ソウルでミナリサムギョプサルを食べようと調べ始めると、店が多すぎてどこに行けばいいのか分からなくなります。
結論からお伝えすると、初めてなら弘大・延南洞にある元祖店「プルトゥンヌンテジ」が正解です。ミナリサムギョプサルというジャンル自体を生んだ店で、味も演出も含めて「これを食べに来た」と納得できます。
私は2025年8月にこの店を訪れました。旬とされる春を外した真夏の訪問でしたが、それでも十分に満足できています。ここでは実際に行った店の話と、旅程に合わせて選べる他4店を、値段の目安や混雑時間とあわせて整理します。
この記事でわかること
- ソウルのおすすめ5店とエリア別の選び方
- 1人前あたりの値段の目安
- 行列を避けられる時間帯
- 店員が焼く店とセルフの店の違い
- 現地で戸惑わない食べ方のコツ
結論|迷ったらこの店でいい

ミナリサムギョプサルは、豚バラ肉とミナリ(セリ)を一緒に焼いて食べる韓国グルメです。ソウルでは弘大・乙支路・南営・明洞周辺で見つけやすく、店ごとに雰囲気も入りやすさもかなり違います。
エリア別のおすすめ早見表
まずは全体像を押さえてください。旅程に合わせて選ぶのが失敗しないコツです。
| 店名 | エリア | 向いている人 | 焼き方 |
|---|---|---|---|
| プルトゥンヌンテジ | 弘大・延南洞 | 元祖店を体験したい | 店員が焼く |
| 大地食堂 | 乙支路 | ローカル感を味わいたい | 店員が焼く |
| ウォンドンミナリサムギョプサル | 南営 | グルメ目的で動ける | セルフ |
| ムセキムチサムギョプ | 明洞 | 観光ついでに寄りたい | 店により異なる |
| モックモン | 弘大 | 写真映えを重視したい | 店員が焼く |
値段はどの店も1人前16,000ウォン前後からが目安です。2人前とドリンクで、1人あたり3,000円前後を見ておくと安心できます。
初めてなら元祖店が正解
迷ったらプルトゥンヌンテジをおすすめします。理由は単純で、ミナリサムギョプサルというジャンルそのものを世に広めた店だからです。
この店の大ヒットを受けてミナリサムギョプサルを出す店が増え、日本でも知られるようになりました。つまり他の店は、程度の差こそあれこの店のスタイルを追いかけている形になります。初回は元祖を押さえておくと、他店と比べる基準ができます。
私が実際に行った店の話
正直にお伝えすると、私が実際に行ったのはプルトゥンヌンテジ1軒だけです。他の4店は行っていないので、この記事では情報として整理する形にしています。
訪れたのは2025年8月。ミナリの旬は2〜4月とされているので、完全に季節を外した訪問でした。それでも香りも食感もしっかり感じられて、「旬じゃないから」と諦める必要はまったくないと確信しています。
注文したのはミナリサムギョプサルのみ。サイドメニューを追加しなくても、量は十分でした。
まだ韓国旅行の航空券・ホテルが決まっていない方は、ツアーが豊富なHIS(エイチ・アイ・エス) で探すのがおすすめです。韓国ツアーは比較的安く出ていることが多いので、グルメやショッピングに使える予算を多く残せますよ。
どんな料理?基本と選び方

