福井県・芦原(あわら)温泉で「泊まって良かった宿」として高い人気を誇るのが、まつや千千(せんせん)です。「実際の口コミはどう?」「客室や温泉、食事は本当に良いの?」と気になっている方も多いはず。
この記事では、元旅行会社スタッフの私がまつや千千に実際に宿泊した体験を、写真とともに本音でレビューします。客室・温泉・夕食・朝食・接客を詳しく紹介し、良かった点だけでなく気になった点も正直にお伝えします。宿選びで失敗したくない方は、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- まつや千千が実際どうだったか(総合評価と本音レビュー)
- リニューアル客室・北陸最大級の温泉・夕食の詳しい感想
- 個室の和朝食や接客・館内施設のリアルな様子
- 泊まって感じた気になる点と、おすすめの予約タイミング
結論|まつや千千はこんな人におすすめ

先に結論をお伝えすると、まつや千千は「客室・温泉・食事・接客のバランスが非常に高い、芦原温泉の有力候補」です。とくに、きれいな部屋で快適に過ごしたい人、広い温泉でリフレッシュしたい人、新鮮な海の幸を楽しみたい人には自信を持っておすすめできます。
実際に泊まった総合評価
実際に1泊して感じた評価を、項目別にまとめました。あくまで個人の感想ですが、宿選びの参考にしてください。
| 評価項目 | 評価 | ひとこと |
|---|---|---|
| 客室 | ★★★★★ | リニューアルで清潔・快適 |
| 温泉 | ★★★★★ | 北陸最大級・七湯めぐりが楽しい |
| 夕食 | ★★★★☆ | 舟盛り&ライブ感が魅力 |
| 朝食 | ★★★★☆ | 個室の和朝食が丁寧 |
| 接客 | ★★★★★ | 先回りの気配りが光る |
| コスパ | ★★★★☆ | 価格以上の満足度 |
| 総合 | ★★★★☆(4.5) | 芦原温泉で迷ったら有力候補 |
良かったポイント
何より印象的だったのが、温泉の広さと接客の質の高さです。北陸最大級の大浴場は混雑を感じないほど広く、夜と朝で雰囲気を変えて何度も楽しめました。スタッフの気配りは「言われる前に動く」レベルで、館内のあちこちで小さな感動が。リニューアルされた客室の清潔感も含め、チェックインから出発まで終始ストレスのない滞在でした。
気になったポイント
一方で、館内着が浴衣のみだった点と、ライブ感のあるダイニングがやや賑やかに感じられた点は、人によって好みが分かれるところ。詳しくは後半の「実際に泊まって感じた注意点」で正直にお伝えします。
旅行の予約は、JR+宿をまとめて手配できるダイナミックパッケージ「JTB MySTYLE」が便利でお得です。まつや千千の空室・料金チェックはこちらから。
なお、まつや千千を含む福井1泊2日の回り方は、こちらの記事で詳しく解説しています。

まつや千千の客室レビュー

ここからは、実際に宿泊した客室を詳しくレビューします。まつや千千の客室は、標準タイプの「ゆうゆう館」、ワンランク上の「せんせん館」、全室源泉露天風呂付きの特別フロア「時忘れ離座」の3タイプ(全118室)があります。
今回宿泊した和ベッドルーム

今回泊まったのは、ワンランク上の滞在が叶う「せんせん館」の和ベッドルームです。エレベーターを降りて部屋に向かう廊下からすでに清潔感があり、期待が高まります。ドアを開けた瞬間、新しい木材の爽やかな香りがふわっと広がり、思わず「きれい!」と声が出ました。
和の落ち着きと現代的なスタイリッシュさが融合した空間で、畳にベッドという組み合わせが心地よい部屋でした。窓の外には温泉街の景色が広がり、チェックインした瞬間から「今夜はゆっくりできそう」と思える雰囲気です。
客室設備とアメニティ
設備のこだわりも、リニューアルされたせんせん館ならでは。快適に過ごせる工夫が随所にありました。
| 設備 | 特徴 |
|---|---|
| Sealy(シーリー)製ベッド | 世界の高級ホテル採用。絶妙な反発力で疲れが残らない |
| ダブルボウルの洗面台 | 2人同時に身支度でき、朝の準備がスムーズ |
| 調光できる照明 | 明るさを調整でき、読書もリラックスもしやすい |
アメニティや館内着もひと通り揃っており、手ぶらでも快適に過ごせました。
実際の居心地はどうだった?
居心地は文句なし。Sealyのベッドは寝心地が良く、翌朝はしっかり疲れが取れていました。照明が明るく、調光もできるので、夜は好みの明るさにしてゆったり。「清潔・静か・快適」の三拍子が揃った客室で、リニューアルの恩恵をしっかり感じられました。
北陸最大級の温泉を体験

