「立地は良かったのに、なぜか疲れた」
「口コミ評価は高いのに、思ったより快適じゃなかった」
2回目・3回目のソウル旅行でも、ホテル選びで後悔する人は少なくありません。明洞・弘大・江南などのエリア比較はよく見かけますが、実はソウル宿泊で失敗する原因は“エリア以前”にあることが多いのです。
なんとなく前回と同じ場所を選ぶ、空港アクセスを深く考えない、駅出口や坂道を確認していない――。こうした小さな判断ミスが、旅行全体の満足度を大きく左右します。
この記事では、ソウル宿泊で後悔する人の共通点を7つに整理しました。エリアを比較する前に、まずは「失敗しない基準」を確認しておきましょう。2回目こそ、宿泊戦略で差がつきます。
なお「結局どのエリアが自分に合う?」を先に把握したい方は、診断付きで明洞・弘大・江南などを比較したこちらをどうぞ。

先にホテル候補をざっと見たい方は、「エリア」「バストイレ別」「20㎡以上」など条件で絞れる予約サイトで当たりを付けるのが早いです。
前回と同じエリアに惰性で泊まる

「前回泊まったホテルが良かったから、今回も同じエリアで」――実は最も多い後悔パターンです。旅行の目的は回を重ねるごとに変化します。初回は観光地巡り、2回目はカフェ巡り、3回目は食べ歩き…やりたいことが変われば、最適な立地も当然変わります。
前回「便利だった」は本当か?
- 初回
- 明洞泊で景福宮・南大門など観光地巡り → 便利
- 2回目
- 延南洞カフェ・聖水ショップ巡りがメイン → 明洞から毎回30分以上移動
前回の「便利さ」は、その時の旅行プランに最適化されていただけかもしれません。
目的が変われば、「便利だった」は通用しなくなります。
今回の目的は前回と同じ?
旅行の目的は回を重ねるごとに変化するものです。以下のように、訪韓回数によって旅のスタイルは大きく変わります。
| 訪韓回数 | 主な目的 | 最適エリア |
|---|---|---|
| 初回 | 定番観光地 | 明洞、市庁 |
| 2〜3回目 | カフェ・ショップ | 弘大、聖水 |
| 4回目以降 | 食べ歩き・地元体験 | 望遠、江南 |
特に2回目以降は「初めて行く場所」が分散する傾向があります。1回目は明洞周辺に集中していた行動範囲が、2回目は弘大・江南・聖水とバラバラになることも。その場合、どのエリアを「母艦」にするかで、移動の効率が大きく変わります。「前回と同じ」という思考停止が、宿泊エリアのミスマッチを生んでしまうのです。
2回目こそエリア再検討が必要
むしろ2回目の旅行こそ、エリア選びを見直す絶好の機会です。1回目で主要エリアの地理感覚がついたからこそ、自分の旅行スタイルに本当に合ったエリアを選べるようになります。
- 今回行きたい場所をGoogleマップにピン留めする
- ピンが集中しているエリアを確認する
- 移動時間を計算してみる(Google Maps の経路検索を活用)
- 「1日に何往復もする場所」があればそこを優先
惰性で前回と同じ場所を選ぶのではなく、「今回の目的地はどこに集中しているか」を地図上でチェックしてみましょう。この一手間が、旅行全体の快適さを大きく左右します。
このあと“明洞・弘大・江南・東大門…どこを母艦にするか”で迷ったら、目的別に最適エリアが分かる比較表を先に確認しておくと決めやすいです。

エリアを見直したら、あとは「駅近」「静か」「広さ20㎡以上」の条件でホテルを3つだけ候補にすると失敗しません。
旅行の目的と立地がズレている

「イメージ」や「憧れ」だけでエリアを選んでしまい、実際の行動パターンと合わずに後悔するケースは非常に多いです。江南は確かにおしゃれ、弘大は確かに若者に人気――でもそれが「あなたの今回の旅行」に最適かどうかは別問題。
エリアの特性と自分の目的が一致していないと、毎日無駄な移動時間と交通費がかさみ、せっかくの旅行が「移動ばかり」になってしまいます。
「自分は今回は何を軸に回るべき?」がまだ曖昧なら、リピーター向けのモデルコースを見てから宿を決めるとズレにくいです。

