甘川文化村(カムチョンムナマウル)は、山の斜面にカラフルな家が並ぶ釜山の人気観光地です。私は2024年9月の釜山旅行の初日、金海空港から西面のホテルに荷物を置いたあと、その日の午後に甘川文化村へ向かいました。14:45頃に入口に着き、村を出たのは16:30頃。滞在は約1時間45分でした。
この記事では、そのときに実際に歩いた順番どおりに、入口から星の王子さまのオブジェ、その先の天徳水(チョンドクス)までの回り方をまとめます。星の王子さまの行列にどう対応したか、行きと帰りの移動手段も、自分が使った方法を中心に書いています。
この記事でわかること
- 実際に回った時間の流れと滞在した時間
- 入口から星の王子さままでの距離感と途中で寄った場所
- 星の王子さまの行列に並ばずに撮る方法
- 西面からの行き方と帰りのマウルバスの乗り場
- 行く前に知っておきたい見学時間と注意点
結論|所要時間と回り方

甘川文化村は、カフェに入らず、星の王子さまの行列にも並ばずに回って約1時間45分でした。
入口のアーチから星の王子さままでは、写真を撮りながら進んで約30分でした。お店には寄らず、写真だけでこの時間です。距離はまっすぐ歩けば約10〜15分ですが、道沿いに壁画やお店が続くので、ほとんどの人は寄り道しながら歩くことになると思います。予定を立てるときは約30分で見ておくのが現実的です。
そこから天徳水まで足を延ばしても、全体で2時間はかかっていません。
先に結論を表にまとめます。
| 項目 | 私の場合 |
|---|---|
| 滞在時間 | 約1時間45分(14:45頃着・16:30頃発) |
| 入口から星の王子さま | 寄り道しながら約30分(まっすぐなら約10〜15分) |
| 回った順番 | 入口のアーチ → 星の王子さま → 天徳水 |
| 星の王子さま | 行列には並ばず、斜め横から撮影 |
| 行き | 西面のホテルからタクシーで約30分 |
| 帰り | 入口のアーチの向かいからマウルバス |
回るときに押さえておきたいのは、次の3つです。
- タクシーならアーチの入口の目の前で降りられるので、坂を上らずに観光を始められる
- 星の王子さまの行列が長いときは、斜め横から撮れば並ばずに済む
- 帰りのマウルバスは、入口のアーチのちょうど向かいから乗れる
距離そのものは短いので、時間を左右するのはどれだけ寄り道するかです。初めて行くなら、写真やお店に寄る時間も入れて「全体で2時間弱」と考えておけば、その後の予定も立てやすいはずです。私はこのあとマウルバスでチャガルチ駅まで下り、BIFF広場や国際市場を歩きました。
釜山旅行全体の回り方を先に決めたい方は、こちらの2泊3日モデルコースもあわせてどうぞ。

滞在は1時間45分だった

私の滞在は、14:45頃の到着から16:30頃の出発まで、約1時間45分でした。この時間にはカフェ休憩も、星の王子さまの行列に並ぶ時間も入っていません。行きは写真を撮りながら進んだ時間、帰りは来た道を戻りながら買い物をしていた時間が、ほぼそのまま滞在時間になっています。
私が回った時間の流れ
当日は釜山に着いた初日でした。金海空港に12:45に着く便で入国し、タクシーで西面のホテルへ。荷物を置いてから、もう一度タクシーで甘川文化村へ向かっています。
空港からホテル、ホテルから甘川文化村がそれぞれタクシーで約30分だったので、昼過ぎに着く便でも、到着日の午後に村をひととおり回る時間は取れました。
| 時刻(目安) | 行動 |
|---|---|
| 14:45頃 | 入口のアーチ前でタクシーを降りる |
| 15:15頃 | 星の王子さまのオブジェに到着(寄り道しながら約30分) |
| 15:20頃 | 星の王子さまから徒歩3〜4分の天徳水へ |
| 15:30頃〜 | 来た道を折り返し、買い物をしながら入口へ(約1時間) |
| 16:30頃 | 入口のアーチの向かいからマウルバスに乗る |
時間を使ったのは、行きの写真と帰りの買い物です。星の王子さまから天徳水までは徒歩3〜4分と近く、天徳水からは来た道をそのまま折り返しました。帰りはお店で買い物をいくつかしたので、入口に戻るまで1時間ほどかかっています。
目的別の所要時間の目安
私の1時間45分をもとに、目的別の目安を考えると次のようになります。私自身が試したのは真ん中の回り方だけで、ほかの2つは目安です。
| 回り方 | 時間の目安 | 内容 |
|---|---|---|
| 短く回る | 40分〜1時間 | 入口から星の王子さままで行って戻る |
| 私の回り方 | 約1時間45分 | 天徳水まで歩き、帰りに買い物。カフェ・行列なし |
| じっくり回る | 2時間半前後 | 星の王子さまの行列に並ぶ、カフェで休憩する |
短く回る場合は、入口から星の王子さままでがまっすぐ歩いて約10〜15分なので、往復で20〜30分。そこに撮影の時間を足して40分〜1時間が目安です。行列に並ぶなら、私が見たときは30分〜1時間ほど待ちそうな様子だったので、その分を足して考えてください。
ソウルから日帰りで釜山を回る予定なら、時間配分はさらにシビアになります。