まつや千千の代名詞が、総面積1000坪を誇る源泉大浴場「千のこぼれ湯」です。お湯がいつもたっぷり満ちあふれる様子から名付けられたそうで、その名の通り圧巻のスケールでした。
千のこぼれ湯をレビュー
大浴場は女性が「百百(もも)の湯」、男性が「万万(まんまん)の湯」に分かれています。私が入った女性の「百百の湯」は、内湯から露天まで本当に広く、混雑をまったく感じない贅沢さ。浴室に足を踏み入れた瞬間、湯気の向こうに広がる湯船の多さに「どこから入ろう?」と迷うほどでした。
脱衣所も隣との距離がたっぷりあり、洗面ブースが一つずつ仕切られているので、周囲を気にせずスキンケアできるのも高ポイントでした。湯上がりの冷茶サービスが、火照った体に染み渡ります。
露天風呂の雰囲気
露天エリアには、庭園を囲むように表情豊かなお風呂が点在し、女性側では「七湯めぐり」が楽しめます。
- つぼ湯・かめ湯
- お湯を独り占めできる贅沢な小さめの湯船
- ジャグジー風呂
- 気泡の刺激が心地よい
- 寝湯
- 寝そべって北陸の空を眺める開放感
- ヒーリングサウナ
- 岩盤浴のような低温サウナで女性に人気
夜と朝で雰囲気が変わるので、時間帯を変えて何度も入りたくなります。私も結局夜と朝2回入りました。
温泉たまご作りも楽しい
まつや千千に泊まるなら、ぜひ体験してほしいのが無料の「温泉たまご作り」です。ロビー近くの「温泉たまご処」で卵に名前を書き、専用のザルに入れて源泉へ沈めます。完成まで約25〜30分かかるので、その間に大浴場へ行くのが効率的なルーティン。お風呂上がりにラウンジでホカホカの卵を剥き、お塩をかけて食べる瞬間は、ちょっとした感動でした。
夕食・朝食を本音レビュー

食事はオープンキッチンを備えたダイニング「千の幸」でいただきます。できたて・つくりたてを提供してくれる、ライブ感のある食事処です。
舟盛りの豪華さに驚いた

今回のメインは、一人に一台ずつ提供される鮮魚の舟盛り。福井・越前の海で獲れた鯛・甘エビ・ブリなどが美しく並び、その豪華さに思わず歓声が上がりました。都心では味わえない、角の立ったお刺身の鮮度は感動モノ。一人一台という贅沢さも、特別感がありました。個人的に一番おいしかったのもこの舟盛りで、とくに甘エビのとろけるような甘さは忘れられません。
鮑とステーキを実食

会席料理の丁寧さと、ライブキッチンの躍動感が同居しているのもこの宿の魅力です。
| 料理 | 感想 |
|---|---|
| 鮑の踊り焼き | 目の前で立ち上がる湯気と香りが食欲をそそる |
| 国産牛ステーキ | シェフの絶妙な火入れで、口の中でとろける |
| 豚の角煮 | 驚くほど柔らかく、出汁の旨みが凝縮 |
地酒の3種飲みくらべもおすすめで、女将セレクトの福井の地酒を飲み比べられます。なお11月〜3月頃は北陸の味覚「越前ガニ」付きの会席も登場するので、冬に訪れる方は要チェックです。
朝食でおすすめだった料理
朝食は、バイキングが増えるなか個室でいただく和朝食(和定食)。これが嬉しいポイントでした。焼き魚や出汁巻き卵、地元の小鉢など、福井県産の食材を使った品数豊かな内容で、季節によってメニューが変わります。
周りを気にせず落ち着いて食べられる個室スタイルは、朝からゆったりした気分に。前夜にお腹いっぱいでも、つい箸が進む優しい味わいでした。ご飯(県産コシヒカリ)が進む、丁寧な朝ごはんで、前日に朝市で買ったのどぐろのささ漬を少し添えてもらうのもおすすめの楽しみ方です。
館内施設とおもてなしを紹介

