芦原温泉で評価が高くて人気のある旅館「まつや千千」に宿泊してきたので、どんな旅館なのかおすすめポイントを合わせてレポートします。
「まつや千千」はどんな旅館?
「まつや千千」は芦原温泉にある温泉旅館です。北陸新幹線が延伸して芦原温泉駅に停車するようになりました。それもあって人気が再燃している温泉です。
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芦原温泉はどんな温泉?
芦原温泉は福井屈指の温泉街で、関西の奥座敷とも呼ばれています。1883年に発見された温泉で、比較的新しい温泉ですが、名湯百選にも選べれるほど評価されています。泉質は含塩化土類食塩泉。源泉数は74本もあり、泉質も源泉によって異なります。
「まつや千千」の基本情報
芦原温泉の中でも前評判が一番良いと見受けられたのがこの「まつや千千」。じゃらんの泊まって良かった宿大賞には過去何度もランクインしています。あわら湯のまち駅から徒歩6分のアクセスの良い場所にある比較的規模の大きい旅館です。どういうところが評価されているのか気になって宿泊してみました。
旅館名 | まつや千千 |
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住所 | 福井県あわら市舟津31-24 |
電話番号 | 0776-77-2560 |
チェックイン チェックアウト | 15:00 10:00 |
駐車場 | 無料 |
アクセス | えちぜん鉄道「あわら湯のまち」駅より徒歩6分 |
公式サイト | https://matuyasensen.co.jp/ |
おすすめのポイント
「まつや千千」に1泊宿泊してみて感じたおすすめポイントをご紹介します。
ほっとするおもてなし
お出迎えから客室までの案内、客室内の対応、お見送りまでずっと笑顔でおもてなししていただき、とても気分の良い滞在ができました。
写真を撮っていたらすかさず撮りますよと声をかけてくれたり。こういったきめ細やかなおもてなしが評価されているポイントなのかなと感じました。
リニューアル客室がきれい
まつや千千にはせんせん館・ゆうゆう館という二つの棟があります。ロビーに近いのはゆうゆう館ですが、せんせん館の方がランク上の客室になっています。とはいえ、リニューアルしたての客室が多く、清掃も行き届いてとてもきれいな印象です。
どちらの棟にも和室・和ベッドルーム・特別室がきちんと備わっており、さらにせんせん館には時忘れ離座という露天風呂付客室があります。私はせんせん館の和ベッドルームに宿泊しました。
リニューアルしたての客室だったようで、まだ新しい木の匂いが漂っていました。ドアを開けて中に入るとまず踏込み部分がとても広くて驚きました。その先の洗面所も広く作られています。洗面台が2つ並んであるのも女性にはうれしいポイントですね。
踏込みを通過して和室に入るととても明るい雰囲気に圧倒され感動。最近は雰囲気を出すために室内を暗めにしている旅館もありますが、私は明るい方が好きなのでとても心地よかったです。
和室に2台のベッドが並んでいる配置で、和室自体もとても広く、荷物をフルに広げても余裕がたくさんあります。ベッドはセミダブルサイズのためゆったり使えました。和室の奥に広縁がありますが、広縁には椅子とオットマンのセットがあり、足を投げ出して外を見ながら寛ぐこともできます。
ベッドはSealy製!
温泉たまご作り体験ができる
温泉たまご作り体験が無料でできるのもまつや千千ならでは。積まれた卵から一つ手に取り、卵に名前など目印を書いて、温泉たまご作りのざるの中に入れます。出来上がるまで25~30分くらいかかるので、温泉に行く前にセットしておいて、温泉から出てきたら取り出しに行くのがおすすめです。
ラウンジにスプーンと塩が用意されているので、卵を取り出したらラウンジへ持って行って試食します。自分で作った温泉たまごだからなのかとても美味しかったですよ。
大きな大浴場と充実した露天風呂
まつや千千はお風呂に定評があります。というのも規模は北陸最大級で、大浴場がとても広いのはもちろんのこと、外には異なるテイストの露天風呂が7つもあります。まさに湯浴みを楽しめる温泉。お湯はトロっとしていてなめらかな肌触りで、美肌につながる感覚がありました。
露天風呂は大浴場を囲うようにさまざまなタイプの湯があるので、端から順番に少しずつ入っていくのがおすすめです。つぼ湯・かめ湯・ジャグジー風呂・寝湯・座り湯などワクワクする露天風呂ばかりですよ。7つも回るとかなりのぼせるので、入浴時間をうまく調整しましょう。
脱衣所もとても広いので、人が多くても混んでる感覚が全くありません。冷たいお水とお茶が用意されてるので、風呂あがりにすぐ水分補給ができます。洗面スペースは1ブースずつ区切られていてドライヤーもすべてのブースに揃っているのでとても使いやすかったです。
旬の食材を使った会席料理が美味しい
ゆうゆう館の1Fにある「ダイニング千の幸」が食事会場でした。中央にオープンキッチンがあり、一見バイキングのような雰囲気ですが、きちんと一品ずつ会席料理が提供されます。オープンキッチンで作ったできたての料理をすぐに持ってきてもらえるというライブ感が魅力になっているようです。
献立は宿泊プランや時期によって異なりますが、今回の私の献立はこちらです。メインは一人一台の鮮魚舟盛りです。豪華な舟に旬な鮮魚が一人分にちょうどいい量で盛り付けられていました。
どの料理も濃い味付けはなく、やさしい味付けでとても美味しかったです。舟盛りのほかに鮑の踊り焼き、ステーキもありとても豪華なラインナップ。豚の角煮はとろける柔らかさでしたよ。
地酒3種飲みくらべもおすすめ!
館内で出張朝一をやっている
早朝から1階のお土産店の横で主張朝一が開催されています。地元の新鮮な魚や干物・越前ガニ、その他ふりかけやご飯のお供のような加工品が販売されています。卸売価格で販売しているので安く買えます。見るだけでも楽しいですよ。
のどぐろささ漬がおすすめ!
東尋坊が近い
福井を代表する景勝地の東尋坊には車で15~20分ほどで行けます。まつや千千から最も近い観光スポットなので、東尋坊はマストで行きたいところです。私は芦原温泉駅に到着した後、東尋坊へ先に行ってから芦原温泉街へ行きました。東尋坊へは芦原温泉駅からも車で30分弱で行けます。
イマイチなポイント
いいことばかりではなく平等にイマイチなポイントもお伝えしないといけません。ただ、明確なイマイチなポイントはなく、人による感じ方次第のところが大きいです。
館内着は浴衣のみ
最近は浴衣をやめて甚平のような動きやすいタイプを採用する旅館も増えていますが、まつや千千はまだスタンダードな浴衣タイプのみです。温泉情緒があってよいのですが、私は動きやすい甚平タイプが好きなので、甚平タイプも選べるといいなと思いました。
ダイニングの活気が若干ありすぎる
食事会場のダイニング千の幸はライブキッチンもあるように活気あふれる雰囲気がウリでもあるのですが、旅館で会席料理を食べる雰囲気としては少しガヤガヤ感があります。完全個室でもないので余計そう感じてしまいます。また、着物を着た仲居さんが料理を運ぶのがよくある光景ですが、男性の仕給師さんが多く服装は居酒屋テイストで、好みが分かれるかもしれません。
若者向けの印象かな。
まとめ
芦原温泉の「まつや千千」の宿泊記でした。評価が高いのが頷ける旅館だったので、ぜひ芦原温泉へ行く際は宿泊してみてくださいね。