アメリカ西海岸を代表する都市のロサンゼルスとサンフランシスコ。いろいろな角度から比較するので、どっちに行くか迷う方はチェックしてみてください。
比較①:日本からのアクセス

どちらもアメリカの西海岸にありますが、日本からの飛行時間はどのくらい違うのでしょうか。少しでも早く着けるとラクですよね。現地空港から市内へのアクセスも含めて比較してみます。
- ロサンゼルス
- 日本からのフライト時間
- 成田→ロサンゼルス:約9時間35分〜10時間25分
- ロサンゼルス→成田:約11〜12時間
- 現地空港からLA市内へのアクセス
- LAX FlyAwayでハリウッドまで約60〜90分
- LAX FlyAwayでUnion Station(ダウンタウン)まで約35分
- 日本からのフライト時間
- サンフランシスコ
- 日本からのフライト時間
- 成田→サンフランシスコ:約9時間5分〜9時間55分
- サンフランシスコ→成田:約10時間30分〜11時間25分
- 現地空港からSF市内へのアクセス
- BART(電車)で約30分
- 路線バスで約1時間
- タクシーで約30分
- 日本からのフライト時間
フライト時間は成田空港からのフライト時間で比較してみました。往路も復路もサンフランシスコ路線の方がやや短い傾向です。さらに、現地空港から市内へのアクセスもサンフランシスコの方が移動手段が多く且つ移動時間が短いです。乗り換えなく電車一本でサンフランシスコ市内へアクセスできるのは便利ですね。
ロサンゼルスも公共交通手段でアクセスする方法がありますが、電車とバスを乗り継ぐ必要があり少々面倒です。車で移動するケースが多いですが、渋滞が非常に多いため、移動時間が通常より大幅に長くなることもよくあります。

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比較②:旅行代金の安さ

旅行代金の安さも気になるポイントですね。HISの同等内容のパッケージツアーで金額を比較してみます。(2025年4月時点の情報)
- ロサンゼルス
- ユナイテッド航空直行便で行く!送迎なしのフリープラン ロサンゼルス5日間
- 224,800円~514,800円
- ホテル:ダブルツリーバイヒルトン ロサンゼルス(デラックスクラス)
- 航空便:ユナイテッド航空(羽田⇔ロサンゼルス往復直行便)
- 食事:なし
- 添乗員:なし
- 最少催行人員:2名
- サンフランシスコ
- ユナイテッド航空直行便で行く!送迎なしのフリープラン サンフランシスコ5日間
- 229,800円~494,800円
- ホテル:パーク55 サンフランシスコ ア ヒルトンホテル(デラックスクラス)
- 航空便:ユナイテッド航空(成田⇔サンフランシスコ往復直行便)
- 食事:なし
- 添乗員:なし
- 最少催行人員:2名
条件はこちらに揃えました。
- 5日間
- デラックスクラスのホテル
- 直行便利用
- 空港送迎なしのフリープラン
金額感はほぼ同等ですね。ただし、ツアーの種類はロサンゼルスの方が圧倒的に多く、選択できるホテルも多い傾向です。ロサンゼルスは最近のドジャース大谷選手人気で、野球観戦などバラエティに富んだツアーが催行されています。サンフランシスコは1都市に留まるツアーよりロサンゼルスにも行く周遊型のツアーが多く見られました。
HIS(エイチ・アイ・エス)はロサンゼルス・サンフランシスコのツアーラインナップがとても豊富で、しかも安いのが特徴。条件に合うツアーが安く見つかるので、ロサンゼルス・サンフランシスコへ行く際はぜひ利用してみてください!
比較③:滞在中の移動のしやすさ