店を選ぶ前に、料理の性格と判断基準を押さえておきましょう。ここが分かると、自分に合う一軒が見えてきます。
普通のサムギョプサルとの違い
ミナリサムギョプサルは、「肉を食べる」というより「香りのある野菜と一緒に楽しむ」感覚が強い料理です。
| 項目 | ミナリサムギョプサル | 一般的なサムギョプサル |
|---|---|---|
| 風味 | ミナリの香りが加わる | 肉と薬味が中心 |
| 食感 | シャキッと感がある | 肉の食感が中心 |
| 重さ | 脂を感じにくく軽い | しっかり満腹感がある |
| 話題性 | トレンド感が強い | 定番の安心感 |
実際に食べてみると、最後まで重たくならないのが一番の違いでした。真夏でも食べ進められたのは、ミナリの爽やかさがあったからだと思います。
旬は2〜4月だが通年OK
ミナリの旬は2〜4月です。もともとはセリの栽培で有名な慶尚北道・清道郡のセリ農家の食べ方が広まったもので、春に最も香りが立ちます。
ただし、旬以外でも問題なく食べられます。私が訪れた8月も通常どおり提供されていて、香りも食感も十分でした。春に行けるならベストですが、それ以外の時期でも旅程に組み込む価値は変わりません。
行列を許容できるかで選ぶ
店選びの第1基準は、味ではなく「並べるかどうか」です。人気店は行列が前提になります。
- 並んでも元祖に行きたい
- → プルトゥンヌンテジ
- 待ち時間を最小にしたい
- → 明洞から行ける店
- ローカル感を優先したい
- → 乙支路・南営エリア
旅行中の時間は有限です。1時間並ぶ覚悟があるかどうかで、選ぶべき店は変わります。
店員が焼くかセルフかで選ぶ
意外と見落とされがちですが、焼き方の違いは満足度に直結します。
韓国の焼肉店は店員が焼いてくれる店が多く、ミナリサムギョプサルも例外ではありません。プルトゥンヌンテジは店員が焼いてくれるスタイルで、この焼きのパフォーマンス自体が見どころのひとつでした。手際よくミナリをさばいて肉と合わせていく動きは、見ているだけで楽しめます。
一方、南営のウォンドンは自分で焼くスタイル。韓国では珍しいセルフ形式で、自分のペースで焼きたい人には向いています。焼き加減にこだわりたい方や、ゆっくり飲みながら食べたい方はこちらが合います。
弘大|元祖プルトゥンヌンテジ

ここからは店ごとに見ていきます。まずは私が実際に訪れた元祖店から。
延南洞にある行列の元祖店

店名の「プル・トゥンヌン・テジ」は、韓国語で「草をむしる(食べる)豚」という意味です。名前を知ってから店に入ると、コンセプトがすっと理解できます。
場所は弘大入口駅3番出口を出て公園を進み、最初の交差点で右折して路地へ。左側にあります。駅からは徒歩10分ほどですが、延南洞の街歩きと組み合わせれば苦になりません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エリア | 延南洞(ヨンナムドン) |
| アクセス | 弘大入口駅から徒歩約10分 |
| 混雑度 | ★★★★★ |
| 焼き方 | 店員が焼いてくれる |
| 見どころ | 店員のミナリパフォーマンス |
16時なら並ばず入れる
行列店として知られていますが、16時頃なら並ばずに入れます。
私もこの時間帯を狙いました。夕食のピーク前を選ぶだけで、待ち時間はほぼゼロ。ソウルは日本より夕食時間が遅い傾向があるので、16時台は本当に狙い目です。
早めに食べておけば、その後の弘大や延南洞の街歩きにもスムーズにつながります。「食事の時間をずらす」だけで旅程が楽になるのは、ソウル旅行全体に言える話です。
ソウル旅行で疲れないための時間の使い方をまとめています。

2人前からの注文が基本

注文の単位に注意が必要です。この店に限らず、韓国の焼肉店は2人前からの注文が基本になります。
裏を返せば、一人旅でも2人前を頼めば入店できます。「一人だと入れないのでは」と諦めている方は、この点を覚えておいてください。
私はミナリサムギョプサルのみを注文しましたが、それでも十分な量がありました。サツマイモが入った肉とミナリの皿が運ばれてきて、まずは生の肉を鉄板でじっくり焼いていく流れです。
なお席は4人掛けですが、コンロの前の席は肉の脂が跳ねやすいので、2人ならコンロから離れた席を選ぶのがおすすめです。前掛けは店内の壁にかかっていてセルフで使えます。
乙支路と南営のローカル2店