買い物中心なのに江南を選ぶ
「江南はおしゃれそう」「セレブな雰囲気を味わいたい」というイメージだけで江南エリアを選び、実際には明洞や東大門を往復する羽目になった…というケースは非常に多いです。
江南エリアは確かに洗練された街ですが、化粧品やファッション雑貨の爆買いには向いていません。
江南の主な魅力は以下の通りです。
- 高級ブランドショップ
- トレンド感のあるカフェ・レストラン
- K-POPアイドル関連スポット(SMエンターテインメント本社など)
- 美容クリニック
- 現代百貨店などのデパート
一方、コスメや韓国ファッションをリーズナブルに大量購入したいなら、明洞・東大門・梨大エリアの方が圧倒的に効率的です。江南から明洞まで地下鉄で約30分、東大門まで約40分。これを毎日往復するのは時間も交通費ももったいない。
「買い物=江南」というイメージに引きずられず、何を買いたいかで立地を選びましょう。
そもそも“何を買うか”で最適エリアが変わるので、買い物スポットの全体像はこちらで先に整理しておくと失敗しません。

買い物中心なら“ホテルに荷物を置いてまた出る”ができる立地が正義です。明洞周辺の駅近ホテルを一覧で見ておくと選びやすいです。
カフェ巡りなのに弘大を外す
「カフェ巡りが目的なのに、なぜか明洞に泊まってしまった」という後悔の声もよく聞きます。確かに明洞にもカフェはありますが、観光客向けのチェーン店が中心。ソウルの個性的なカフェの多くは、弘大・延南洞・聖水・益善洞・漢南洞といったエリアに集中しています。
- 弘大・延南洞
- おしゃれカフェが徒歩圏内に密集、若者文化の中心、1日で5〜8軒回れる
- 聖水
- 倉庫リノベ系カフェ、インダストリアルな雰囲気、フォトジェニック
- 益善洞
- 韓屋カフェ、レトロな雰囲気、伝統と現代の融合
- 漢南洞
- 高級感のある洗練されたカフェ、落ち着いた大人の雰囲気
これらのエリアを1日で複数回るのは時間と交通費の無駄です。例えば明洞から延南洞まで地下鉄で約40分、聖水まで約35分。1日に3軒カフェを回るとして、移動だけで往復4〜5時間かかることも。
カフェ巡りがメインなら、カフェ密集地に宿泊するのが鉄則です。特に弘大に泊まれば、延南洞も望遠洞も徒歩圏内に収まります。
さらに“人気店の行列で時間が溶ける”のもあるあるなので、リピーター向けの穴場・2号店リストも一緒にチェックすると効率が上がります。

カフェ巡りは徒歩圏に拠点があるだけで満足度が跳ねます。弘大・延南洞寄りのホテルを「駅徒歩」「静かめ」で絞るのがおすすめ。
グルメ目的なのに移動が多い
「美味しい店を食べ歩きたい」と思いながら、毎回地下鉄で30分以上移動していては、1日に回れる店舗数が限られてしまいます。食後にホテルで少し休んでから次の店へ、という効率的な動きもできません。
ソウルのグルメスポットはエリアごとに特色があります。
- 広蔵市場周辺
- 伝統的な市場グルメ(麻薬キンパ、ユッケ、チヂミなど)
- 弘大・新村
- 学生向けリーズナブルな飲食店、食べ歩きグルメ
- 江南
- トレンドのレストラン、焼肉の名店、高級韓定食
- 鍾路・仁寺洞
- 伝統韓国料理、サムゲタンやソルロンタンの老舗
食べ歩きを効率的に楽しむなら、自分が行きたい飲食店が集中しているエリアを事前にリストアップし、そのエリア内またはアクセスの良い場所に宿泊しましょう。特に「はしご酒」や「屋台巡り」を楽しみたいなら、宿泊エリア内で完結できるのが理想です。
仁寺洞・益善洞の違いも先に把握しておくと、カフェ巡りの動線が組みやすいです。

