韓国は日本から最も近い海外旅行先のひとつですが、円安と物価高で「以前より旅費がかかる」と感じている方も多いはずです。
結論からお伝えすると、韓国旅行を安くするポイントは「時期」「予約の仕方」「セール」の3つです。この3つを押さえるだけで、同じ2泊3日でも数万円単位で費用が変わります。
私は毎年のようにソウルへ通っている元旅行会社の営業兼添乗員です。直近では2026年6月に2泊3日でソウルへ行き、航空券とホテルで2名125,720円(1名あたり62,860円)でした。この記事では、その実費も公開しながら、韓国旅行を安くする方法を具体的に解説します。
この記事でわかること
- 韓国旅行2泊3日の費用相場
- 私が実際に払った2泊3日の総額
- 安い時期と曜日の選び方
- 別手配とセット予約の比べ方
- 現地でできる両替・交通の節約術
結論|時期と手配で数万円変わる

まずは要点だけを押さえてください。
安く行きやすい時期はここ
韓国旅行が安くなりやすいのは、GW明け〜6月中旬と1〜2月です。どちらも旅行需要が落ち着く時期で、航空券もホテルも下がります。
反対に、年末年始・GW・お盆・3連休は避けるのが鉄則です。同じ内容の旅行でも、時期だけで費用が大きく変わります。
2泊3日は3〜4万円台も可能
LCCとゲストハウスクラスの宿を組み合わせ、閑散期の平日に行けば、1名あたり3〜4万円台に収めることも可能です。
ただし、安さだけを追うと手荷物の追加料金や空港からの移動費で総額が膨らむこともあります。「どこにお金をかけて、どこを削るか」を決めておくのがコツです。
私が実際に払った総額
参考までに、私の直近の旅行の実費をお見せします。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日程 | 2026年6月4日〜6日(2泊3日) |
| 往路 | ZIPAIR ZG045 |
| 復路 | ジンエアー LJ211 |
| ホテル | ドーミーインソウル江南(2泊) |
| 予約方法 | |
| 総額 | 2名で125,720円(1名あたり62,860円) |
最安プランより高めなのは、大浴場のある日系ホテルを選んだからです。旅の疲れを湯船で取りたいので、ここにはお金をかけました。その分、時期を6月にし、航空券は往復で航空会社を変えて安い便を組み合わせています。
「全部を削る」のではなく「こだわる部分以外を削る」。これが、満足度を落とさずに旅費を抑えるいちばんの方法だと考えています。
泊まったドーミーインソウル江南の宿泊記はこちらです。

2泊3日の費用相場を知る

安くする方法を考える前に、そもそもいくらかかるのかを把握しておきましょう。
項目別の費用の目安
東京出発・2名旅行・2泊3日を想定した、1名あたりの目安です。
| 費用項目 | 節約プラン | 標準プラン |
|---|---|---|
| 往復航空券 | 約15,000〜20,000円 | 約25,000〜35,000円 |
| 宿泊(2泊) | 約3,000〜6,000円 | 約10,000〜20,000円 |
| 食費 | 約3,000〜5,000円 | 約6,000〜10,000円 |
| 現地交通費 | 約1,500〜2,000円 | 約2,000〜3,000円 |
| 観光・ショッピング | 約5,000〜10,000円 | 約10,000〜30,000円 |
| 合計目安 | 約27,500〜43,000円 | 約53,000〜98,000円 |
私の2026年6月の旅行は、航空券とホテルだけで1名62,860円でした。ホテルのグレードを上げたぶん、標準プランに近い水準です。
節約の有無で約5万円の差
同じ2泊3日でも、工夫するかどうかでここまで変わります。
| 費用項目 | 節約なし | 節約あり |
|---|---|---|
| 往復航空券 | 35,000円 | 18,000円 |
| 宿泊(2泊) | 18,000円 | 4,000円 |
| 食費 | 10,000円 | 4,000円 |
| 現地交通費 | 3,000円 | 1,500円 |
| 観光・ショッピング | 20,000円 | 10,000円 |
| 合計 | 86,000円 | 37,500円 |
約5万円近くの差になります。航空券と宿泊の2つだけでも、3万円以上変わるのが分かります。
見落としやすい固定費
安いと思って予約したのに、結果的に高くつくパターンがあります。
- LCCの受託手荷物:
- 買い物をするなら追加料金を含めて比べる
- 宿泊エリア:
- 明洞や弘大のど真ん中は高め。1〜2駅ずらすだけで安くなることがある
- 空港から市内への移動:
- 到着空港と宿の位置で、交通費と時間が変わる
表示価格ではなく「総額」で比べるのが、安く行くための大前提です。
方法①|安い時期と曜日を選ぶ

