる展示を楽しみました。
帰りは路線バスでホテルへ戻っています。徒歩・地下鉄・路線バスの3つを使っても、戸惑う場面はほとんどありませんでした。ダウンタウンは見どころが近くにまとまっているので、半日でもほとんどの場所を回りきれます。
拠点はリトルトーキョー
泊まったのは、リトルトーキョーにあるミヤコホテル・ロサンゼルスです。この立地が、車なし観光を支えてくれました。
- グランドセントラルマーケットまで歩いて行ける
- 地下鉄の駅が近く、ダウンタウンの移動が楽
- 日本食レストランが並ぶリトルトーキョーがすぐ目の前
長旅で疲れたとき、歩いてすぐ日本食が食べられる安心感は、母と一緒の旅では特にありがたいものでした。
ひとつ正直にお伝えすると、ミヤコホテルはスキッドロウ(ホームレスの多い地区)からそう遠くない立地です。それでも日中の行動範囲で不安を感じる場面はありませんでした。夜は暗くなってから周辺を歩き回らない、という線引きだけ守れば十分だと感じています。
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2日目|ツアーで西側を一気に

ロサンゼルスの西側は、ダウンタウンから遠く、見どころも点在しています。ここを1日で回れたのは、市内観光ツアーのおかげでした。
サンタモニカから出発
ツアーの最初の立ち寄り先はサンタモニカです。
自由時間があったので、レンタサイクルを借りてベニスビーチまで足を延ばしました。海沿いのサイクリングロードは平坦で走りやすく、ツアーの合間とは思えないほど充実した時間になりました。
ツアーでも自由時間の使い方次第で、個人旅行のような楽しみ方ができるのは発見でした。
ベニスビーチの見どころとサンタモニカとの違いはこちらで解説しています。

ザ・グローブとメルローズ

サンタモニカのあとは、ザ・グローブとファーマーズマーケットへ。おしゃれなショッピングモールと、昔ながらの市場が隣り合っているエリアです。
さらに、一本道を挟んだところにあるのが、アメリカで有名なスーパーマーケット「トレーダージョーズ」。ローカルなスーパーでの買い物も体験できて、日本でも人気のエコバックも買えて大満足でした。
続いて、個性的なショップや壁アートが並ぶメルローズ通りへ向かいました。
このエリアは、公共交通だけで回ろうとすると乗り換えが多く、時間がかかるエリアです。ツアーの車で移動できたことで、効率よく回れました。
最後はハリウッドへ

ツアーの終点はハリウッドでした。チャイニーズシアターやウォーク・オブ・フェームなど、テレビで何度も見た景色が目の前に広がったときは、母と一緒に興奮しました。
サンタモニカからハリウッドまで、ロサンゼルスの西側を1日で横断。車なしで個人で回ろうとしたら、2日はかかっていたと思います。
ハリウッドサインをどこから見るべきか、撮影スポットを比較しています。

夜のグリフィス天文台はツアー

2日目の夜は、グリフィス天文台の夜景ツアーに参加しました。
個人で行くのが難しい理由
グリフィス天文台は、車なし観光で最も難しい場所のひとつです。
- 市街地から離れた山の中腹にある
- 夜景を見るなら夜に行くことになる
- 帰りは遅い時間になり、公共交通での移動は不安が大きい
夜の山の上から、治安に不安のある時間帯に公共交通で帰る——母と一緒だったこともあり、この選択肢は最初から考えませんでした。
ハリウッドから参加できた
助かったのは、昼のツアーの終点だったハリウッドから、そのまま夜のツアーに参加できたことです。ホテルに一度戻る必要がなく、移動の無駄がありませんでした。昼と夜のツアーを同じ日に組み合わせるのは、車なし観光の効率を上げるコツです。
夜景ツアーの選び方
グリフィス天文台の夜景ツアーを選ぶときは、次の点を確認してください。
| 確認項目 | ポイント |
|---|---|
| 送迎の有無 | ホテルまで送ってくれるかが最重要 |
| 集合場所 | ハリウッドやダウンタウンから参加できるか |
| 食事 | 夕食付きなら移動の手間が省ける |
| 言語 | 日本語ガイド付きなら説明が分かりやすい |
帰りの足が確保されていることが、夜のツアーを選ぶ最大の基準です。
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3日目|ホップオンで回収

最終日は、ホップオンホップオフバスを使って、自分たちのペースで市内を回りました。
ツアーで見切れた場所を補う
ホップオンホップオフバスは、観光地を循環する乗り降り自由の観光バスです。この日の目的は、前日のツアーでは時間が足りなかった場所をもう一度回ることでした。
実際に回ったルートはこちらです。
| 順番 | 場所 |
|---|---|
| 1 | ダウンタウンから乗車 |
| 2 | ハリウッド観光 |
| 3 | ビバリーヒルズ観光 |
| 4 | メルローズ通り(前日に続いて再訪) |
| 5 | ハリウッドに戻る |
| 6 | 地下鉄でダウンタウンのホテルへ |
ツアーの翌日にホップオンバスを入れたのは正解でした。前日に全体像をつかんでいたので、「どこをもう一度見たいか」がはっきりしていたからです。
ビバリーヒルズとメルローズ

