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ナオコ
元旅行会社の社員で、営業兼添乗員をしていました。今はIT商社でSaaS商材の販売推進をしています。趣味は旅行・韓国ドラマ鑑賞・英会話などなど。旅行会社勤務の経験を活かして、皆さまの旅行に役立つ情報をお届けします。

NY美術館の二大巨頭!METとMoMA初心者向け徹底比較

アイキャッチ_METMoMA

ニューヨーク観光の定番と言えばメトロポリタン美術館「MET」とニューヨーク近代美術館「MoMA」。どちらも魅力的ですが、初めての訪問で迷う方も多いはず。あなたの時間・予算・好みに合った最適な美術館選びを徹底サポートします!

目次

どっちを選ぶ?作品傾向とテーマを比較

比較

METとMoMAはそのコレクションの時代とテーマが大きく異なります。自分が興味のある分野のアートを効率的に見るために、まずは各美術館が何に特化しているのかを把握しましょう。特に初心者の方は好きなジャンルが分かれば選択が容易になります。

コレクションの傾向と違い

条件

METとMoMAのコレクションの傾向と違いをまとめるとこのようになります。

METMoMA
コレクション古代〜現代
(特に古代・古典・印象派に強い)
近代〜現代
(1880年代以降)
ジャンル絵画、彫刻、考古学、武器、エジプト、アジア美術絵画、彫刻、写真、デザイン、建築、映像
イメージ世界の歴史を巡る博物館的スケールモダンアート、デザイン性の高いアート

METは古代エジプトのミイラやデンドゥール神殿・中世の甲冑など人類の歴史全体を網羅する壮大な美術館です。一方、MoMAは19世紀後半以降の近代・現代アートに特化しており、ピカソ・ゴッホ・ウォーホルなど現代につながる著名な作家の作品が中心です。

古代の遺産に興味があるならMET、現代のトレンドやデザインアートが好きならMoMAがおすすめです。

METのの代表作

メトロポリタン美術館

METは絵画以外にも非常にユニークで壮大な展示が多いのが特徴です。特に1階にある「デンドゥール神殿」はエジプトから移設された本物の神殿をガラス張りの空間に展示しており、圧倒的な迫力とSNS映えで人気です。

また、屋上の「ルーフガーデンカフェ&バー」はセントラルパークの景色を一望できる穴場スポットです。他にも、中世の騎士の甲冑が並ぶギャラリーや印象派の絵画が集まるヨーロッパ絵画セクションも人気が高く、美術だけでなく人類史や建築的な空間美を楽しみたい方におすすめです。

MoMAの代表作

MoMA

MoMAのの最大の魅力は、教科書やメディアで誰もが一度は見たことのある有名作品が手の届く距離に展示されていることです。特にフィンセント・ファン・ゴッホの「星月夜」、パブロ・ピカソの「アビニヨンの娘たち」、アンディ・ウォーホルの「キャンベルのスープ缶」などは必見です。

MoMAは展示スペースがMETよりコンパクトなため、有名作品に焦点を当てて鑑賞しやすく、初心者でも迷子になりにくいのが利点です。近代美術の顔とも言えるこれらの作品を間近で鑑賞できる感動はMoMAならではの体験です。

初心者が知りたい費用と所要時間

カレンダー

美術館選びにおいてチケット代と必要な滞在時間は非常に現実的な判断材料です。METとMoMAでは料金体系や建物の規模が大きく異なるため、旅行の予算とスケジュールに合わせて最適な選択ができるよう、費用対効果と時間効率を比較します。

入場料と観光パスのお得度比較

お金

METとMoMAの入場料とどの観光パスが対象かで比較した表がこちらです。

METMoMA
一般入場料大人30ドル大人30ドル
観光パスなしニューヨークパス、Klookパスなど

一般入場料はほぼ同額ですが、観光パスを利用するとMoMAの方がお得です。METは以前は各種観光パスに含まれていましたが、現在はどの観光パスにも含まれていないため、別途入場料が必要となります。

効率的な回り方と必須の滞在時間

時計

METは世界最大級の美術館であり、すべての展示室をじっくり見て回ると1日以上かかると言われています。初心者が主要な見どころを抑えるには最低3〜4時間は確保が必要です。一方でMoMAはMETの1/3程度の規模であり、有名作品に絞って鑑賞するなら2〜3時間あれば十分満喫できます。

効率を重視し、午後の時間を別の観光に充てたい場合は、MoMAの方がスケジュールを組みやすいでしょう。事前に公式サイトで地図をチェックし、見たい作品の場所を絞っておくのが効率化のコツです。

1時間で回る!短時間で満足できるか

イマイチ

もし1時間しか時間がない場合は、MoMAの方が満足度が高くなる可能性が高いです。MoMAは主要なフロアが固まっており、4~5階の有名作品に集中すれば短時間で鑑賞が完了します。

一方、METで1時間というのは非常に厳しい時間設定です。この場合は、入り口近くのエジプト美術(デンドゥール神殿)や2階の印象派絵画といった特定のエリアのみに絞って鑑賞しましょう。ただし、METは入口から目的の展示室まで距離があるため、移動時間も考慮する必要があります。短い時間でも確実に名作を見たいならMoMAがおすすめです。

アクセスと周辺エリアを徹底比較

ニューヨークの景色

美術館の立地は観光プラン全体を左右する重要な要素です。METはセントラルパーク沿いの閑静なアッパーイーストサイドに、MoMAはミッドタウンの中心の53rdストリートに位置しています。それぞれの立地の特性を理解し、その後の観光動線に合った美術館を選びましょう。

旅のおすすめ情報

ニューヨーク旅行の予約はHIS(エイチ・アイ・エス)がおすすめです。ニューヨークツアーのラインナップが豊富に展開されているので、HIS(エイチ・アイ・エス)を利用してプランを探してみてください!