旅行代金を最も大きく左右するのは、いつ行くかです。
高い時期と安い時期の一覧
まずは、避けるべき時期と狙い目の時期を一覧で確認してください。
| 時期 | 料金の傾向 | 備考 |
|---|---|---|
| 年末年始 | 高い | 最繁忙期 |
| GW | 高い | 最繁忙期 |
| お盆 | 高い | 夏休み需要で高騰 |
| 3連休以上の連休 | やや高い | 直前は特に注意 |
| GW明け〜6月中旬 | 安い | 天候もよく快適 |
| 1〜2月 | 最も安い | 寒さは覚悟 |
| 9月〜10月上旬 | 比較的安い | 秋の行楽シーズン前後 |
私が6月を選ぶ理由
データだけ見れば、最も安いのは1〜2月です。ただ、この時期のソウルは最高気温が氷点下の日も続きます。
正直に言うと、私は寒さに耐えられる自信がないので、1〜2月は選びません。代わりに毎回のように選んでいるのが6月です。GW明けで旅行代金が下がり、気候も穏やかで街歩きがしやすい。安さと快適さのバランスがいちばん取れる時期だと感じています。6月には何度も行っていますが、そのたびに「この時期にしてよかった」と思います。
最安を狙うなら1〜2月、快適さも欲しいならGW明け〜6月中旬。自分がどちらを優先するかで決めてください。
出発は日曜〜水曜が安い
時期と同じく、曜日でも旅行代金は変わります。
| 区分 | 安い曜日 | 理由 |
|---|---|---|
| 出発日 | 日・月・火・水 | 平日のみの日程は需要が低い |
| 帰国日 | 月〜金 | 週末の帰国は需要が高まりやすい |
意外な狙い目が日曜出発です。月曜から仕事という人が多いため、日曜に出発して平日に帰る日程は需要が下がります。
私の6月の旅行は、木曜出発・土曜帰国とやや高めの日程チョイスでした。理由は帰国日の翌日を休息日にしたい、且つ有給は2日間までに抑えたいから。この理由があるため、毎回木曜出発・土曜帰国にすることが多いです。
方法②|別手配とセットを比べる

「航空券とホテルは別々に予約したほうが安い」とよく言われますが、必ずしもそうとは限りません。大切なのは、両方を見比べて安いほうを選ぶことです。
LCCは手荷物込みで比べる
韓国へはLCCの路線が充実していて、時期によっては往復1万円台で取れることもあります。
ただし、LCCの運賃には受託手荷物や座席指定が含まれていないことがほとんどです。私が往路で使ったZIPAIRも、手荷物と座席指定を追加すると総額が上がりました。運賃だけで比べず、必要なオプションを足した総額で比べるのが鉄則です。
ZIPAIRソウル線の搭乗記と、追加料金込みの総額はこちらで公開しています。

行きと帰りで航空会社を変える
私の6月の旅行は、往路がZIPAIR、復路がジンエアーでした。
往復を同じ航空会社でそろえる必要はありません。行きと帰りで、それぞれ時間と料金の条件がいい便を選ぶと、全体の費用を抑えやすくなります。予約サイトによっては、こうした組み合わせのまま航空券+ホテルのセットにできます。
韓国のLCC、チェジュ航空の評判と安全性はこちらで解説しています。

セットと別手配を見比べる
私は2026年3月頃、Trip.comで航空券とホテルを別々に予約した場合と、航空券+ホテルのセットで予約した場合を比べました。
Trip.comでは「航空券+ホテル」で検索すると、個別に手配した場合とセットの場合の金額が並んで表示されます。私が泊まったドーミーインソウル江南は、セットのほうが5,000円ほど安くなっていたので、迷わずセットで予約しました。
驚いたのは、ホテルによって差がまったく違うことです。同じ日程でも、ホテルを変えるとセットと別手配で数万円違うケースもありました。「セットならいつも少し安い」ではなく、組み合わせ次第で差が大きく開くというのが、実際に比べてみた実感です。
| 予約方法 | 特徴 |
|---|---|
| 別々に手配 | 航空券もホテルも自由に選べる。セールを個別に拾える |
| 航空券+ホテルのセット | 組み合わせによっては別手配より安くなる。予約が一度で済む |
| 旅行会社のパッケージ | 手間がかからず、トラブル時のサポートがある |
どれが安いかは、時期・航空会社・ホテルの組み合わせ次第です。「別手配が安い」「セットが安い」と決めつけず、同じ条件で並べて比べる。私の場合は5,000円ほどでしたが、ホテルによっては数万円の差になります。予約前に必ず並べて比べる。これだけで、同じ旅行がぐっと安くなります。
方法③|セールの時期に予約する

