「ソウルで一番ホットな街」として必ず名前が挙がる聖水(ソンス)。私も大好きで、これまで3回足を運んでいます。そんな聖水とよく比較されるのが狎鷗亭(アックジョン)ロデオ。「聖水に行ったら次はどこ?」という流れで名前が出てくるエリアです。
そこで先日、初めて狎鷗亭ロデオを実際に歩いてみました。元旅行会社勤務の視点で、両エリアを自分の足で比較した本音を、街の雰囲気・ショッピング・カフェ・混雑まで包み隠さずレビューします。
結論から言うと——狎鷗亭ロデオは「聖水の代わり」ではなく「聖水の大人版」。役割がはっきり違う2つの街でした。
この記事でわかること
- 聖水と狎鷗亭ロデオの雰囲気・客層・混雑のリアルな違い
- ショッピングとカフェ巡り、それぞれどちらが向いているか
- 聖水3回/狎鷗亭ロデオ初訪問の体験談と、本音の点数評価
- あなたのタイプ別、どちらを選ぶべきかの答え
結論|聖水の代わりではなく大人版として楽しむ街

両方歩いて感じたのは、どちらが上ということではなく「目的が違う」ということ。流行の最前線を浴びたいなら聖水、落ち着いて上質な街歩きをしたいなら狎鷗亭ロデオ、という住み分けでした。まずは結論を3パターンで整理します。
流行を追うなら聖水がおすすめ
新しいショールームやポップアップが毎月のように生まれる聖水は、まさにトレンドの震源地。3回行って毎回景色が変わっていたほどで、「今の韓国」を体感したいなら迷わず聖水を選びます。
落ち着いて楽しむなら狎鷗亭ロデオ
狎鷗亭ロデオは人混みが穏やかで、韓国デザイナーズや洗練されたセレクトショップが並ぶ大人の街。ギャラリア百貨店や清潭洞の名品通りも近く、ゆっくり歩いて上質な空気を味わいたい日に向いています。賑わいよりも余裕を求める人にぴったりです。
初めてのソウルならどちらを選ぶ?
初渡韓なら、情報量も話題性も多い聖水が断然おすすめ。狎鷗亭ロデオは2回目以降、「聖水は行ったから次は違う雰囲気を」というタイミングがちょうど良いと感じました。
狎鷗亭ロデオの個別スポットをもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

聖水と狎鷗亭ロデオの違いを一覧比較

細かいレビューの前に、両エリアの違いを一覧表でまとめます。迷ったときの早見表として使ってください。
| 項目 | 聖水(ソンス) | 狎鷗亭ロデオ |
|---|---|---|
| 雰囲気 | 工場跡×トレンドの進化中の街 | 落ち着いた完成された大人の街 |
| 客層 | 若い世代・流行好き | 大人・余裕のある層 |
| ショッピング | 韓国ブランドのショールーム中心 | 百貨店+韓国デザイナーズ・セレクトショップ |
| カフェ | 数が圧倒的に多い | 話題店が点在 |
| 混雑 | かなり混む | 人は少なめ(ただし路地は狭い) |
| 最寄駅 | 2号線 聖水駅 | 盆唐線 狎鷗亭ロデオ駅 |
街の雰囲気を比較
聖水は元工場地帯らしい無骨さとトレンドが混ざった「進化中の街」。狎鷗亭ロデオは昔から続く高級住宅地で、落ち着いた「完成された街」という印象でした。同じソウルでも空気感がまるで違います。
ショッピングを比較
聖水は韓国発のアパレルやコスメのショールームが中心。狎鷗亭ロデオはロデオ通りの韓国デザイナーズ・セレクトショップに加え、ギャラリア百貨店や清潭洞の名品通りも徒歩圏。価格帯も雰囲気もワンランク上です。
カフェ巡りを比較
カフェの「数」は圧倒的に聖水。狎鷗亭ロデオにも話題店はありますが点在しているため、ハシゴのしやすさでは聖水が上でした。1日に何軒も回りたいなら聖水が有利です。
混雑状況を比較
平日でも聖水は週末並みの人出。狎鷗亭ロデオは聖水よりはるかに人が少なく、その点では快適です。ただし大通りから一本入った路地は道幅が狭く、車も通るため、決して歩きやすいとは言えません。ベビーカーでの移動は正直しづらい場面が多いので、その点は覚えておくと安心です。
観光スポットを比較
聖水はDIOR聖水のように建物そのものが観光名所。狎鷗亭ロデオはKスターロードやギャラリア百貨店など、K-POPと高級感が同時に楽しめるのが特徴です。
ソウルでの支払いをスムーズにしたい方は、こちらの記事もどうぞ。