METとMoMAの立地と移動の便利さ

ニューヨークの地下鉄

METとMoMAを立地・周辺観光スポット・アクセスで比較してみるとこのようになります。

METMoMA
立地セントラルパークの東側
(アッパーイーストサイド)
ミッドタウンの中心
(53rd Street)
周辺観光セントラルパーク、高級住宅街、グッゲンハイム美術館タイムズスクエア、ロックフェラーセンター、5番街
アクセス地下鉄の駅から徒歩10分程度
(少し遠い)
地下鉄の駅からすぐ
(非常に便利)

MoMAはマンハッタンの中心にあり、地下鉄の駅から近くアクセスが非常に便利です。多くの主要な観光地(ロックフェラーセンターや5番街)に近接しているため、他の観光と組み合わせやすいのが大きな利点です。METはセントラルパーク観光のついでに立ち寄るプランが一般的です。

MoMA Design Storeなどショップの魅力

MoMA Design Store

MoMAに併設されている「MoMA Design Store」は美術館に入場しなくても利用できる人気のスポットです。日常を豊かにするモダンでスタイリッシュなデザイン雑貨やアーティストとのコラボグッズなどお土産に最適なアイテムが豊富に揃っています。

METのギフトショップも規模が大きく充実していますが、歴史的・クラシックなデザインのグッズが多い傾向にあります。デザインやトレンドを重視したお土産を探しているならMoMA Design Storeは必見です。

観光ついでに寄れる周辺グルメと休憩

カフェ

MoMA周辺はミッドタウンの商業エリアなので、高級レストランからカジュアルなカフェまでグルメの選択肢が非常に豊富です。鑑賞後にすぐに食事や休憩に移れるのが便利です。

MET周辺はアッパーイーストサイドの高級住宅街のため、周辺の食事処はやや落ち着いた雰囲気で、価格帯も高い傾向があります。ただし、MET自体に屋上の「ルーフガーデンカフェ」といった素敵な休憩スポットがあるので、美術館内で優雅な時間を過ごすことができます。

混雑回避と快適鑑賞のコツを紹介

HowTo

世界中から観光客が集まるMETとMoMAでは、チケット購入や入場に長い時間がかかることがあります。特に初心者にとって行列に並ぶ時間は大きなストレスです。待ち時間を減らし快適にアートを鑑賞するための事前準備と館内での休憩のコツを比較します。

待ち時間なし!チケット予約と混雑情報

チケット

結論として、どちらの美術館も事前にオンラインで日時指定のチケットを予約することが推奨されます。特に週末や連休は、当日券を買うために30分以上並ぶことも珍しくありません。混雑を避けるなら、開館直後(午前中早めの時間)か閉館2時間前を狙いましょう。METは金・土曜に夜間開館しており、夕方以降は比較的空いています。

館内のカフェと穴場休憩スポットの活用

眠る

鑑賞に疲れた際の休憩場所の確保は重要です。METとMoMAにある館内のカフェと穴場の休憩スポットを比較してみました。

METMoMA
休憩スポットルーフガーデンカフェ
グレートホールカフェ
The Modern(高級)
Cafe 2(カジュアル)
穴場1階のチャールズ・エンゲルハード・コート(アメリカ美術)1階の彫刻庭園(屋外)

METは広大なため館内の休憩スペースも多いですが、特に屋上カフェは景色が良くリフレッシュに最適です。MoMAの屋外にある彫刻庭園は街中の喧騒を忘れさせてくれる静かな空間で、人気のある休憩スポットです。混雑するカフェを避け、これらの穴場スポットを利用して体力回復を図りましょう。

SNS映え!写真撮影のベストスポット

カメラ

SNS映えという点で、METのデンドゥール神殿はガラス張りの空間に古代の神殿が浮かび上がる幻想的な光景で非常に人気です。また、METの入り口の大階段はドラマ「ゴシップガール」のロケ地としても有名です。

MoMAではゴッホの「星月夜」やポップアートの作品前、そしてガラス張りのモダンな展示空間そのものが被写体となります。どちらの美術館もフラッシュ撮影は禁止されており、特に作品に近すぎないなどマナーを守って撮影しましょう。

結論!初心者におすすめの美術館

展示

最終的な選択はあなたの旅の目的によって決まります。旅のスタイルと興味の対象に合わせて、どちらの美術館がより満足度の高い体験を提供できるのかを明確に提案します。

アート初心者や1日観光なら

バッグ

アート鑑賞が初めての方ニューヨーク観光の限られた日程の中で効率よく名作を見たい方には、MoMAがおすすめです。コンパクトな規模感と分かりやすい展示構成、そしてゴッホやピカソといった誰もが知る有名作品の多さはアートへの親しみやすさという点でMETを上回ります。また、ミッドタウンの中心という便利な立地も、時間のない観光客にとって大きな利点です。

歴史とクラシックな芸術鑑賞が目的なら

メトロポリタン美術館

美術史全体を学びたい方ヨーロッパの古典美術、人類の歴史そのものに興味がある方には、METが最適です。デンドゥール神殿や甲冑、広大なヨーロッパ絵画セクションは、MoMAにはない壮大で博物館的な体験を提供してくれます。METは1日で回りきれないほどの規模ですが、お気に入りのジャンルに絞って4時間ほどじっくりと鑑賞する時間があれば、その奥深さを堪能できるでしょう。

まとめ

METは「歴史と幅広い芸術」、MoMAは「近現代アートとデザイン」に特化しています。時間がないならMoMA、1日かけてじっくり歴史を学びたいならMETを選び、チケットは必ず事前に予約しましょう!

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