空港アクセスを軽視している

「ホテル選びでは立地や設備ばかり見て、空港アクセスは後回し」という人が意外と多いのですが、これが大きな後悔の元になります。
特にLCCを利用する場合、早朝便・深夜便が多く、空港までの移動手段と所要時間は死活問題。最終日の朝に慌ててタクシーを探したり、重いスーツケースを引きずって何度も乗り換えたりする事態になると、旅の最後が台無しになってしまいます。
とくに深夜到着・早朝出発の人は、現地で困るポイント(移動・食事)が一気に増えるので、24時間営業店のまとめもあわせてどうぞ。

早朝・深夜便の人は、移動でバタつくと一気に後悔します。空港鉄道や空港送迎は先に確保しておくと当日ラクです。
早朝便・深夜便との相性
LCCの早朝便(7時台出発)や深夜便(22時以降到着)を利用する場合、空港アクセスは特に重要です。仁川空港への空港鉄道は始発が5時台、終電が23時台。この時間外に移動するとなると、タクシー一択になります。
早朝便利用時のホテル出発時間目安がこちら。
| 出発時刻 | 空港到着目標 | ホテル出発時刻 |
|---|---|---|
| 7:00 | 5:30 | 4:00〜4:30 |
| 8:00 | 6:30 | 5:00〜5:30 |
| 9:00 | 7:30 | 6:00〜6:30 |
空港から遠いエリアに宿泊していると、タクシー代が往復で1万円以上かかることも。早朝・深夜便を使うなら、ソウル駅・弘大・孔徳などの空港鉄道沿線ホテルが断然おすすめです。
また、深夜便で到着する場合も同様です。23時以降に到着すると空港鉄道がなく、タクシーしか選択肢がありません。この時間帯は配車アプリでもなかなか捕まらず、さらに深夜割増料金もかかります。空港鉄道沿線なら、万が一終電に間に合わなくてもタクシー料金を抑えられます。
仁川空港までの所要時間
エリアによって仁川空港までの所要時間は大きく異なります。
- ソウル駅:空港鉄道直通で約43分(乗り換えなし)
- 弘大入口:空港鉄道直通で約50分(乗り換えなし)
- 明洞:空港バスで約70分、地下鉄乗り換えで約80分
- 江南:空港バスで約80分〜90分
「10分の差」と侮るなかれ。朝の準備時間や万が一のトラブルを考えると、この差が大きなストレスになります。特に最終日の朝は余裕を持ちたいものです。
また、空港バスは渋滞リスクがあります。通勤時間帯や週末は予想以上に時間がかかることも。一方、空港鉄道なら時間が読めるため、スケジュールが立てやすくなります。「あと5分早く着けば間に合ったのに…」という後悔を避けるためにも、空港アクセスの良さは重要な判断基準です。
スーツケース移動の負担
大きなスーツケースを持っての移動は想像以上に疲れます。空港鉄道の直通列車は広々としていてスーツケース置き場も十分ありますが、地下鉄の乗り換えが必要なルートだと、階段の上り下りだけで汗だくになることも。
明洞は地下鉄4号線しかなく、空港アクセスには必ず乗り換えが必要です。しかも乗り換え駅(ソウル駅)では長い通路を歩き、エスカレーターのない階段を上り下りする場合もあります。
一方、弘大入口やソウル駅なら空港鉄道が直通しているため、乗り換えなしで楽々移動できます。この差は体力的にも精神的にも大きいです。特に旅行最終日は疲労が蓄積しているため、少しでも移動の負担を減らせるエリア選びが重要です。
深夜行動を想定していない