聖水に3回行って感じた魅力

ここからは体験談です。まずは3回通った聖水の魅力から。昨年9月の訪問では、カフェオニオンやアモーレ聖水、タンバリンズ、大林倉庫などを約3時間かけて回りました。
次々と新しい店が生まれている
聖水の最大の魅力は、行くたびに街が変わっていること。前回見た区画が次は別の店になっていることも珍しくなく、「今しか見られない景色」がそこにあります。
ショールーム巡りだけで半日楽しめる
アモーレ聖水(アモーレパシフィックの体験型店舗)やLADOR、タンバリンズなど、買わなくても楽しめる体験型ショールームが密集。私はここだけで半日近く過ごしました。
街全体に活気がある
オリーブヤングN聖水のような大型店から、個人経営の小さなカフェまで街全体がエネルギッシュ。食事に立ち寄ったソムンナン聖水カムジャタンも活気があり、歩いているだけで気分が上がります。
何度行っても飽きない理由
3回行っても飽きないのは、季節やタイミングでポップアップが入れ替わるから。大林倉庫のような定番もありつつ、毎回新しい発見があるのが聖水の中毒性です。
韓国のカフェ巡りが好きな方は、こちらの体験談もおすすめです。

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初めての狎鷗亭ロデオはどうだった?

続いて初訪問の狎鷗亭ロデオ。散策1時間+夕食1時間ほどの滞在で、Kスターロードやギャラリア百貨店、ロデオ通りを歩き、夕食は島山精肉でいただきました。
想像以上に落ち着いた街だった
正直、聖水のような賑わいを想像していたのですが、良い意味で静か。落ち着いて買い物や散歩ができる、大人のための街でした。喧騒に疲れた日に歩きたい場所です。
ハイブランドが目立つ大人の街
ロデオ通りそのものは、韓国デザイナーズブランドやセレクトショップ、カフェ・レストランが中心。一方、シャネルやルイヴィトンといった本格的なハイブランドは、ギャラリア百貨店やすぐ近くの清潭洞(チョンダムドン)名品通りに集まっています。エリア全体として、聖水とは客層も価格帯もはっきり違う「上質な大人の街」だと感じました。
Kスターロード散策が楽しかった
ギャラリア百貨店前から清潭洞交差点まで続く約400mのKスターロードには、K-POPスターのアートトイ(人形)が点在。推し活ついでの散策にぴったりで、写真も撮りやすい通りでした。
島山エリアはおしゃれな店が多い
HAUS DOSANやWIGGLE WIGGLE ZIP、ロンドンベーグルミュージアム島山店、ATiiSSUなど話題店が集まる島山エリア。今回は外から眺めるだけでしたが、次回はじっくり回りたいと思える充実度でした。
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一番大きな違いは混雑と店舗数

