MENU
カレンダー
2026年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728 
ナオコ
元旅行会社の社員で、営業兼添乗員をしていました。今はIT商社でSaaS商材の販売推進をしています。趣味は旅行・韓国ドラマ鑑賞・英会話などなど。旅行会社勤務の経験を活かして、皆さまの旅行に役立つ情報をお届けします。

【設計図】初ソウル観光の作り方|エリア選びから回り方まで

アイキャッチ_初ソウル観光

初めてのソウル観光。行きたい場所はたくさんあるのに、どう組めばいいのか分からない。

  • 明洞と弘大は同じ日に回れる?
  • 古宮は全部行くべき?
  • Nソウルタワーは夜が正解?

――実は、ソウル観光は「順番」でほぼ決まります。

この記事では、エリア選びから1日の回り方まで、
初ソウル観光を“設計”する方法を具体的に解説します。まずは、どこから決めるべきかを整理しましょう。

目次

初ソウル観光は「順番」で決める

シミュレーション

ソウルは広い都市です。東西に約36km、南北に約30kmと、東京23区とほぼ同等の規模を持つ大都市で、移動時間を甘く見ると移動だけで半日が消えてしまうこともあります。だからこそ、観光の「順番」をきちんと設計することが、ソウル旅を成功させる最大のポイントになります。

観光は”行きたい場所”から決めてはいけない

「景福宮に行きたい」「明洞でショッピングしたい」「弘大のカフェに行きたい」――こうした”点”から旅程を組み始めると、気づかないうちに1日に3〜4エリアをまたぐ無謀なプランができあがってしまいます。

ソウルの地下鉄は便利ですが、エリアとエリアの間の移動は想像以上に時間を要します。たとえば景福宮から弘大まで地下鉄で約20〜25分、そこから明洞まで約20分。移動だけで1時間近くかかるうえ、乗り換えや徒歩移動も加わると、体力と時間の消耗は決して小さくありません。

行きたい場所ありきでプランを立てると、「疲れた」「思ったより回れなかった」という感想になりやすいのです。まず”エリア設計”から始めることが、経験者が口を揃えて伝えるコツです。

正しい決め方はこの3ステップ

初ソウル観光のプランは、次の3ステップで組むと迷いが少なくなります。

STEP
エリアを決める

ソウル観光の”軸”になるエリアを1つ選びましょう。ショッピング派なら明洞、カフェ・トレンド派なら弘大や延南洞、歴史・文化派なら仁寺洞や景福宮周辺といった具合に、自分の旅スタイルと照らし合わせて選ぶのがポイントです。

STEP
優先スポットを決める

エリアが決まったら、そのエリアで絶対に外せないスポットを1〜2つだけ選びます。全部行こうとしないことが大切です。「行けたらラッキー」な候補をリストアップしておくと、時間が余ったときに活用できます。

STEP
1日の移動範囲を決める

選んだエリアに隣接するエリアだけを”その日の行動範囲”にします。最大でも2エリアまでにとどめることが、旅の満足度を守るうえで重要です。

まず決めるのは「観光エリア」

条件

ソウル観光を設計する第一歩は、どのエリアを軸にするかを決めることです。エリアによって雰囲気もやることも大きく異なるので、自分の旅スタイルに合った場所を選んでみてください。以下に代表的な4エリアの特徴を整理しました。

明洞を軸にする人

明洞

明洞はソウル観光の”定番中の定番”です。コスメショップ、ファストファッション、屋台グルメが集中しており、観光・ショッピング・食事をまとめてこなしたい方に向いています。ホテルも多く、初ソウルの宿泊拠点としても人気の高いエリアです。

ただし、「明洞はもうオワコンでは?」という声も一部から聞こえてきます。実際のところはどうなのか、現地目線で正直に解説した記事があるので、事前に読んでおくと期待値の調整がしやすいと思います。