入口から星の王子さままで

入口から星の王子さままでは、写真を撮りながら進んで約30分かかりました。まっすぐ歩けば約10〜15分の距離ですが、道沿いに壁画やオブジェが次々と出てくるので、素通りするのは難しいと思います。
行きはお店に立ち寄ると荷物が増えるので、帰りに寄ると決めて、行きは写真を撮ることだけに集中しました。ここでは、私が実際に写真を撮った場所を、歩いた順番どおりに紹介します。
アーチの入口からスタート

タクシーは、甘川文化村のアーチがかかった入口の目の前で降ろしてくれました。坂の途中から歩き出す必要がなく、着いたらすぐに観光を始められます。
入口付近で最初に写真を撮ったのは次の2か所です。
- 入口のインフォメーション看板
- リトルミュージアム(小さな博物館)
インフォメーション看板には村の案内が出ているので、歩き始める前に撮っておくと、あとで自分がどこを歩いたのか振り返るときに便利です。リトルミュージアム(小さな博物館)には住民が集めた昔の写真や生活用品が展示されていて、2009年から始まった村づくりの過程も紹介されています。
途中で寄った7つの場所

入口から星の王子さままでの道で、私が写真を撮ったのは次の場所です。この順番で現れました。
- 巨大魚の壁画
- BTSの壁画(2人バージョン)
- BTSの壁画(全員バージョン)
- 猫の壁画がある小さな公園
- 星の王子さまの壁画
- I♥GAMCHEONのオブジェ
- 色とりどりの街並み
BTSの壁画は2人のバージョンと全員のバージョンがあり、どちらも撮りました。星の王子様の壁画は、オブジェより手前にあります。オブジェの前で行列に並ぶ時間がない場合も、壁画のほうで星の王子さまの写真を残せます。
お店には寄らず、これだけの場所で写真を撮りながら歩いて約30分でした。撮りたい場所を絞れば、そのぶん早く星の王子さまに着けます。
星の王子さまの先は天徳水へ

星の王子さまのオブジェで折り返さず、私はその先の天徳水まで歩きました。天徳水は、オブジェのすぐ下にある小惑星B612記念品ショップを過ぎた先にあり、オブジェからは徒歩3〜4分ほどです。この区間で写真を撮ったのは次の場所です。
- 天徳水へ続くカラフルな階段
- 本棚の壁画
- 天徳水
- 天徳水のところにある歴史的な壁画
天徳水は井戸のある場所で、そばに村の歴史を描いた壁画があります。
区間ごとに整理すると、次のとおりです。
| 区間 | 時間 | したこと |
|---|---|---|
| 入口のアーチ付近 | 歩き始め | 写真:インフォメーション看板、リトルミュージアム |
| 入口〜星の王子さま | 写真を撮りながら約30分(まっすぐなら約10〜15分) | 写真:巨大魚、BTS、猫の公園、星の王子様の壁画、I♥GAMCHEON、街並み |
| 星の王子さま〜天徳水 | 徒歩3〜4分 | 写真:階段、本棚の壁画、天徳水、歴史的な壁画 |
| 天徳水〜入口(帰り) | 買い物をしながら約1時間 | 来た道を戻りながら、お店で買い物 |
撮りたい場所を先に知っておくと、どこで時間を使うかを決めやすくなります。天徳水は星の王子さまから3〜4分なので、星の王子さままで来たら、ついでに足を延ばせる距離です。
帰りは来た道を戻るだけなので、行きに目星をつけておいたお店に、帰りにまとめて立ち寄ると効率よく回れます。行きに買うと、その後は荷物を持ったまま歩くことになるためです。
星の王子さまの行列と撮り方