ロサンゼルス・サンフランシスコ市内の観光を楽しむときは何で移動するのでしょうか。移動手段を比較してみました。
- ロサンゼルス
- メトロレール(地下鉄)
- 6つの路線があり、ダウンタウン・ハリウッド・サンタモニカなど主要エリアを結ぶ。
- メトロバス
- 広範囲をカバーする路線バス
- DASHバス
- ダウンタウンや住宅地を巡回する短距離バス
- Big Blue Bus
- サンタモニカ周辺を運行するバス
- Uber・Lyft
- 配車サービス
- FlyAwayバス
- ロサンゼルス国際空港と市内を結ぶ直通バス
- タクシー
- レンタカー
- メトロレール(地下鉄)
- サンフランシスコ
- BART(ベイエリア高速鉄道)
- サンフランシスコ国際空港からダウンタウンまで約30分で移動可能
- MUNI
- 市内を網羅するバスやライトレールを運行
- ケーブルカー
- 観光にも人気の歴史ある乗り物
- フェリー
- ベイエリアの各都市を結ぶ交通手段
- Uber・Lyft
- 配車サービス
- エアポートシャトル
- ホテルまで直行するサービス
- タクシー
- レンタカー
- BART(ベイエリア高速鉄道)
移動手段はどちらも鉄道にバスと豊富にありますが、移動のしやすさという点ではサンフランシスコに軍配が上がります。サンフランシスコ市内の方が移動しやすいポイントはこちらです。
- 都市がコンパクト
- 市内は比較的コンパクトで、徒歩や自転車でも移動が可能。主要観光地同士の距離が近い。
- 車なしでも問題なし
- 公共交通機関が整っているので車なしでも快適に観光できる。逆に、駐車は難しいのでレンタカー移動には向かない。
- 主要観光地にアクセスしやすい
- MUNI・BART・フェリーなど公共交通手段が発達。さらに、サンフランシスコ名物のケーブルカーは主要観光地にアクセスしやすい。
同等の移動手段がありながら、ロサンゼルスが移動しにくいと言われる理由はこちらです。
- 都市が広大すぎる
- ロサンゼルスは非常に広く、観光地間の距離が遠いため、移動に時間がかかる。
- 公共交通機関はあるが制約あり
- メトロレールやバスはあるものの、観光地へのアクセスが必ずしもスムーズではなく時間帯によっては不便な場合も。
- 車がないと不便
- 自由に動くならレンタカーが便利。ただし、渋滞や駐車の問題があるので注意。
サンフランシスコは公共交通機関を使って効率よく観光したい方におすすめで、ロサンゼルスは時間をかけてゆっくり観光したい方やレンタカーで自由に動きたい方におすすめです。

比較④:観光スポットの多さ

より多くの観光スポットを訪れたい方は事前に観光スポットもチェックしておきたいですね。ロサンゼルスとサンフランシスコの主要観光スポットを挙げてみました。
- ロサンゼルス
- ダウンタウン
- LAライブ
- クリプト・ドットコム・アリーナ
(旧 ステイプルズ・センター) - グラミー博物館
- リトルトーキョー
- グランドセントラルマーケット
- ハリウッド
- オベーション・ハリウッド
(旧 ハリウッド・ハイランド) - ウォーク・オブ・フェーム
- チャイニーズ・シアター
- グリフィス天文台
- ユニバーサルスタジオハリウッド
- オベーション・ハリウッド
- ビバリーヒルズ
- ロデオドライブ
- ファーマーズ・マーケット
- メルローズ通り
- サンタモニカ
- サード・ストリート・プロムナード
- サンタモニカ・ピア
- ベニスビーチ
- ダウンタウン
- サンフランシスコ
- ゴールデン・ゲート・ブリッジ
- アルカトラズ島
- フィッシャーマンズ・ワーフ
- ピア39
- ツインピークス
- ロンバード・ストリート
- ゴールデンゲートパーク
- ユニオンスクエア
- ワシントンスクエア
- チャイナタウン
どっちも世界的に有名な観光スポットが多数ありますが、ロサンゼルスの方が土地が広大であるがゆえに観光スポットも多く点在している傾向にあります。さらにロサンゼルスはエンターテインメント都市としても知られるため、ハリウッド映画関連の施設やテーマパークが人気です。
サンフランシスコは有名な観光スポットが近い距離に凝縮されていますが、必ず見ておきたいのはゴールデンゲートブリッジ・フィッシャーマンズワーフ・アルカトラス島でしょう。追加してサンフランシスコを象徴するケーブルカーにも必ず乗っておきたいですね。