観光客が少ない環境で食べたいなら、この2エリアが候補になります。どちらも私は未訪問なので、情報として整理します。
大地食堂は清渓川ビュー
乙支路の大地食堂は、街歩きと組み合わせやすいのが魅力です。乙支路3街駅から徒歩約5分。
再開発で移転した経緯があり、店内は新しめ。窓際の席なら清渓川と鍾路が一望できます。ミナリともやしがおかわり自由なので、野菜をたっぷり食べたい方には嬉しい仕様です。
ランチ時は近隣で働く人で混み合います。ゆっくりしたいなら時間をずらしてください。
清渓川はどこから歩くのが正解か、ルートを解説しています。

ウォンドンは〆そうめんが絶品
南営のウォンドンミナリサムギョプサルは、ローカル客が中心の隠れ家的な店です。南営駅1番出口から徒歩3分ほどですが、入口が奥まっていて少し見つけにくいという声があります。
注文はスマホでQRコードを読み取る方式。サムギョプサルは薄切り・田舎風の生・冷凍の3種類から選べます。韓国では珍しい自分で焼くスタイルなので、自分のペースで楽しめるのが特徴です。
そして評判が高いのが〆のキュウリキムチそうめん。ここまで食べ切ってこその一軒だと言われています。
営業は月〜金が16:00〜23:00、土日は14:00〜23:00。17時半までに入店するとスムーズです。
どちらもローカル客が中心
この2店に共通するのは、観光客がほとんどいない環境であることです。
日本語メニューや日本語対応は期待しにくい一方、韓国の日常に混ざる感覚が味わえます。翻訳アプリを使う前提で行けば、言語面での不安はかなり減らせます。
「観光地らしくない場所で食べたい」という方には、この2店が向いています。
明洞と弘大のアクセス2店

移動時間を減らしたい方、写真も残したい方に向けた2店です。こちらも未訪問のため、情報としてまとめます。
ムセキムチは明洞から徒歩5分
明洞に滞在しているなら、移動時間ゼロで食べられるのが最大の利点です。明洞駅から徒歩約5分。
買い物やホテル滞在の合間に立ち寄れるので、旅行初心者にとっては安心感があります。観光地ゆえ週末は混みますが、平日なら比較的スムーズです。
「食事のためだけに電車で移動したくない」という方には、この選択が正解になります。
明洞に泊まる価値が今もあるのか、正直に検証しています。

モックモンは写真映え重視向け
モックモンは、豚肉の種類が豊富でSNS映えする店として知られています。弘大入口駅から徒歩約3分とアクセスも良好です。
友人旅や女子旅では、料理だけでなく空間の雰囲気も満足度を左右します。「おしゃれな店で写真も残したい」という方には有力な候補になります。夜は特に混むので、早めの時間を狙ってください。
移動を減らしたい人はここ
この2店を選ぶ判断軸は、「ミナリサムギョプサルにどれだけ時間を使えるか」です。
滞在が2泊3日なら、食事のために片道30分かけるのは大きな損失になります。逆に4泊以上で余裕があるなら、元祖店やローカル店まで足を延ばす価値は十分にあります。
宿泊エリアが決まっていない方は、こちらで診断できます。