「夜は早めにホテルに戻るつもり」と思っていても、実際には飲み会が盛り上がったり、深夜営業のカフェでゆっくりしたり、夜市を楽しんだりと、予定外に夜遅くまで行動することは多いもの。
しかし、深夜の行動パターンをまったく考えずにホテルを選ぶと、「終電を逃してタクシー代が毎晩数千円」「深夜に人通りのない道を歩いて怖い思いをした」といった後悔につながります。
「夜のごはん選びで迷いたくない」人は、現地の人気店を効率よく回れるグルメ/ナイトツアーもありです。
終電後の移動手段
ソウルの地下鉄は深夜0時〜1時頃に終電を迎えます。「終電までに帰ればいい」と思っていても、飲み会が盛り上がったり、深夜営業のカフェでゆっくりしたりすると、あっという間に終電を逃してしまいます。
終電後の移動手段は実質タクシーのみですが、週末の深夜は配車アプリでもなかなか捕まりません。弘大や江南など繁華街のど真ん中なら流しのタクシーもありますが、ホテルが繁華街から離れていると深夜の帰宅が毎回ストレスになります。
- 明洞駅(4号線)
- 平日 0:30頃、週末 1:00頃
- 弘大入口駅(2号線)
- 平日 0:50頃、週末 1:20頃
- 江南駅(2号線)
- 平日 0:40頃、週末 1:10頃
深夜行動が多くなりそうなら、繁華街の中心部に宿泊するか、深夜でもタクシーが捕まりやすいエリアを選びましょう。
終電後は“移動だけじゃなく食事難民”にもなりがちなので、夜型の人は24時間営業店リストを保存しておくと安心です。

夜カフェ・屋台の立地差
ソウルの夜の楽しみ方はエリアによって全く違います。「夜は静かに過ごしたい」人が弘大に泊まると騒音に悩まされ、「夜もアクティブに動きたい」人が明洞に泊まると22時には周辺が閉まってしまい退屈…というミスマッチが起こります。
| エリア | 深夜の特徴 |
|---|---|
| 弘大 | 深夜2時まで営業するカフェ多数、クラブ、ライブハウス、屋台も豊富 |
| 江南 | 高級バー、深夜営業レストラン、24時間カラオケ、洗練された雰囲気 |
| 明洞 | 22時には大半の店が閉店、静かで落ち着いた夜 |
| 東大門 | 深夜まで買い物可能、卸売市場は明け方まで営業、24時間食堂も |
「夜もアクティブに動きたい」なら弘大や江南、「夜は静かに過ごしたい」なら明洞や市庁エリアといった具合に、自分の夜の過ごし方に合わせてエリアを選びましょう。
特に弘大の深夜カフェ文化は独特で、24時過ぎでも賑わっているカフェが多数あります。夜型の旅行者には最適ですが、早寝したい人には騒音がストレスになることも。
治安と人通りの違い
深夜の治安と人通りも重要な判断材料です。ソウルは全体的に治安が良い都市ですが、それでも深夜の一人歩きには注意が必要なエリアもあります。
弘大や江南の繁華街なら深夜でも人通りが多く、女性一人でも比較的安心して歩けます。街灯も多く、24時間営業のコンビニやカフェもあるため、何かあった時に駆け込める場所があるという安心感があります。
一方、オフィス街や住宅街に近いエリアは夜になると人通りが激減します。昼間は賑やかでも、22時を過ぎると人影がまばらになり、街灯が少ない路地もあります。
特に一人旅の女性や、深夜到着便を利用する場合は、夜でも明るく人通りの多いエリアを選ぶことをおすすめします。安全面での安心感は、旅行の満足度を大きく左右します。
買い物量を考えていない