比較⑤:気候

旅行するなら快適な気候の中でアクティブに動き回りたいですよね。同じアメリカ西海岸にあるロサンゼルスとサンフランシスコですが、気候に違いはあるのでしょうか。気象庁が出している月平均気温と月降水量のデータを調べてみました。
ロサンゼルス | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平均気温 (℃) | 13.9 | 13.5 | 14.1 | 14.8 | 16.3 | 18.8 | 20.1 | 21.4 | 20.9 | 18.9 | 16.1 | 14.2 |
降水量 (mm) | 50 | 255 | 84 | 13 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 |
サンフランシスコ | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平均気温 (℃) | 12.3 | 12.1 | 13.2 | 14.3 | 16.0 | 18.2 | 18.1 | 16.9 | 17.2 | 18.2 | 13.6 | 12.6 |
降水量 (mm) | 128 | 117 | 87 | 20 | 24 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 103 | 115 |
データ上はそこまで大きな違いは見受けられませんが、実際の気候はだいぶ違いが見られます。ロサンゼルスは地中海性気候と呼ばれ、一年を通じて温暖で乾燥した気候なのが特徴です。夏は暑く特に内陸部では気温が35℃を超えることもありますが、海岸沿いは比較的涼しく湿度も低めです。冬も温暖で気温が10~20℃程度の範囲に収まり、降水量は少ないものの、雨季(12月~3月)にはまとまった雨が降ることがあります。
一方、サンフランシスコは海洋性気候と呼ばれ、年間を通じて涼しく朝晩は霧が発生しやすいのが特徴です。夏の最高気温は20℃前後とロサンゼルスほど暑くならず、日中と夜間の気温差が大きいことがよくあります。特に「サンフランシスコの夏は寒い」と言われるように、7~8月でも肌寒く感じる日が多いです。冬も比較的穏やかですがロサンゼルスよりも寒く、最低気温が10℃を下回ることもあります。降水量はロサンゼルスよりやや多く、雨季(11月~4月)には雨が降る日が増えます。
比較⑥:ツアーの充実度

ツアーを利用して効率よく観光を楽しみたいという方も多いですよね。ロサンゼルスとサンフランシスコにはどんなツアーがどのくらいあるのでしょうか。旅行・レジャー予約サイト「Klook」に登録されているツアーを挙げてみました。
- ロサンゼルス
- ロサンゼルス市内
- ロサンゼルス市内半日or1日ツアー
- ハリウッド市内観光ツアー
- ハリウッドナイトツアー
- ウォークオブフェイムウォーキングツアー
- ハリウッドサインオフィシャルエクスプレスウォーキングツアー
- ハリウッド 映画ロケ地ガイドツアー
- グリフィス天文台ツアー
- LAダウンタウン食と文化体験ウォーキングツアー
- LAダウンタウン歴史と建築ウォーキングツアー
- オープントップバスツアー
- ハリウッドセレブの家ツアー
- ワーナーブラザース・スタジオツアー
- ロサンゼルス郊外・他都市
- サンタカタリナ島日帰りツアー
- サンディエゴ市内観光1日ツアー
- マリブ ワイナリー日帰りプライベートツアー
- ロサンゼルス市内
- サンフランシスコ
- サンフランシスコ市内
- サンフランシスコ市内観光ツアー
- アルカトラズ島ハイライトツアー
- サンフランシスコナイトツアー
- フィッシャーマンズワーフウォーキングツアー
- ゴールデンゲートパークサイクリングツアー
- チャイナタウン 食と歴史 ウォーキングツアー
- ゴールデンゲートベイクルーズ
- サンフランシスコ湾クルーズ
- オープントップバスツアー
- サンフランシスコ郊外
- ヨセミテ国立公園ツアー
- シリコンバレーテック日帰りツアー
- ナパバレー・ソノマバレー日帰りワインツアー
- ミュアウッズ・サウサリート半日ツアー
- モントレー日帰りツアー
- サンフランシスコ市内
1日で終了するツアーに絞って挙げています。どっちもツアーの数は充実していますが、ロサンゼルスの方が市内観光のバリエーションが豊かな傾向です。単純な観光だけでなく、ハリウッドセレブの家を見て回ったりハリウッド映画のロケ地を回ったりとバラエティに富んだツアーが催行されています。サンフランシスコは郊外へ行くツアーが充実しており、ヨセミテ国立公園へ行くツアーやワイナリーツアーなどが有名です。
現地ツアーやアクティビティの予約なら旅行・レジャー予約サイト「Klook」がおすすめです。オプショナルツアーから観光施設のチケット手配や空港送迎・SIM手配まで旅行で必要なものが何でもそろいます。