明洞を軸にする場合、徒歩圏内に南大門市場や乙支路もあるため、隣接エリアとのセットも組みやすいのが魅力です。ショッピングメインの方には引き続き外せないエリアといえるでしょう。

弘大・延南洞を軸にする人

延南洞

弘大(ホンデ)は若者文化の発信地で、インディーズショップ、ストリートフード、クラブ、カフェが混在するエネルギッシュなエリアです。延南洞(ヨンナムドン)は弘大の西隣に位置し、落ち着いたカフェやローカルな雰囲気を好む方に人気があります。

弘大と延南洞、どちらに行けばいい?」という疑問をお持ちの方は多いかと思います。2つのエリアは徒歩でアクセスできる距離にあり、実はセットで回るのが正解です。それぞれの特徴や最新カフェ情報は以下の記事で詳しく解説しています。

カフェ巡りとショッピングを組み合わせたい方、韓国のリアルなトレンドを体感したい方には、弘大・延南洞エリアが最もフィットするでしょう。

仁寺洞・益善洞を軸にする人

仁寺洞

仁寺洞(インサドン)は伝統工芸品やギャラリーが並ぶ、落ち着いた文化の街です。一方、益善洞(イクソンドン)は仁寺洞から徒歩数分の距離にある韓屋(ハノク)路地で、ここ数年でカフェやギャラリーが急増しているトレンドエリアでもあります。

仁寺洞と益善洞、何が違うの?」という疑問はよく耳にします。同じ”レトロ系”に分類されがちですが、雰囲気もターゲット層も全然異なります。詳しくは以下の比較記事をご覧ください。

歴史ある街並みと現代のカフェ文化が交差する、独特の体験ができるエリアです。景福宮や北村韓屋村とも距離が近いため、歴史エリアとのセットにも向いています。

狎鴎亭・カロスキルを軸にする人

カロスキル

狎鴎亭(アックジョン)はK-POPアイドルの芸能事務所が集まる高級エリアです。韓国セレブ御用達のサロンやブランドショップが立ち並びます。カロスキルはプラタナス並木が美しいおしゃれストリートで、セレクトショップやカフェが人気を集めています。

どちらを選ぶかによって過ごし方がかなり変わります。狎鴎亭とカロスキルの違い、さらに狎鴎亭ロデオとの違いも含めて、以下の2記事がとても参考になります。

ハイブランドやK-POPカルチャーに興味がある方、少し大人な雰囲気のソウルを楽しみたい方に向いているエリアです。

定番スポットは「全部行かない」が正解

Yes-No

ソウルには有名スポットがたくさんあります。でも、全部行こうとすると高確率で失敗します。ここでは「どれを選ぶか」の判断基準を整理します。

古宮は1つでいい理由

景福宮

ソウルには景福宮、昌徳宮、徳寿宮、昌慶宮、慶熙宮の5つの古宮があります。すべてを回ろうとする方もいらっしゃいますが、正直なところ、1回の旅で複数の古宮を詰め込む必要はありません。似た雰囲気の場所を連続で回ると、後半は「またお寺か」という感覚になりやすいのです。

初ソウルなら古宮は1つに絞り、その分だけ深く楽しむのがベストです。では景福宮と昌徳宮、どちらを選べばよいのでしょうか。規模、見どころ、混雑具合、韓服レンタルとの相性など、複数の観点で比較した記事はこちらです。

なお、景福宮では韓服(チマチョゴリ)を着て観光するのが定番の楽しみ方です。レンタル店の選び方や楽しみ方は以下の記事にまとめています。

旅のおすすめ情報

韓服レンタルは当日でも利用できますが、週末や桜・紅葉シーズンは予約優先の店舗が多くなります。価格やデザインを事前に比較しておくと安心です。

また、夜の景福宮は昼間とはまったく別の顔を見せてくれます。夜間観覧は人気が高く予約必須ですが、当日券の入手方法も存在します。詳細は以下の記事でご確認ください。

タワーはどちらを選ぶ?