両方歩いて一番ハッキリ違ったのが、混雑と店舗数です。旅程を組むうえで重要なので詳しく書きます。
聖水は週末並みの賑わいだった
平日に行っても、人気カフェは行列、歩道も人でいっぱい。写真を撮るにも順番待ちが必要なほどで、活気の裏返しとして「疲れやすさ」もありました。
狎鷗亭ロデオは比較的歩きやすい
一方の狎鷗亭ロデオは、人出が聖水よりずっと少なくマイペースに歩けます。ただし「人が少ない=歩きやすい」とは限らず、路地に入ると道幅が狭く車も通るため、注意して歩く場面もありました。混雑のストレスは少ない街です。
店舗数は聖水が圧倒的だった
店舗の絶対数は聖水が圧勝。狎鷗亭ロデオも年々店が増えていますが、現時点では「聖水の小型版」という規模感でした。
| 比較ポイント | 聖水 | 狎鷗亭ロデオ |
|---|---|---|
| 混雑度 | 平日でも週末並み | 人は少なめ |
| 店舗数 | 圧倒的に多い | 増加中だがまだ少なめ |
| 歩きやすさ | 人混みで疲れやすい | 路地は狭く車も通る |
ショッピングするならどっちがおすすめ?

買い物目的なら、何を買いたいかで答えがはっきり変わります。同じ「ショッピング」でも、聖水と狎鷗亭ロデオでは狙うものが違うので、タイプ別に見ていきましょう。
聖水は韓国ブランド好き向き
韓国発コスメやアパレルのショールームが充実しているのが聖水。私が訪れたタンバリンズやアモーレ聖水のように、買わなくても世界観を体験できる店が多いのが特徴です。日本未上陸ブランドや最新のポップアップを探したいなら、聖水一択だと感じました。
狎鷗亭ロデオは高級感が魅力
ギャラリア百貨店にはシャネル・ルイヴィトン・エルメスなどが揃い、清潭洞の名品通りも徒歩圏。ロデオ通りには韓国デザイナーズのフラッグシップやセレクトショップが並びます。記念日の買い物やご褒美ショッピングには、狎鷗亭ロデオの方が満足度が高いはずです。
予算によって満足度が変わる
同じ買い物でも、予算によって楽しめる度合いが変わるのが両エリアの面白いところ。プチプラ中心でたくさん見て回りたいなら聖水、価格より質や特別感を求めるなら狎鷗亭ロデオが向いています。
ショッピング中の店探しや地図検索にネット環境は必須。WiFiBOXなら受け取り・返却がポスト投函でラクなので、聖水も狎鷗亭も身軽に歩けます。
カフェ巡りをするならどっち?

カフェ好きの私が、両エリアで最も気になっていたテーマがこれ。実際に歩いてみて、結論ははっきり出ました。
聖水は選択肢が圧倒的に多い
カフェオニオン聖水をはじめ、個性的なカフェが徒歩圏にぎゅっと密集しているのが聖水。次の店までの距離が短いので、「ここも気になる」と思った店にすぐ立ち寄れます。ハシゴ前提で動けるのは、店密度の高い聖水ならではの強みです。
狎鷗亭ロデオは話題店が点在
狎鷗亭ロデオにも、ロンドンベーグルミュージアム島山店(営業8:00〜18:00・整理券制)のような名店はあります。ただ、店同士の距離が離れているうえ路地も入り組んでいるため、聖水のように軽快にハシゴするのは難しい印象でした。1軒をじっくり楽しむスタイルが合うエリアです。
カフェ好きなら聖水が優勢
店の密度・話題性・ハシゴのしやすさ、どれをとってもカフェ巡りなら聖水に軍配が上がります。1日でいくつも回って「カフェ巡りを満喫した」と感じたいなら、迷わず聖水です。
結局どちらが楽しかったのか

ここまで項目ごとに比較してきましたが、最後は私個人の率直な感想を、あえて点数にして表してみます。
点数を付けるなら聖水100点
何度行っても新しい発見があり、街全体の熱量が段違いの聖水。3回訪れても飽きるどころか、毎回「次はどこに行こう」とワクワクさせてくれます。私にとって聖水は、文句なしの100点です。
狎鷗亭ロデオは80点だった理由
80点と少し控えめなのは、今回の滞在が散策1時間ほどと短く、HAUS DOSANやWIGGLE WIGGLE ZIPなど気になる店の多くを外から眺めるだけで終わってしまったから。裏を返せば、次回じっくり回ればもっと点数が上がる、伸びしろ込みの80点です。
それでも行く価値は十分ある
落ち着いた雰囲気と上質な空気は、狎鷗亭ロデオならではの魅力。聖水とはまったく別軸の良さがあり、点数の数字だけで判断してほしくない街です。聖水とセットで歩けば、ソウルの違う表情が見えてくるので、行く価値は十分にあると断言できます。
こんな人には聖水がおすすめ