「今回はあまり買わないつもり」と思っていても、実際にソウルに来るとついつい買い物が増えてしまうもの。特に2回目以降の旅行では、勝手がわかっているため買い物量が初回の2倍、3倍になることも珍しくありません。
しかし、荷物が増えることを想定せずにホテルを選ぶと、坂道でスーツケースを引きずる羽目になったり、狭い部屋で荷物整理ができずにストレスを感じたりします。
荷物が増える2回目旅行
初めてのソウル旅行では「見るだけ」だったのに、2回目以降は勝手がわかっているため買い物量が激増します。コスメ、ファッション、食品、K-POPグッズ…気づけばスーツケースがパンパンという経験をした人も多いのではないでしょうか。
- 友人・家族からお土産を頼まれる数が増える
- 「前回これ買っておけばよかった」の後悔を埋める
- まとめ買いで免税の恩恵を受けようとする
- 日本未発売品を狙い撃ちする
- SNSで見た話題の商品を買い占める
行きは7割のスペースで来たつもりが、帰りはスーツケースが閉まらず、追加でボストンバッグを購入…なんてことも。荷物が増えることを前提に、ホテル選びをしないと後悔します。
特に明洞や東大門でショッピングする予定なら、荷物は確実に増えます。ホテルまでの道のりが平坦か、エレベーターはあるか、部屋に荷物を広げるスペースはあるか――こうした点を事前にチェックしましょう。
坂道・階段の多いエリア
ソウルは坂の多い都市です。特に梨泰院や北村韓屋村周辺は急な坂道が多く、大きなスーツケースを持っての移動は想像以上に大変です。
- 坂道・階段が少ない平坦なエリア
- 明洞中心部
- 弘大入口駅周辺
- ソウル駅周辺
- 江南駅周辺
- 坂道・階段が多いエリア
- 梨泰院(急坂あり)
- 北村韓屋村周辺(石段、坂道)
- 恵化駅周辺(大学街で起伏あり)
- 延南洞の一部(緩やかな坂)
買い物をたくさんする予定なら、平坦なエリアかつ地下鉄駅近のホテルを選ぶのが鉄則です。「駅から徒歩3分」と書いてあっても、その3分が急坂だと重いスーツケースを持っては地獄です。Googleマップのストリートビューで、ホテルまでの道のりを事前確認しましょう。
また、地下鉄の出口も要注意。明洞駅は出口によっては階段しかなく、エレベーターのある出口から遠回りする必要があります。事前にエレベーターのある出口を調べておくと安心です。
ホテルのエレベーター問題
韓国の中級以下のホテルやゲストハウスには、エレベーターがない、または小さすぎて大きなスーツケースが入らない場合があります。特に弘大エリアの安宿に多い傾向です。
3階以上の部屋で階段しかないホテルに、重い荷物を持って上がるのは地獄です。チェックインとチェックアウトの2回、この苦行を味わうことになります。
予約時には必ずエレベーターの有無と、スーツケースを持って移動可能かをレビューで確認しましょう。荷物が多くなる旅行では、多少料金が高くてもエレベーター完備のホテルを選ぶべきです。
- ホテルの設備欄に「エレベーター」の記載があるか
- 口コミで「エレベーターが狭い」「大きなスーツケースは入らない」といった指摘がないか
- 建物が古い場合、エレベーターがあっても小さい可能性あり
- ゲストハウスやモーテル改装型は要注意
荷物が増える前提なら、ホテルは「20㎡以上」「エレベーターあり」「駅徒歩5分以内」で絞るだけで失敗しにくいです。
ホテルの広さを軽視する