Nソウルタワー

ソウルの展望スポットといえば、Nソウルタワーとロッテワールドタワーの2択です。それぞれ高さも立地もコンセプトも異なり、「どちらに行くか」は旅のスタイルによって変わります。

比較項目Nソウルタワーロッテワールドタワー
高さ約480m(山の標高込み)555m(世界5位)
雰囲気レトロ・ロマンチック都会的・モダン
アクセスケーブルカーまたはバス地下鉄直結
周辺施設南山公園ロッテワールドモール
夜景◎ 市街地を一望◎ 漢江も見える

どちらが自分に合うかは、以下の比較記事をご参考ください。

旅のおすすめ情報

展望台は当日券もありますが、夕方以降は混雑しやすく、現地で並ぶ可能性もあります。事前にオンラインでチケットを確保しておくと、スムーズに入場できて安心です。

Nソウルタワーへのアクセス方法(バスかケーブルカーか)で迷う方も多いので、詳細なアクセスガイドもあわせてご覧ください。

壁画村・韓屋村はセットで回る?

梨花洞壁画村

北村韓屋村と梨花洞壁画村は、どちらも「フォトジェニックな場所」として人気があります。地図上では比較的近いですが、直接徒歩でつなぐルートはやや不向きなため、セットで回る場合は動線をしっかり設計しておきましょう。

ジャンル優先度所要時間同日可否
景福宮★★★1〜2時間北村と近い
北村韓屋村★★★1〜1.5時間景福宮から徒歩圏
仁寺洞★★☆1〜2時間北村から徒歩圏
益善洞★★☆1時間仁寺洞から徒歩圏
梨花洞壁画村★★☆30〜60分移動がやや不便
Nソウルタワー★★★1〜2時間移動に時間がかかる

北村韓屋村については、近年観光規制が設けられており、夜間の立入禁止エリアや罰金についても事前に把握しておく必要があります。

梨花洞壁画村の歩き方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

1日に回っていいのは「最大2エリア」

選択

ソウル観光のプランを組むうえで、もっとも見落とされがちなのが「1日に回れるエリア数の上限」です。結論からお伝えすると、1日に3エリア以上を回ろうとすると、高確率で後悔することになります。

なぜ3エリア以上は危険なのでしょうか。理由はシンプルで、移動だけで消耗してしまうからです。ソウルの地下鉄は路線が複雑で、エリアをまたぐたびに乗り換えが発生します。荷物を持ちながら、地図を確認しながら、混雑した車内を移動し続けると、気づいたときにはすでに体力の6〜7割を使い切っているということも珍しくありません。

さらに、屋台グルメや街歩きには想像以上の体力が必要です。ソウルは坂道も多く、石畳の路地、韓屋村の階段など、足元が整備されていない場所もあります。観光地で写真を撮り、カフェで休憩し、ショッピングを楽しんでいると、あっという間に3〜4時間が過ぎてしまいます。

ソウル観光で「疲れる人」と「疲れない人」の違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。プランを組む前にぜひ一度お読みください。

1日のプランの基本は「メインエリア1つ+隣接エリア1つ」です。これだけで、観光の質も満足度も格段に上がります。

失敗しにくいモデルコース例

コース

ここでは、エリアを軸にした3パターンのモデルコースをご紹介します。あくまでテンプレートなので、ご自身のペースや興味に合わせてアレンジしてみてください。

明洞ベース1日プラン

南大門市場

明洞を拠点に、南大門市場・乙支路方面まで足を伸ばすプランが組みやすいです。移動距離が少なく、ショッピングと食事を効率よく楽しめます。

STEP
午前

南大門市場でローカルな朝ごはん
(カルグクスやホットク)

STEP
昼前〜午後

明洞メインストリートで
コスメ・ショッピング

STEP
夕方

乙支路のレトロなカフェで休憩

STEP

明洞屋台で夕食
(トッポギ、チーズハットグなど)