旅行会社や航空会社は、年に何度か大型セールを実施しています。タイミングが合えば、一気に費用を下げられます。
旅行会社の定番セール
HIS(エイチ・アイ・エス)などの大手旅行会社は、年末年始明け・春・夏を中心に、毎年ほぼ同じ時期に大型セールを行っています。
セールの名称や期間は年によって変わるため、旅行を考え始めたら公式サイトのセール情報を定期的にチェックしておくのがおすすめです。
LCC公式のセールも狙う
見落とされがちなのが、LCCの公式サイトのセールです。チェジュ航空やジンエアー、ZIPAIRなどは、期間限定のセール運賃を出すことがあります。
公式サイトのセール運賃は予約サイトより安い場合があるので、気になる航空会社のメールマガジンやアプリの通知を登録しておくと、見逃しにくくなります。
安い時期と重なれば最強
セールの効果が最大になるのは、「安い時期」の出発分をセールで予約できたときです。
たとえば春のセールでGW明け〜6月出発の航空券やツアーを押さえれば、時期の安さとセール価格が重なります。早めに動くほど、条件のいい便や部屋も確保しやすくなります。
現地でできる節約のコツ

旅行代金だけでなく、現地での過ごし方でも節約はできます。
両替はWOWPASSと市内で
空港の両替所はレートが不利になりやすいので、空港では最低限だけ替え、残りは市内の両替所で替えるのがおすすめです。明洞などには両替所が集まっていて、比べながら選べます。
キャッシュレス派なら、WOWPASSというプリペイドカードも便利です。日本円をチャージしてウォンで支払えるので、現金の出番をかなり減らせます。
韓国2泊3日で現金はいくら必要か、実際の出費を公開しています。

交通は気候同行カードで
ソウル市内の移動は、地下鉄とバスでほぼ完結します。タクシーを多用すると交通費がかさむので、公共交通を中心に組み立ててください。
外国人旅行者なら、地下鉄とバスが乗り放題になる気候同行カード(短期券・1日券5,000ウォン〜)が便利です。1日に何度も乗り降りする旅なら、T-moneyで毎回払うより安く済むことがあります。一部対象外の路線もあるので、購入前に利用範囲を確認してください。
免税店と税金還付の違い
ショッピングで得をする仕組みは2つあり、別物なので注意してください。
| 仕組み | 内容 | 主な店 |
|---|---|---|
| 免税店 | 最初から税金がかからない価格で買える | ロッテ・新羅などの免税店 |
| 税金還付(TAX REFUND) | 一般の店で払った付加価値税が一部戻る | オリーブヤングなど「TAX FREE」表示の店 |
免税店で買った商品は、もともと税金がかかっていないのでTAX REFUNDの対象にはなりません。一般の店で一定額以上を買ったときは、パスポートを提示すると、店頭で税額分を差し引いてくれる場合や、空港で還付を受けられる場合があります。
安い時期に行く際の注意点

安い時期には、安いなりの理由があります。
6月下旬からは梅雨入り
GW明け〜6月中旬は快適な時期ですが、6月下旬から梅雨に入ることが多いです。日程が少し後ろにずれるだけで、雨の多い旅になることもあります。6月に行くなら前半を狙うと安心です。
1〜2月は完全防寒が必須
1〜2月は最高気温が氷点下になる日も珍しくありません。屋外の観光が多いなら、ヒートテック・手袋・マフラー・厚手のコートまでそろえた完全防寒が必要です。寒さが苦手な方は、私のように時期をずらすのもひとつの選択です。
旧正月の休業に注意
1〜2月は、韓国の旧正月(ソルラル)と重なる年があります。この前後は一部の店や市場が休業するので、日程が重なっていないか事前に確認してください。
よくある質問にお答え

韓国旅行を安く計画したい方からよくいただく質問にお答えします。
パッケージと個人手配どっち
予約方法で迷う方がいちばん多い質問です。
LCCは本当に安全なのか
安さに惹かれつつも、不安を感じる方は少なくありません。
現金はいくら持っていく
キャッシュレス化が進んだ今でも、よくいただく質問です。
まとめ|3つを組み合わせる
韓国旅行を安くする3つの方法をまとめます。
| 方法 | やること | 効果 |
|---|---|---|
| 方法① | 安い時期と曜日を選ぶ | 航空券・ホテルが大きく下がる |
| 方法② | 別手配とセットを比べる | 同じ内容で数千円〜数万円安くなることも |
| 方法③ | セールの時期に予約する | 時期の安さと重なれば最大の効果 |
私の2026年6月の2泊3日は、時期を6月にし、往復で航空会社を変え、セットと別手配を比べて予約した結果、航空券とホテルで1名62,860円でした。ホテルにはこだわりつつ、それ以外で工夫した形です。
安くする方法を知ったうえで、自分がこだわりたいところにお金を使う。 それがいちばん満足度の高い韓国旅行の作り方だと思います。
ソウルの宿泊エリアは診断付きで比較できます。