ビバリーヒルズは、ロデオドライブなど高級ブランド街が並ぶエリアです。地下鉄が通っていないため、車なしだとアクセスしにくい場所ですが、ホップオンバスなら乗っているだけで到着します。
メルローズ通りは、前日のツアーに続いて2日連続で訪れました。ツアーでは時間が限られていたので、自分たちのペースでもう一度歩けたのはよかったです。
「ツアーでは物足りなかった場所を、翌日じっくり見直せる」——これがホップオンバスを組み合わせる最大の利点です。
帰りは地下鉄でダウンタウンへ
最後はハリウッドから地下鉄でダウンタウンのホテルへ戻りました。
ハリウッドとダウンタウンはメトロのBラインで直結しており、乗り換えなしで移動できます。ホップオンバスで観光地を回り、帰りだけ地下鉄を使う——観光バスと公共交通の組み合わせも、車なし観光では有効です。
ホップオンバスは道路を走るため、渋滞の影響を受けやすい点には注意してください。どのバス停でも時間通りに来たことは一度もありませんでした。特に夕方以降は時間に余裕を持った計画がおすすめです。
移動手段の使い分け

実際に回った経験から、場面ごとの使い分けを整理します。
| 場面 | おすすめの手段 |
|---|---|
| ダウンタウン内の移動 | 徒歩・地下鉄・路線バス |
| サンタモニカ・メルローズなど西側 | 市内観光ツアー |
| ビバリーヒルズなど地下鉄がない場所 | ホップオンホップオフバス |
| ハリウッド⇔ダウンタウン | 地下鉄(Bライン) |
| 夜の移動・郊外 | ツアーまたはUber |
| 空港⇔ホテル | 送迎またはFlyAway |
ダウンタウンは公共交通で
到着日の体験から言えるのは、ダウンタウンは公共交通で十分回れるということです。見どころが近くにまとまっていて、徒歩・地下鉄・路線バスの組み合わせで無理なく移動できました。
「車社会のLA」というイメージは、ダウンタウンに関してはほとんど当てはまりません。
メトロは1日5ドルが上限
私が訪れたあと、ロサンゼルスのメトロはさらに便利になっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運賃 | 1回$1.75(2時間以内の乗り換え無料) |
| TAPカード | 発行料$2(駅の券売機で購入) |
| 運賃の上限 | 1日$5・7日$18(2023年7月から) |
TAPカードで乗れば、1日に何回乗っても$5以上はかかりません。地下鉄と路線バスを何度も乗り継ぐ車なし観光には、うれしい仕組みです。
なおTAPカードはLAX空港内では購入できません。市内の駅の券売機で買ってください。
空港と夜は送迎かUber
空港とホテルの移動は、私はパッケージツアーの送迎を使いました。荷物があっても乗るだけでホテルに着くので、到着日の疲れがまったく違います。
個人で手配するなら、ダウンタウンへはFlyAwayバス、ハリウッドやサンタモニカへはUber・Lyftが現実的です。
そして夜の移動は、公共交通ではなくツアーかUberを使うのが鉄則です。数ドルを節約するより、安全を優先してください。
ロサンゼルスのホテル予約はExpedia(エクスペディア)がおすすめです。ロサンゼルスのホテルも豊富に取り扱ってます。ホテルだけではなく、航空券とのセットやレンタカー予約もできるので、好みの旅行プランにアレンジしてみてくださいね。
よくある質問にお答え

車なしでロサンゼルスを回る方からよくいただく質問にお答えします。
親との旅でも回れるのか
家族旅行、とくに親と一緒の旅を考えている方へ。
ロサンゼルスの治安と避けたいエリアをまとめています。

自力でサンタモニカへ行ける
ツアーを使わずに行きたい方へ。
テーマパークは車なしで行ける
テーマパーク好きの方からの質問です。
まとめ|組み合わせが鍵
ロサンゼルスは、車なしでも十分に観光できます。大切なのは、ひとつの手段に頼らず、場面ごとに組み合わせることです。
母と2人、レンタカーなしで3泊した実際の回り方をまとめます。
- 到着日の午後:徒歩・地下鉄・路線バスでダウンタウンをほぼ制覇
- 2日目:市内観光ツアーでサンタモニカからハリウッドまで一気に
- 2日目の夜:グリフィス天文台はツアーで安全に
- 3日目:ホップオンバスでツアーの取りこぼしを回収、帰りは地下鉄
近い場所は自力で、遠い場所はツアーで、取りこぼしはバスで。 この組み立てなら、運転に不安がある方も、親と一緒の方も、無理なくロサンゼルスを楽しめます。
ロサンゼルスの宿泊エリアは診断付きで比較できます。

ロサンゼルスのパッケージツアーをお探しの方は、海外ツアーを豊富に取り扱っているHIS(エイチ・アイ・エス)がおすすめです。航空券+ホテルのセットで自分で手配するより安く済むことが多いので、ロサンゼルスで楽しむ予算を残せます。