明洞エリアの最新状況については以下の記事をご参考ください。

弘大ベース1日プラン

延南洞

弘大を軸に延南洞まで回る、カフェ×ショッピング重視のプランです。1日では回りきれないほどの密度があるエリアなので、欲張りすぎずにのんびり楽しむのがおすすめです。

STEP
午前

延南洞エリアのおしゃれカフェでモーニング

STEP

弘大周辺でランチ
(韓国式ランチプレートやラーメン)

STEP
午後

弘大のインディーズショップ・
コスメ・古着めぐり

STEP
夕方〜夜

弘大のライブハウスやナイトスポットへ

延南洞との使い分けや最新カフェ情報はこちらの記事でご確認ください。

歴史中心プラン

夜の景福宮

古宮・韓屋村・伝統エリアを一本につなぐ、文化体験重視のプランです。歩く距離は多めになりますが、ソウルの歴史を深く感じられる充実した1日になります。

STEP
午前

景福宮観光(韓服レンタルあり)

STEP
昼前

北村韓屋村を散策・写真撮影

STEP

仁寺洞でランチ(伝統茶屋や韓定食)

STEP
午後

益善洞のカフェでゆっくり休憩

STEP
夕方

景福宮夜間観覧(予約必須)

古宮の選び方や景福宮夜間観覧の予約術については、以下の記事をご参照ください。

なお、複数の観光スポットを効率よく回りたい方には「ディスカバーソウルパス」の活用もおすすめです。景福宮やNソウルタワーなど主要スポットへの入場がセットになったパスで、うまく使えばかなりお得になります。

旅のおすすめ情報

24時間・48時間パスがあり、利用するスポット数によっては個別購入よりかなりお得になります。対象施設と価格は事前に確認しておくと失敗しません。

初ソウル観光でやらなくていいこと

悪い

最後に、初めてソウルを訪れる方が「やりがちだけど実はやらなくていいこと」を3つお伝えします。これを知っておくだけで、旅の質がぐっと上がります。

全古宮制覇を目指すこと

景福宮、昌徳宮、徳寿宮、昌慶宮、慶熙宮の5古宮すべてを回ろうとする方が一定数いらっしゃいますが、初ソウルでやる必要はありません。どの古宮も歴史的な重みがあり、それぞれの魅力はあります。ただ正直なところ、1日に2〜3か所回ると「またお寺だ」という感覚になってきます。

古宮は1か所に絞って、韓服を着て写真を撮ったりガイドツアーに参加したりして、深く楽しんだほうが断然満足度が高いはずです。

話題カフェ巡りをしすぎること

SNSで話題のカフェに並ぶのは、それ自体は楽しい体験です。ただ、1日に3〜4軒の話題カフェを梯子しようとすると、待ち時間だけで2〜3時間が消えてしまいます。しかもカフェは大半が似た価格帯・似た雰囲気になりがちで、後半は「疲れてコーヒーを飲んでいるだけ」という状態になることも。

カフェは1日1〜2軒に絞って、あとはその街の空気を感じながら歩くほうが、ずっと記憶に残る旅になります

ソウルの端から端への移動を組み込むこと

たとえば「午前は景福宮(北部)→昼は明洞(中央)→午後はカロスキル(南部)→夜は弘大(西部)」というプランは、見た目は充実しているようで実は移動地獄です。地下鉄での移動時間だけで計2時間以上かかることもあります。

ソウル観光で疲弊する最大の原因のひとつが、この「無計画な端から端への移動」です。エリアを最初から絞って、隣接エリアだけを行動範囲にする。これがソウルを楽しむための鉄則です。

まとめ

ソウル観光の鍵は「絞ること」です。行きたい場所をすべてリストアップしてから削るのではなく、最初からエリアを絞って設計する。それだけで、移動疲れが減り、各スポットをゆっくり楽しめるようになります。各エリアや個別スポットの詳細は、この記事からリンクしている各記事でご確認ください。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次