「1泊だけだし」「寝るだけだから狭くてもいい」と思って格安ホテルを選んだものの、実際に泊まってみるとキャリーケースを開けるスペースもなく、2人で同時に身支度もできず、ストレスだらけ…という経験はありませんか?
ソウルのホテルは日本と比べても狭い傾向があり、特に都心部の格安〜中価格帯のホテルは想像以上にコンパクト。部屋の広さを軽視すると、滞在中ずっと窮屈な思いをすることになります。
韓国ホテルは狭い傾向
日本のビジネスホテルに慣れていると、韓国の同価格帯ホテルの狭さに驚くかもしれません。ソウルの不動産価格は非常に高く、特に都心部のホテルは部屋面積を切り詰めている傾向があります。
価格帯別の平均的な部屋の広さはこちらです。
| 価格帯(1泊) | 広さ | 特徴 |
|---|---|---|
| 5000円以下 | 10〜15㎡ | シングルベッド、シャワーのみ、デスクなし |
| 5000〜8000円 | 15〜20㎡ | ダブルベッド、最小限の設備 |
| 8000〜12000円 | 20〜25㎡ | ある程度の広さ、デスク・椅子あり |
| 12000円以上 | 25㎡〜 | 快適な広さ、バスタブ有も、ソファあり |
「安いから」という理由だけで選ぶと、部屋の狭さにストレスを感じることになります。特に2人以上で宿泊する場合、最低でも20㎡は欲しいところです。
また、韓国のホテルは写真の撮り方が上手く、実際よりも広く見えることが多いです。広角レンズで撮影されていたり、家具を最小限にして撮影していたりするため、写真だけで判断するのは危険です。
キャリーを広げるスペース
ホテルに着いてキャリーケースを広げようとしたら、ベッド脇のわずかなスペースしかなかった…という経験はありませんか?特に2人で宿泊する場合、キャリーケース2つを広げるスペースがあるかどうかは重要です。
狭い部屋だと、以下のような不便が生じます。
- キャリーをベッドの上で開けるしかない
- 荷物整理がしづらく、探し物が増える
- 2人分の荷物が散乱して足の踏み場がない
- 朝の身支度時に相手にぶつかる
- 買ってきたものを広げて確認できない
特に買い物が多い旅行では、毎晩ホテルで戦利品を確認したり、荷物を整理し直したりする時間が楽しみの一つ。それができないほど狭いと、旅行全体の満足度が下がります。
写真で部屋全体が見渡せる宿泊レビューをチェックし、実際の広さ感を把握してから予約しましょう。特にBooking.comやAgodaの口コミには実際の部屋写真が多く投稿されているので参考になります。
水回りのストレス
狭いホテルで最もストレスを感じるのが水回りです。韓国のホテルに多い「バスルーム全体がシャワールーム」というスタイルは、慣れないと使いづらいものです。
水回りでよくある不満がこちら。
- シャワーカーテンが体にまとわりつく
- シャワー後に床がびしょびしょになる
- 洗面台周りに物を置くスペースがない
- トイレとシャワーの距離が近すぎる
- 換気が悪くカビ臭い
- ドライヤーの風量が弱い
- お湯の温度が安定しない
特に「洗面台周りに物を置くスペースがない」というのは地味にストレスです。化粧品や整髪料、歯ブラシなどを置く場所がなく、毎回バッグから出し入れする羽目に。
水回りの快適さは滞在の満足度に直結します。写真や口コミで必ずチェックしましょう。特に「バスタブあり」の部屋は水回りが広い傾向にあるため、快適性を求めるなら多少高くてもバスタブ付きを選ぶのも手です。
「ユニットバスが苦手」「水回りで失敗したくない」人は、バストイレ別・大浴場付きも含めた“快適寄りホテル”から選ぶのが早いです。

日系ホテルで失敗しにくい実例はこちら(立地・快適性のイメージが掴めます)

