京都のシティホテルは日に日に進化を遂げており、京都らしい滞在を楽しめるホテルが増えています。そんな京都の雰囲気満載の「オリエンタルホテル京都六条」に宿泊してきたので感想を交えてご紹介します。
オリエンタルホテル京都六条とは?
オリエンタルホテル京都六条は京都ならではの世界観を再現した4つ星ホテルです。茶の湯をコンセプトにした茶庭とそこに続く露地をイメージした空間で、祭りの提灯をモチーフにした暖かい灯りが館内を照らします。
オープンは2019年と比較的新しく、地下鉄烏丸線五条駅から徒歩9分ほどの場所に位置しています。外観からホテルのコンセプトを再現しており、京都らしい細い路地の雰囲気になじむ外観で、入る前から気分が上がります。
総客室数は166室で、ツイン・ダブルがメインの客室構成ですが、室内はモダンな造りになっており、洋室タイプ・和室タイプから選べるのもうれしいポイントです。
- スタンダードツイン(和室・洋室)
- スーペリアツイン(和室・洋室)
- ハリウッドツイン(和室・洋室)
- デラックスツイン(和室・洋室)
- スタンダードダブル(和室)
- スタンダードキング(和室)
- スーペリアキング(和室・洋室)
- デラックスキング(洋室)
- ジュニアコーナースイート(洋室)
- コーナースイート(洋室)
- ユニバーサルツイン(洋室)
基本情報
ホテルの基本情報とアメニティ情報です。チェックアウトは11:00なので、朝はゆっくり出発できます。
ホテル名 | オリエンタルホテル京都六条 |
---|---|
住所 | 京都市下京区油小路通六条上るト味金仏町181 |
電話番号 | 075-343-8111 |
チェックイン チェックアウト | 15:00 11:00 |
駐車場 | なし |
アクセス | 地下鉄烏丸線「五条」駅より徒歩9分 |
公式サイト | https://kyotorokujo.oriental-hotels.com/ |
アメニティ
基本的なアメニティはきちんと揃っています。無料のペットボトルも用意されていました。
無線LAN | 加湿空気清浄機 | 歯ブラシセット |
ICカード | 靴ベラ | ボディソープ |
目覚し時計 | 電気ケトル | シャンプー |
冷蔵庫 | スタンドミラー | コンディショナー |
金庫 | バスタオル | 使い捨てスリッパ |
ナイトランプ | フェイスタオル | |
ドライヤー | ナイトウエア |
京都駅からのアクセス
五条駅より徒歩9分ほどですが、京都駅から向かう時は市バスを利用するのが便利です。
市バス50番に京都駅烏丸口より乗車して西洞院六条バス停で下車します。下車したら徒歩2分ほどで到着します。バスの乗車時間は約6分なので、五条駅から歩くより早く到着できます。
おすすめのポイント
実際に宿泊してみて体感したおすすめのポイントをご紹介していきます。
とにかく京都らしい!
とにかく京都らしい心地よい内装が素晴らしいです。玄関からもう京都らしいコンセプトに包まれていて、館内も細部に渡って京都の落ち着ける空間を演出しています。
ロビーには囲炉裏のオブジェがあるなど趣向を凝らしていて、記憶に残る滞在を楽しめます。このようなコンセプトからか外国人観光客の宿泊が非常に多いようでした。
ウェルカムドリンクが飲める
宿泊客は無料でウェルカムドリンクをいただけます。玄関を入ってすぐ右側にあるレストラン「穏坐」の前に設置されています。
内容にもこだわっており、コーヒー・お茶やジュース類のほかに和風出汁も楽しめます。合わせてお茶菓子も無料で提供しています。14:30~23:00まで設置されているので到着したらウェルカムドリンクで一息つきましょう。
洋室と和室から選べる
客室はツイン・ダブル・キングがメインではありますが、その中でも洋室タイプと和室タイプが選べます。洋室タイプはオーソドックスなタイプなので、和室タイプの選択がおすすめです。
和室と言っても畳があるわけではなく、和室のような雰囲気で、靴を脱いで上がり、床にマットレスを敷いている形です。靴を脱いで上がれるのは自宅のような寛ぎを感じられて非常に良いですね。
コンセントが充実
