釜山にある甘川文化村は大人気の観光地になっており、インスタ映えする写真がたくさん撮れると話題です。行き方には少しコツがいるので、甘川文化村への行き方や回り方をご紹介します。
甘川文化村ってどんなところ?
甘川文化村は釜山を代表する人気観光スポットです。カラフルな家が山の斜面にびっしりと建ち並んでおり、その景色はまるでおとぎ話の中に入り込んだかのような世界観。インスタ映え抜群で、韓国のマチュピチュとも呼ばれています。
甘川文化村の始まりは朝鮮戦争時代にさかのぼります。朝鮮戦争の際に北朝鮮から避難してきた人々がこの地に集落を形成したのが始まりです。2009年頃から町おこしが本格的に始まり、展望スポットの設置や壁画で有名になりました。
日本映画「HERO」のロケ地としても利用されたよ!
今でも一般の住民が住んでいるため、見学時間は9:00~18:00(冬期は~17:00)と決められています。見学時間帯も住民に配慮し静かに見学をする必要があります。また、山の斜面にあるため、坂や階段が多いのが特徴です。歩きやすい服装や靴で出かけるようにしましょう。
甘川文化村で絶対見るべきスポット
甘川文化村にはいくつか必ず見ておきたいスポットがあります。せっかく行ったのに見逃してしまうともったいないので事前にチェックしておきましょう。
甘川文化村の見どころをしっかりチェックしておこう!
星の王子様のオブジェ
星の王子様のオブジェは甘川文化村で一番見ておきたい人気スポットです。等身大の星の王子様とキツネが外を向いて座っています。なぜ星の王子様なのかというと韓国では小さい頃から星の王子様の小説に触れる機会が多く誰もが知っているキャラクターだからだそうです。今や甘川文化村を象徴するキャラクターになっています。
甘川文化村の一大撮影スポットのため、いつも撮影待ちの列ができています。一組一組の撮影時間がやや長めなのでだいぶ待つことになりますが、一緒に撮りたい方は列に並びましょう。
BTSジョングクとジミンの壁画
BTSのジョングクとジミンが釜山出身であることからBTSファンの聖地とも言われており、2人の顔が大きく描かれた壁画も撮影スポットになっています。BTSファンでなくても一緒に撮っておきたいですね。
I♥GAMCHEONのオブジェ
展望エリアに「I♥GAMCHEON」の文字のオブジェがあり、ここも撮影スポットになっています。オブジェと一緒に撮るのも甘川文化村を訪れた記念になりますね。さらに、展望エリアなので甘川文化村の全景を収めることができます。
韓服レンタルもGood
甘川文化村には韓服レンタルのお店があり、韓服を着て散策している方も多く見受けられました。韓国に来た記念になるので、一度試してみてはいかがでしょうか。料金も安いので手軽にレンタルしやすいですよ。
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甘川文化村の回り方
甘川文化村は観光スポットと言っても一般の路地散策でもあるので歩き方に決まりはありません。見どころを押さえつつ短時間で効率のよい回り方を見つけてきたのでご紹介します。
1時間半くらいで回れるよ!
回り方の全体像はこちらです。甘川文化村の入口から星の王子様付近まで行って折り返してくるルートです。同じ道を折り返すことになりますが、行きは壁画などの見学を楽しみ、帰りは道の両脇に建ち並ぶお土産物店や雑貨屋さんを見て回ることで往復ともに新たな発見があります。
甘川文化村と韓国語で書かれたアーチがあり、そこが入口です。入ると右側に案内センターがあるので、地図が欲しい方は2,000Wで購入できます。
さらに進むと甘川文化村の説明と全体地図があるのでチェックしておきましょう。
少し道なりに進むと右側に小さな博物館があります。博物館の壁画もかわいいので見どころです。博物館内は朝鮮戦争時代の甘川文化村の様子が紹介されています。無料なので時間があれば見てみてはいかがでしょうか。
右手に巨大なカラフルな魚の壁画が見えます。これもなかなか圧倒的なので写真に収めておきましょう。
魚の壁画から少し進んだ右手の細い階段を上るとハヌルマル展望台があり、甘川文化村を一望できます。よくガイドブックなどで見る甘川文化村の写真はここから撮れるのでベストな甘川文化村を撮ってみてください。
階段を下って元の道に出たらまた道なりに歩いて行くとアイスクリームとフレッシュジュースのお店が目の前に見えるので、そこを左に曲がります。
左に曲がると早速飛び込んでくるのがBTSジョングクとジミンの巨大壁画です。ぜひ一緒に撮影しておきましょう。
向かい側には違ったテイストのBTS全員バージョンもあるのでお見逃しなく。
ちょっとした休憩スペースが進行方向右手にありますが、猫の可愛い壁画が見られて癒されます。