予約と行列を回避するコツ

人気店は行列でも知られています。少しの準備で待ち時間は大きく減らせます。
狙い目は15時〜17時
結論から言えば、ランチとディナーの間を狙うのが最も効きます。
| 時間帯 | 混雑度 | コメント |
|---|---|---|
| 15:00〜17:00 | 低い | 最も入りやすい |
| 平日17:30前 | やや低い | ピーク前で狙える |
| 18:00以降 | 高い | 待つ前提で |
| 週末終日 | 非常に高い | 開店直後が現実的 |
私が16時に入ったときは並ばずに済みました。この時間帯を選べるかどうかが、ミナリサムギョプサルの満足度を大きく左右します。
CatchTableと店頭端末
韓国では人気店でウェイティングアプリが使われます。主な方法を整理します。
- CatchTable:
- 外国人にも比較的使いやすい予約アプリ
- Naver予約:
- 日時指定できる場合がある。韓国サービスに慣れている人向け
- 店頭ウェイティング端末:
- 入口の機械に電話番号を入れて順番を取る方式
店頭端末について1つ重要な点があります。韓国の電話番号がなくても順番待ち登録ができる店が多いことです。日本の番号しか持っていなくても諦めず、まずは端末を触ってみてください。
候補を2〜3店持っておく
最後のコツは、1店舗に絞りすぎないことです。
- 候補店を2〜3軒リストアップしておく
- 夕食のピーク時間にぶつけない
- 行列店だけに絞らない
- 明洞などアクセス重視の店も候補に入れる
第1候補が満席でも、近くに代替があれば旅程は崩れません。行列店だけを狙うと、待ち時間で1日が終わってしまいます。
ソウルの行列店を効率よく回るコツはこちらも参考になります。

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食べ方とよくある質問

初めてでも困らないよう、当日の流れと疑問点をまとめます。
注文から〆までの流れ
店員が焼いてくれる店なら、基本的に流れに任せるだけで大丈夫です。
- ミナリサムギョプサルを注文する
- 肉とミナリを一緒に焼く(店員が焼く店なら待つだけ)
- サンチュやえごまの葉に包む
- タレや薬味を合わせる
- 〆に冷麺かクッパを頼む
焼きすぎると肉が固くなるので、店員が焼いてくれる店ではタイミングを任せるのが確実です。
ミナリは直接鉄板に置かない
現地の人がやっている技を1つ紹介します。ミナリを鉄板に直接置かず、焼きキムチやコプテギの上にふわっと乗せるという方法です。
ミナリは火が通るのが早く、直接置くとすぐしんなりしてしまいます。上に乗せることで、シャキシャキ感を長くキープできるわけです。セルフで焼く店に行くなら、ぜひ試してみてください。
また、小皿で出てくるミナリの根は生でポリッと食べるのが本場の楽しみ方です。捨てずに味わってみてください。
一人で入れる?値段は?
予約前に迷いやすい3つの疑問にお答えします。
韓国旅行に現金がいくら必要か、実際の出費を公開しています。

日本で食べられる店は?
日本でもミナリサムギョプサルを出す店は増えています。探すなら新大久保、東京都心、大阪の韓国料理店が集まるエリアが見つけやすいでしょう。
ただし、韓国で食べる体験とは別物だと考えたほうがいいと思います。店員が目の前で焼いてくれる演出や、ミナリのおかわり自由といった要素は、現地ならではです。日本の店は予習や帰国後の余韻として使うのがちょうどいい位置づけになります。
まとめ|結局どの店に行く?
ミナリサムギョプサルは、定番すぎないのに満足感が高い、韓国旅行にちょうどいい一皿です。店選び次第で、話題性重視にもアクセス重視にもローカル感重視にも振れます。
私が実際に行った元祖プルトゥンヌンテジは、味だけでなく店員さんが焼いてくれるパフォーマンスまで含めて楽しめる一軒でした。旬を外した8月でも十分においしく、季節を気にせず行ける料理だと確信しています。
最後に判断のポイントを整理します。
- 初めてなら元祖のプルトゥンヌンテジ。16時に行けば並ばず入れます
- 値段は1人前16,000ウォン前後から。2人前からの注文が基本
- 移動を減らしたいなら明洞のムセキムチ、ローカル感重視なら乙支路か南営
- 狙い目は15時〜17時。ピークをずらすだけで待ち時間が変わります
- 旬は2〜4月だが通年OK。季節を理由に諦める必要はありません
行きたいエリアと入りやすい時間さえ押さえておけば、あとは現地で楽しむだけです。ぜひ旅程に組み込んでみてください。
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