比較⑦:治安の良さ

旅行先を決めるうえで気になるのは現地の治安ですよね。安全に過ごせないと旅行どころではなくなります。ロサンゼルスとサンフランシスコの治安はどうなっているのでしょうか。
ロサンゼルス | サンフランシスコ | |
---|---|---|
総犯罪件数 | 約118,000件 | 約53,000件 |
暴力 | 約28,000件 | 約5,500件 |
窃盗 | 約80,000件 | 約34,000件 |
車上荒らし | 約15,000件 | 約10,000件 |
自動車盗難 | 約25,000件 | 約3,300件 |
ロサンゼルスは総犯罪件数が多く、特に暴力犯罪と自動車盗難が目立ちます。サンフランシスコは車上荒らしやスリなどの窃盗犯罪が多く、観光客が狙われやすい傾向にあります。ロサンゼルスの方が犯罪件数は多いとはいえ、サンフランシスコも十分注意しないといけないですね。
どっちも特定のエリアでは犯罪発生率が高くなるため、旅行の前に安全なエリアと危険なエリアを把握し、注意して行動をする必要があります。
- ロサンゼルス
- 安全なエリア
- サンタモニカ
観光客が多く、警察のパトロールが頻繁に行われている。 - ビバリーヒルズ
高級住宅街で犯罪率が低い - バーバンク
スタジオが多く落ち着いた雰囲気 - マンハッタンビーチ
静かで治安が良い
- サンタモニカ
- 危険なエリア
- スキッド・ロウ
ホームレスや薬物中毒者が多く犯罪率が高い - コンプトン
ギャングの抗争が頻発 - イングルウッド
空港周辺の安価なホテルがあるが、治安が悪い。
- スキッド・ロウ
- 安全なエリア
- サンフランシスコ
- 安全なエリア
- フィッシャーマンズワーフ
観光客が多く警備員が常駐 - ノブヒル
高級ホテルが多く閑静な住宅街 - ロシアンヒル
観光名所が多く落ち着いた雰囲気 - マリーナ地区
若い専門職が多く住む清潔な地域
- フィッシャーマンズワーフ
- 危険なエリア
- テンダーロイン
薬物取引や暴行事件が多発 - サウス・オブ・マーケット
ホームレスが多く治安が悪化 - ミッション・ディストリクト
犯罪率が高め - ユニオンスクエア南側
スリや置き引きが多発
- テンダーロイン
- 安全なエリア
安全対策としてこのようなところを気を配って快適に旅行を楽しめるようにしましょう。
- 貴重品の管理を徹底(バックを前に抱える、財布は内ポケットにしまうなど)
- 危険地域に近づかない(特に夜間)
- 人通りの少ない場所は避ける
- 公共交通機関の利用時は注意(スリが多発)
それぞれこんな人におすすめ!

ロサンゼルスとサンフランシスコをあらゆる側面から比較してきましたが、一覧にするとこのようになります。
ロサンゼルス | サンフランシスコ | |
---|---|---|
日本からのアクセス | ||
旅行代金の安さ | ||
滞在中の移動しやすさ | ||
観光スポットの多さ | ||
気候 | ||
ツアーの充実度 | ||
治安の良さ |
それぞれの都市をおすすめできる方の特徴はこのようになるでしょう。行き先選びの参考にしてみてください。
- 快適な気候の中でのんびり観光したい
- 映画などエンターテインメントが好き
- 国際運転免許を持っている
- サンフランシスコ郊外にも足を伸ばしたい
- 滞在中はラクに移動したい
- 有名なケーブルカーに乗ってみたい
まとめ
ロサンゼルスとサンフランシスコを比較してきました。同じアメリカ西海岸でも違いが見られましたね。行ってみたいと思った都市にぜひ行ってみてください。