素敵な壁画が左右に続くのでゆっくり見ながら進みます。星の王子様をモチーフにした壁画が多めですね。
進行方向左側にI♥GAMCHEONのオブジェが見えてきます。展望台になっているので、甘川文化村を一望できます。
そして最も有名な星の王子様のオブジェに到着。LITTLE PLANETというカフェの横にあります。進行方向左手にありますが、その向かいに写真撮影の列ができています。写真撮影したい方はそこに並びましょう。
星の王子様のオブジェを通り越してさらに進むと右手に小さなお土産物店があり、その先の階段がカラフルに塗られているので見ておきましょう。本棚をイメージしているそうで、階段を少し上った右側には本棚自体の壁画もありました。
カラフルな階段を上った先には天徳水井戸があります。ここだけは他の場所と違ってレトロで哀愁漂う雰囲気がありました。昔日照りが続いて井戸水が枯れてしまい、新たな井戸を作ろうとしたけれど倒れてしまった青年の話が残っているそうです。
ここまで来たら先には進まず引き返します。行きは壁画をたくさん見て写真を撮ってきましたが、帰りは買い物や食べ歩きを楽しむ時間。道の両側にかわいい雑貨屋さんやお土産物店、カフェなどがたくさんあるので、片っ端からチェックしながら歩きましょう。
ツアーも活用しよう
一大観光スポットだけあって甘川文化村を含む観光ツアーが多く催行されています。ツアーを活用することで、迷わず行けて甘川文化村についての説明も聞けるので非常に便利です。
甘川文化村への行き方
甘川文化村は山の斜面にあるため、駅近のような交通アクセスの良い場所ではありません。そのため、事前に行き方をチェックして最短でアクセスできるようにしましょう。
行き方1:タクシーで行く
韓国のタクシーは日本に比べて非常に安いので、タクシーで行くのがラクでおすすめです。西面周辺からだと所要時間は30分くらいで運賃は12,000Wくらいで行けます。3人で乗れば1人あたり4,000W(=約400円)なので30分乗車することを考えるとかなり安いですよね。
タクシーは日本と同様に流しのタクシーを手を挙げて拾うこともできますし、カカオタクシーやUberで配車依頼もできます。繁華街や観光地付近であれば流しのタクシーが捕まらないということは全くありませんでした。
行き方2:地下鉄+路線バスで行く
少しでも交通費を節約したいという方は地下鉄と路線バスを利用するとよいでしょう。地下鉄1号線の「土城」駅か「チャガルチ」駅で降車し、路線バスに乗り換えます。マウルバスという小さいバスの「1-1番」「2番」「2-2番」のいずれかに乗車します。他の路線だと甘川文化村に行かないのでご注意ください。該当のバスは側面に大きく「甘川文化村」と書いてあります。
最寄りのバス停は「甘川小学校」バス停です。韓国語では「カムチョンチョドゥンハッキョ」。韓国語のアナウンスだけなので韓国語での言い方も覚えておくとよいでしょう。西面から移動すると仮定するとトータルの移動時間は40分くらいで、料金は地下鉄1,600W+マウルバス1,450Wで3,050Wです。
行き方3:地下鉄+タクシーで行く
地下鉄とタクシーを組み合わせるという方法もあります。地下鉄1号線でチャガルチ駅で降車したら、チャガルチ駅からはタクシーで移動します。チャガルチ駅からはタクシーで約5分なので、タクシー料金もかなり安く抑えられます。路線バスに乗るのが不安な方はタクシーを利用するのがおすすめです。
西面から移動すると仮定するとトータルの移動時間は約30分で、料金は地下鉄1,600W+タクシー約5,100Wで約7,700Wです。
南浦洞観光とのセットがおすすめ
甘川文化村へ向かう起点ともなる南浦洞付近は釜山を代表する繁華街で、有名な市場や観光スポットが多数あります。甘川文化村の前後に組み合わせることで効率よく観光を楽しめますよ。
マウルバスでチャガルチ駅まで移動
チャガルチ駅より徒歩約2分
釜山国際映画祭の聖地。映画スターの手形を見ながら散策しましょう。
BIFF広場より徒歩約5分
衣類や雑貨などを売っているローカルな市場。
国際市場より徒歩約4分
農水産物や加工食品などを売っている老舗市場。夜には夜市も開催されます。
富平市場より徒歩約10分
釜山の最先端ショッピングストリート。話題のショップや飲食店がたくさんあるので、じっくり散策してみてください。
光復路ファッションストリートより徒歩約5分
韓国一の規模を誇る魚介類専門市場。海鮮料理をその場で食べることもできます。
チャガルチ市場より徒歩約2分
南浦駅にて散策終了。地下鉄に乗車して移動します。
まとめ
甘川文化村の行き方や回り方をご紹介してきました。釜山に行ったら絶対に見ておきたいスポットの一つです。ぜひ参考にして行ってみてくださいね。