ここからはタイプ別に整理します。これまでの体験談を踏まえて、まずは聖水が向いている人から。
流行に敏感な人
「今の韓国」をいち早く体感したい人に、聖水はぴったり。最新ポップアップやSNS映えするスポットが次々と入れ替わるので、行くたびに新しい刺激があります。トレンドの最前線を肌で感じたい人なら、満足度はかなり高いはずです。
韓国ブランドが好きな人
韓国コスメやアパレルのショールームを巡りたい人にも聖水が最適。タンバリンズやアモーレ聖水のように、ブランドの世界観をまるごと体験できる店が揃っています。日本未上陸ブランドとの出会いを楽しみたい人ほど刺さるエリアです。
カフェ巡りが目的の人
1日に何軒もカフェをハシゴしたい人には、店の密度が高い聖水が断然おすすめ。徒歩圏に個性的なカフェが集まっているので、「次はどこにしよう」と歩いているだけで楽しめます。カフェ巡りをメインの目的にするなら聖水で間違いありません。
こんな人には狎鷗亭ロデオがおすすめ

続いて、狎鷗亭ロデオが向いている人を見ていきます。聖水とは正反対のタイプに刺さる街でした。
落ち着いた街歩きをしたい人
人混みの中を歩き続けるのが苦手な人に、狎鷗亭ロデオはおすすめ。聖水ほど混まないので、自分のペースで街を眺めながら歩けます。観光地らしい喧騒よりも、静かで落ち着いた時間を過ごしたい人にぴったりです。
大人向けの雰囲気が好きな人
洗練された上質な空気を求める人にも狎鷗亭ロデオが合います。デザイナーズブランドや高級住宅地らしい落ち着きがあり、背伸びしすぎない大人の街歩きが楽しめます。「賑やかさより上品さ」を重視する人には心地よいエリアです。
予算に余裕がある人
ギャラリア百貨店や清潭洞の名品通りなど、上質なショッピングを楽しみたい人には狎鷗亭ロデオがうってつけ。記念日の買い物やご褒美旅のように、少し贅沢をしたい旅にもよく合います。予算に余裕があるほど、このエリアの良さを満喫できます。
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まとめ|聖水好きなら一度は狎鷗亭ロデオへ
最後に、両エリアを歩いて感じたことを全体としてまとめます。
初めてならまず聖水がおすすめ
話題性・情報量・楽しさの三拍子がそろう聖水は、初渡韓やソウル初心者にこそ最適。見どころが密集していて移動も短く、限られた滞在時間でも満足度が高いエリアです。どちらに行くか迷ったら、まずは聖水へ向かいましょう。
2回目以降のソウルで行きたい街
狎鷗亭ロデオは、「聖水はもう行った、次は違う雰囲気を味わいたい」という2回目以降にこそ輝く街。賑わいに少し疲れた人や、落ち着いた大人の街歩きを求める人ほど刺さります。リピーターの選択肢として覚えておくと、ソウル旅の幅が広がります。
聖水とは違う魅力を楽しもう
狎鷗亭ロデオは聖水の代わりではなく、あくまで「大人版・小型版」。それぞれに別の魅力があるからこそ、両方歩いてみるとソウルの奥行きが見えてきます。聖水が好きな人ほど、次の渡韓では一度、狎鷗亭ロデオへ足を運んでみてください。
2回目以降のソウルで街歩きを組み立てるなら、こちらのモデルコースが参考になります。