まつや千千の評価が高い理由は、施設だけでなく「人」と「館内の楽しさ」にもあります。
接客レベルはかなり高い
到着して車を降りた瞬間のお出迎えから、チェックイン、客室への案内まで、一貫してスタッフの笑顔が印象的でした。正直、宿に着いて最初の数分で「これは良い宿だ」と感じたほどです。
ロビーの生け花の前で写真を撮ろうとしたら、すかさず「お撮りしましょうか?」と声をかけてくれるなど、「言われる前に動く」きめ細やかな配慮が随所に。チェックインの待ち時間にもお茶とお菓子が出され、旅の疲れがふっと和らぎました。リピーターが多い理由がよく分かります。
出張朝市はぜひ立ち寄りたい
毎朝、お土産処の横で開催される「出張朝市」も見逃せません。地元の鮮魚店が、のどぐろの干物やカニ、特製のふりかけなどを卸売価格で販売しています。お店の方との会話も旅の醍醐味。私のおすすめはのどぐろのささ漬で、お土産にとても喜ばれました。
ラウンジで過ごす時間も快適
広大な庭園を望むティーラウンジでは、コーヒーやドリンクを飲みながらゆったり過ごせます。温泉たまごを食べたり、本を読んだり、夜は静かなバーのような雰囲気で地酒を楽しんだり。
チェックインから就寝まで、わざわざ外に出かけなくても館内だけで一日中楽しめるのがまつや千千の魅力です。温泉・食事・朝市・ラウンジと、館内の動線がコンパクトにまとまっているので、のんびり過ごしたい温泉旅行にぴったりでした。
実際に泊まって感じた注意点

良い点ばかりではフェアではないので、実際に泊まって気になった点も正直にお伝えします。
静かな高級旅館とは少し違う
まつや千千は、ライブキッチンや朝市など「遊びと癒しの両方を楽しむ、賑やかさのある宿」です。家族連れやグループには最高ですが、「静寂の中で一品ずつ集中して味わいたい」という方には、ダイニングの活気が少し気になるかもしれません。その場合は、専用食事処のある特別フロア「時忘れ離座」を選ぶのも手です。
浴衣が苦手な人は注意
館内着はスタンダードな浴衣です。「はだけるのが気になる」「動きやすさ重視」という方には、作務衣や甚平の選択肢があるとさらに良いと感じました。気になる方は、館内で過ごしやすい服装を持参すると安心です。
おすすめの予約タイミング
人気宿のため、土日祝や連休、越前ガニシーズン(11〜3月)は早めに埋まります。行く日が決まったら早めの予約が安心です。料金は時期やプランで変動し、2名1室・2食付きでおおよそ1人15,000円台〜が目安。直前割やプラン比較で、お得に泊まれることもあります。
まとめ|芦原温泉で有力候補の一軒
まつや千千に実際に泊まったレビューをお届けしました。広大な温泉、ライブ感のある食事、先回りの接客、リニューアルされた清潔な客室と、「施設・食・人」の三拍子が高いレベルで揃った宿でした。
賑やかな雰囲気が好きな方には特におすすめで、家族旅行にも自分へのご褒美にもぴったり。芦原温泉で宿選びに迷ったら、有力候補の一軒として検討してみてください。
アクセス・基本情報
最後に、まつや千千の基本情報をまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 旅館名 | あわら温泉 まつや千千 |
| 住所 | 福井県あわら市舟津31-24 |
| アクセス | 東京駅から芦原温泉駅まで北陸新幹線で最速約2時間51分 |
| 駅からの送迎 | JR芦原温泉駅・えちぜん鉄道あわら湯のまち駅から無料送迎(14〜18時・要予約) |
| 駐車場 | 無料・150台完備 |
宿を拠点にすれば、東尋坊(車で約15分)や永平寺(約50分)、恐竜博物館(約60分)などの観光もスムーズです。東尋坊については、伝説や見どころをこちらでまとめています。

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