甘川文化村でいちばん有名な撮影スポットが、星の王子さまとキツネのオブジェです。私が着いたのは平日の15時過ぎで、すでにかなりの行列ができていました。私は並ばずに、オブジェの斜め横から撮っています。
平日15時でも長い行列
星の王子さまのオブジェの前には、10組ほどの行列ができていました。見た感じでは、30分〜1時間は待ちそうな様子でした。
| 項目 | 私が見たとき |
|---|---|
| 曜日・時間 | 木曜の15時過ぎ |
| 行列 | 10組ほど |
| 待ち時間 | 30分〜1時間ほどかかりそうな様子 |
平日の午後でこの状態だったので、週末はさらに並ぶと考えておいた方がいいと思います。
並ばずに斜め横から撮る
行列に並ぶと時間がもったいなかったので、私はオブジェの斜め横から写真を撮りました。隣に座ることはできませんが、並ばなくてもオブジェの写真は残せました。
| 撮り方 | 向いている人 |
|---|---|
| 並んで隣に座って撮る | 自分も一緒に写りたい人、時間に余裕がある人 |
| 斜め横から撮る | オブジェと街並みを撮れれば十分な人、時間を優先したい人 |
オブジェの隣に座った写真が欲しいなら、並ぶ時間を予定に入れておきましょう。
オブジェの由来と作者
このオブジェは、作家ナ・インジュ(나인주)さんの「星の王子さまと砂漠のキツネ」という作品です。車が崖から落ちないように道の端に設けられた防護壁の上に、2体が座る形で置かれています。
- 作品名:星の王子さまと砂漠のキツネ(어린왕자와 사막여우)
- オブジェのすぐ下:小惑星B612記念品ショップ(公式サイトによると2018年開業)
記念品ショップは、星の王子さまが住んでいた星の名前から名付けられ、村の入居作家の作品などを販売しています。
行きと帰りの移動手段

私は行きにタクシー、帰りにマウルバスを使いました。行きは西面のホテルから乗り換えなしで入口の目の前まで行け、帰りは入口の向かいからすぐにバスに乗れたので、移動で迷うことはありませんでした。
西面からタクシーで約30分
西面のソラリア西鉄ホテル釜山からタクシーに乗り、約30分で甘川文化村に着きました。料金は12,000ウォン前後でした。降ろしてもらったのは、甘川文化村のアーチがかかった入口の目の前でした。
| 項目 | 私の場合 |
|---|---|
| 出発地 | 西面のソラリア西鉄ホテル釜山 |
| 所要時間 | 約30分 |
| 降車場所 | アーチがかかった入口の目の前 |
甘川文化村は坂の上にあるので、入口の前まで車で行けるのは大きな利点です。
坂道移動や乗り換えが不安な方は、釜山の送迎付き半日ツアーを使うとかなりラクです。
帰りはマウルバスで南浦洞へ
帰りは、入口のアーチのちょうど向かい側にあるバス停から、マウルバス(小型の路線バス)に乗りました。乗り場は分かりやすく、ちょうどバスが来ていたので、待たずに乗れています。
- 乗り場:入口のアーチのちょうど向かい側
- 待ち時間:なし(ちょうどバスが来ていた)
- 行き先:チャガルチ駅方面
運賃は1,480ウォン(2026年11月時点)、チャガルチ駅までの乗車時間は約10分です。
チャガルチ駅でバスを降りたあとは、BIFF広場と国際市場を歩き、夕食は元祖釜山チョッパルで豚足を食べました。甘川文化村から南浦洞までバスで下りれば、そのまま夕方からの観光につなげられます。
ほかの行き方は3通り
公式サイトでは、地下鉄1号線の土城(トソン)駅6番出口(釜山大学病院)、またはチャガルチ駅1番出口(忠武市場停留所)から、マウルバスの西区2番・西区2-2番・沙下区1-1番に乗り換える方法が案内されています。
釜山駅方面からは、市内バスの61番も甘川文化村を通ります。私はどれも使っていません。
| 出発地 | 方法 |
|---|---|
| 土城駅6番出口 | マウルバス西区2・西区2-2・沙下区1-1 |
| チャガルチ駅1番出口 | マウルバス西区2・西区2-2・沙下区1-1 |
| 釜山駅方面 | 市内バス61番 |
マウルバスの運賃は1,480ウォン(2026年11月時点)、乗車時間は約10分です。2026年7月には、外国人観光客の増加でマウルバスが混み合っていると地元で報じられていたので、荷物が多い日や時間を優先したい日はタクシーも検討するとよさそうです。
配車アプリや地図アプリを使いながら移動するなら、通信手段は出発前の準備が安心です。
行く前に知っておきたいこと