「水回りで後悔したくない」人は、バストイレ別や大浴場付きのホテルを優先すると満足度が上がります。
前回の不満を分析していない

「前回のホテルはなんとなく微妙だった」という漠然とした記憶だけで、次の旅行では別のホテルを適当に選ぶ…これでは同じ失敗を繰り返す可能性が高いです。
前回の不満を具体的に分析しないまま次のホテルを選んでも、また別の不満が出てくるだけ。「なんとなく微妙」の正体を明らかにすることが、次回の満足度を上げる鍵になります。
「なんとなく微妙」の正体
前回の旅行で「なんとなくホテルが微妙だった」と感じたまま、具体的に何が不満だったのか分析せずに次の旅行を迎えていませんか?この「なんとなく」を放置すると、同じ失敗を繰り返します。
不満の正体を明らかにするために、以下の項目をチェックしてみましょう。
- 部屋の広さは十分だったか
- 騒音は気にならなかったか(外の通り、隣室、廊下)
- 水回りは快適だったか(シャワーの水圧、お湯の温度、清潔さ)
- ベッドの寝心地は良かったか(硬さ、枕の高さ)
- スタッフの対応は満足だったか(日本語・英語対応、親切さ)
- 朝食(ある場合)は満足だったか
- 立地は目的地へのアクセスに便利だったか
- Wi-Fi速度は問題なかったか
- 周辺環境は静かだったか/活気があったか(自分の好みに合っていたか)
- エレベーターや階段の使い勝手は良かったか
- 部屋の清潔さは十分だったか
- エアコンの効きは良かったか
これらを明確にすることで、次回のホテル選びの精度が格段に上がります。例えば「騒音が気になった」なら次は大通り沿いを避ける、「水回りが不満」なら口コミで水回りの評価が高いホテルを選ぶ、といった具合です。
不満は立地かホテルか
「前回のホテルは微妙だった」という場合、問題はホテルの質そのものではなく、立地とのミスマッチだったというケースが非常に多いです。この2つを切り分けることが重要です。
例えば「明洞のホテルが微妙だった」という場合
- ホテル自体の問題
- 部屋が狭い、古い、汚い
- スタッフ対応が悪い
- 設備が不十分(エレベーターなし、Wi-Fi遅い)
- 水回りが不快
- 騒音がひどい
- 立地の問題
- 行きたい場所が遠くて毎日疲れた
- 夜が静かすぎる/騒がしすぎる
- 周辺に食事する場所が少ない
- 坂道や階段が多くて移動が大変
- 空港アクセスが不便だった
この2つを切り分けることが重要です。立地の問題なら、次回は別のエリアを選べば解決します。ホテルの問題なら、同じエリアでもワンランク上のホテルを選べば満足度が上がります。
多くの人が「明洞のホテルは微妙」と一括りにしてしまいますが、実は「明洞という立地が自分の旅行スタイルに合っていなかった」だけかもしれません。逆に、立地は最高だったのにホテルの質が低かったというケースもあります。
2回目こそ宿泊戦略が重要
1回目は「とりあえず明洞」「とりあえず人気のホテル」で良かったかもしれません。しかし2回目こそ、自分の旅行スタイルに合わせた戦略的な宿泊選びが必要です。
- 前回の不満を書き出す
- 「なんとなく」ではなく具体的に
- 今回訪れたい場所をGoogleマップにピン留めする
- 視覚的に把握
- ピンが集中しているエリアを確認する
- 移動効率を考える
- そのエリアのホテルを価格帯別にリストアップする
- 3〜5軒候補を出す
- 口コミで「立地」「広さ」「清潔さ」を重点チェック
- 写真付きレビューは特に参考に
- 前回の不満点が解消されているか確認する
- 同じ失敗を繰り返さない
この手順を踏むだけで、宿泊の失敗率は劇的に下がります。特に「前回の不満を書き出す」というステップを飛ばさないことが重要です。
ここまでの“後悔パターン”を踏まえたうえで、最終的にどのエリアが合うかはこの比較記事で一気に確定できます。

まとめ:2回目こそエリア選びが鍵
ここまで7つの後悔ポイントを見てきましたが、結局のところ「自分の旅行スタイルに合ったエリアを選ぶ」ことが全ての基本です。
1回目の旅行で「明洞が便利だった」という成功体験が、2回目では足かせになることもあります。逆に、1回目で「弘大は若者向けすぎる」と感じても、カフェ巡りやショッピングが目的なら2回目こそ弘大が最適かもしれません。
最後に、主要3エリアの特徴を簡潔にまとめます。
- 明洞はこんな人におすすめ
- 初めてのソウル旅行で主要観光地を効率的に回りたい
- コスメ・雑貨を大量購入したい
- 日本語が通じる環境が安心
- 夜は静かに過ごしたい
- 食事は韓国料理の定番を押さえたい
- 弘大はこんな人におすすめ
- カフェ巡りがメイン
- 個性的なショップや古着屋を探したい
- 夜遅くまで遊びたい
- 若者文化やストリートファッションが好き
- 空港アクセス重視(空港鉄道直通)
- 深夜便・早朝便を利用する
- 江南はこんな人におすすめ
- 洗練された雰囲気が好き
- K-POP関連スポット巡り(SMエンタメ本社、COEXなど)
- トレンドのレストラン・カフェ目的
- 美容クリニック利用
- ビジネス目的の滞在
- 高級ショッピングを楽しみたい
自分がどのタイプに当てはまるか、今一度考えてみてください。そして何より大切なのは、「前回と同じ」という思考停止に陥らないこと。毎回の旅行目的を明確にし、それに最適なエリアを選ぶことが、後悔しないソウル宿泊の秘訣です。
「立地は良かったのに疲れた」「口コミ評価は高いのに快適じゃなかった」――こうした後悔は、エリアの特性と自分の旅行スタイルのミスマッチから生まれます。この記事で紹介した7つのポイントを意識するだけで、次回のソウル旅行は格段に快適になるはずです。