枕元に各種コンセントがありますが、通常コンセント2個、USBコンセント3個と充実していました。複数の電化製品を充電したい時に非常に便利ですね。
朝食バイキングで京料理が食べられる
朝食付プランだと1階のレストラン「穏坐」でビュッフェスタイルの朝食をいただけます。メニューにもこだわりを持っており、地元の豆腐屋さんが作る南禅寺湯豆腐や京風おばんざい、神戸ハイカレー、白味噌のお味噌汁、京都スイーツなどここでしか食べられない料理が並んでいます。
ご飯だけではなくパンやうどんもあるので、それぞれの朝食スタイルに合わせてチョイスできます。量より質を楽しむブッフェという雰囲気です。
レンタサイクルサービスがある
ホテルでレンタサイクルサービスも行っています。京都は細い路地が多いので、車での観光には不向きです。そういう時に活躍するのが自転車。小回りが利くのでいろいろな観光スポットを効率よく回れます。電動アシスト自転車なので、疲れることなく走れますよ。
1時間 300円~、1日貸出でも1,500円なので気軽に利用してみてください。
イマイチなポイント
一方、ここイマイチだなと感じるポイントもあったので、包み隠さずご紹介します。
客室にデスクがない
残念だったのは客室内にデスクがないことです。仕事をするスペースがないので、ビジネス旅行には不向きです。1階ロビーに降りて仕事をすることになるでしょう。
また、女性の場合は朝メイクをする時間がありますよね。デスクがないので、ソファをデスク代わりにするなどで対応しないといけないので少々不便です。
コンパクトな客室がコンセプトでもあるので、デスクを置くスペースがないのかもしれませんが、何かこのあたりは工夫があるといいですね。
寝ながらテレビが見にくい
この写真を見ていただくとテレビは左側の壁にかけられています。テレビ自体はストリーミングサービスにも対応していてよいのですが、寝ながら見ようとすると横からになりすぎて全然見られません。
テレビを見る場合はソファに座って見るかベッドの下の方に座って見るかのどちらかになると思います。寛ぐという点ではちょっと不便かなと思いました。
ただ、私が宿泊したのはスタンダードダブルなので、上位ルームではこの問題は解消されているようです。
冷蔵庫の場所がなぜか玄関
客室設備に冷蔵庫と書いてあるのにどこを見ても見つからず、結局見つけたのが玄関ドアのすぐ横のスペースでした。さらに、かなり小さい冷蔵庫なので何も入らず使えませんでした。場所が不便すぎるので、ベッドの横のスペースに少し大きめの冷蔵庫を置いてほしいなと思います。
シャワーブースが狭い
洗面エリアがやや狭いのが難点です。洗面エリアの中に洗面所・トイレ・シャワーブースが同じ空間にあります。バスタブはなくシャワーブースのみで、手持ちのシャワーと固定シャワーが利用できるようになっています。ただ、ブース自体がかなり狭く、男性だとかなり窮屈かなと思いました。
こちらに関しても上位ルームであればバスタブがあり、広さが確保されている客室もあるようです。
口コミはどう?
私個人の感想を元にご紹介してきましたが、世間一般的な口コミもチェックしてみましょう。
最近の建物でめちゃめちゃ綺麗で、フロントの照明なども落ち着いており、カードキーを使ったセキュリティがみたことないぐらい凄くて、西本願寺から徒歩3、4分でとても満足しました。
じゃらん
セキュリティはたしかにしっかりしていて、カードキーがないとエレベーターエリアにも入れない仕組みです。フロントも24時間体制なので安心して滞在できます。
お風呂はユニットバスで浴槽は狭く、シャワーカーテンは生乾き臭がしました。ベッドの向きがエアコンの風が直接当たる向きに配置されており、就寝時に苦しく感じました。スマートTVなのは有り難かったです。テーブルが無い部屋だったので部屋で飲食される方には向いていないです。
じゃらん
バスタブのある客室ですが、狭さはやはり感じるようですね。エアコンの風はたしかに調節が難しく直接風が当たって少々不快でした。
まとめ
オリエンタルホテル京都六条の宿泊記をご紹介してきました。京都のコンセプト型ホテルで、記憶に残る滞在を楽しめるのでぜひ利用してみてください。