甘川文化村は誰でも入れる住宅地ですが、案内センターには運営時間があり、坂道も多い場所です。私が歩いて気になったことと、公式サイトで確認できたことをまとめます。
見学時間は何時から何時まで
公式サイトでは、甘川文化村の案内センターの運営時間は9:00〜18:00、年中無休と案内されています。村の地図の購入や荷物の預け入れなど、案内センターを使いたい場合は、この時間内に着くようにしましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 案内センター | 9:00〜18:00・年中無休 |
| 入場料 | 無料 |
私は16:30頃に村を出たので、閉館時間に追われることはありませんでした。
坂と暑さ対策は靴と水
甘川文化村は山の斜面にある村なので、坂道と階段があります。私が行った2024年9月の時点では、坂はそれほど辛くありませんでした。それでも足元は坂や階段なので、スニーカーで行くのがおすすめです。暑さ対策には水を持っていきましょう。
- 歩きやすいスニーカーで行く
- 暑い時期は水を持って歩く
- 冬は坂の上の風に備えて防寒をする
天徳水まで歩くと階段も多いので、靴は特に大事です。
村の地図はどこで手に入る
公式サイトによると、案内センターでは路地ツアーの地図を販売しています。価格は2,000ウォンで、スタンプを集めながら村を回れる地図です。私はこの地図を買わずに回りました。
- 販売場所:案内センター
- 価格:2,000ウォン
- 内容:スタンプを集めながら村を回るための地図
住民が暮らす村での注意
甘川文化村は今も住民が暮らす村です。大声を出さない、私有地に入らない、ゴミを持ち帰るといった基本的なマナーを守りましょう。公式サイトでは、ドローンでの撮影ができないことも告知されています。
- 静かに歩く
- 私有地や家の中をのぞき込まない
- ドローン撮影はしない
甘川文化村で韓服姿の写真を残したい方は、事前予約できるレンタルプランが便利です。
甘川文化村のよくある質問

甘川文化村について、行く前に気になりやすい点をまとめました。答えは、私が回ったときの記録と公式サイトの情報をもとにしています。
まとめ|回り方の要点
甘川文化村は、入口から星の王子さままで写真を撮りながら約30分、その先の天徳水まで歩いて入口に戻るまでで約1時間45分でした。カフェにも行列にも寄らなかったので、行きの写真と帰りの買い物の時間がほぼそのまま滞在時間です。
- 滞在時間:約1時間45分(14:45頃着・16:30頃発)
- 入口から星の王子さま:写真を撮りながら約30分(まっすぐなら約10〜15分)
- お店:行きは写真に集中し、帰りにまとめて立ち寄る
- 天徳水:星の王子さまの先、徒歩3〜4分。帰りは来た道を戻る
- 星の王子さま:行列が長ければ、斜め横から撮れば並ばずに済む
- 行き:西面からタクシーで約30分、アーチの入口の目の前で降車
- 帰り:入口の向かいからマウルバスでチャガルチ駅へ
到着日の午後からでも、甘川文化村をひととおり回り、そのまま南浦洞で夕食まで済ませられました。坂の上の村を先に回ると、その後の予定が組みやすくなります。
釜山にはもうひとつ、海沿いのヒンヨウル文化村もあります。どちらに行くか迷っている方は、こちらの比較記事を参考にしてください。

甘川文化村や南浦洞を効率よく回りたいなら、アクセスしやすいエリアのホテルを先に押さえておくと旅がかなりラクになります。


