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ナオコ
元旅行会社の社員で、営業兼添乗員をしていました。今はIT商社でSaaS商材の販売推進をしています。趣味は旅行・韓国ドラマ鑑賞・英会話などなど。旅行会社勤務の経験を活かして、皆さまの旅行に役立つ情報をお届けします。

ZIPAIRの格安ビジネスクラスが人気!料金やサービスをJALと比較

アイキャッチ_ZIPAIRJALビジネスクラス

JALブランドの国際線専門LCCのZIPAIR。ビジネスクラス相当の座席を格安で予約できることで人気を集めています。

フルサービスキャリアの代表格である親会社のJALのビジネスクラスと比較するとどのような違いがあるのでしょうか。料金やサービス面で比較してみます。

ナオコ

ZIPAIRのビジネスクラスはフルサービスキャリアのビジネスクラスとどのくらい差があるんだろう?

目次

ZIPAIRってどんな航空会社?

夕焼けの飛行機

ZIPAIRは日本の国際線専門の格安航空会社(LCC)で、日本航空の完全子会社です。現在、成田国際空港からこちらの都市に直行便を運航しています。

ZIPAIR直行便就航都市
  • ソウル
  • バンコク
  • シンガポール
  • マニラ
  • ホノルル
  • バンクーバー
  • ロサンゼルス
  • サンノゼ
  • サンフランシスコ

日本航空のサービスレベルを保ったまま、格安で海外旅行を楽しめることで話題を呼んでいます。

ZIPAIRのビジネスクラス

ZIPAIRの座席クラスは2種類あります。

ZIPAIRの座席クラス
  • ZIP Full-Flat
    • ビジネスクラス相当の座席
  • Standard
    • エコノミークラス相当の座席

機体前方の18席がZIP Full-Flatの座席クラスです。

この記事では、ビジネスクラス相当のZIP Full-Flatとフルサービスキャリア(以下FSC)であるJAL国際線のビジネスクラスを比較していきます。

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ZIPAIRとJALのビジネスクラス比較

JAL

ZIPAIRのビジネスクラス相当のZIP Full-FlatとJAL国際線のビジネスクラスをさまざまな角度から比較してみます。LCCのビジネスクラスとFSCのビジネスクラスでどのくらい違いがあるのかに注目して見てみてください。

比較①:料金

お金

まずはZIPAIRのZIP Full-FlatとJAL国際線ビジネスクラスの料金を比較します。料金についてはオールシーズン固定ではなく、購入するタイミングや繁忙期・閑散期によっても変わってくるのであくまで目安として捉えてください。

    • 成田~ソウル
      • 片道29,010円~
    • 成田~ホノルル
      • 片道79,000円~
    • 成田~ロサンゼルス
      • 片道124,000円~
    • (2024/2 ZIPAIR公式サイト調べ)

短距離も中長距離路線も同じ傾向で、5倍~10倍ほどの差がついています。やはりLCCであるがゆえの差が料金に大きく表れていますね。その分、料金に見合うサービスかどうかをこれ以降の料金以外の比較で見てみましょう。

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比較②:座席

  • シートタイプ
    • フルフラットを採用
  • シートピッチ
    • 約107cm
  • シート幅
    • 約51cm
  • その他のデータは非公開

ZIPAIRでもフルフラットシート

ZIPAIRのビジネスクラスはZIP Full-Flatという座席クラス名称の通り、フルフラットシートを採用しています。シート幅もJALのビジネスクラスと同レベルの約51cmもあり、シートはフルフラットになるため十分ゆっくりと寛げるでしょう。

JALは格上

しかしながら、JALのビジネスクラスはやはりレベルが上です。JALのビジネスクラスはシート種類が多数あります。

JALビジネスクラスのシート
  • A350-1000(フルフラット)
  • JAL SKY SUITE(フルフラット)
  • JAL SKY SUITE Ⅱ(フルフラット)
  • JAL SKY SUITE Ⅲ(フルフラット)
  • JAL SHELL FLAT NEO
  • JAL SKYLUXE SEAT

フルフラット以外のシートも限りなくフラットな角度まで座席を倒せるようになっています。

JALのビジネスクラスは個室タイプシェルタイプがほとんどなので、前や後ろの席を全く気にすることなく、プライベート感満載のシートでゆっくりと寛げるようになっています。

比較③:機内食

  • 有料
  • 単品メニューで提供

機内食では大きな差がある

機内食にはZIPAIRとJALのビジネスクラスで大きな差があります。ZIPAIRはビジネスクラス相当のZIP Full-Flatであっても有料となり、用意されているメニューはどの座席クラスでも共通のメニューです。

カレー・そば・オムライス・カツサンドなど単品メニューで用意しており、それぞれに料金が設定してあります。

ホノルル路線ではガーリックシュリンプやハワイアンロールがあるなど路線ごとに特色を生かした限定メニューもあり、安心のJALブランドで味にも定評があります。

JALは追加料金なしでフルコース

一方、JALのビジネスクラスの機内食は航空料金に含まれるため、別途料金がかかることはありません。

内容もフルサービスキャリアだけあって格上で、各国料理の有名シェフ監修の料理がフルコースで楽しめます。日本食にフレンチと、極上の食事体験を空の上で楽しめるでしょう。

旅のおすすめ情報

羽田空港公式通販サイト「HANEDA Shopping」では羽田空港限定商品を購入できるほか、世界の機内食も購入できます。自宅にいながら旅行気分を味わいたい方はぜひチェックしてみてください!

比較④:機内サービス

Wi-Fi
  • Wi-Fi無料
  • 機内エンターテインメント
    (ただし各座席の専用モニタはなし)
  • 有料アメニティ

ZIPAIRはWi-Fi無料

機内サービスで特徴的なのが、ZIPAIRではWi-Fiが無料なことです。これはZIPAIRのビジネスクラスの特典ではなく、ZIPAIRに搭乗する全乗客が受けられるサービスです。

ZIPAIRではZIP Full-Flatでも座席に個別のモニタが装備されていない代わりに、Wi-Fiを無料で提供し自身のスマホやタブレットで機内エンターテインメントやインターネットを楽しめるようになっています。

長時間の動画を無料Wi-Fiで遅延なく見ようとするとまだ厳しい面があるようですが、簡単なネットサーフィンやメールくらいであればストレスなく機内でできます。今後無料Wi-Fiの繋がりやすさも改善されるよう取り組んでいるようです。

JALはWi-Fi有料

JALの場合は、ビジネスクラスであってもWi-Fiは有料での提供になります。1時間プラン10.15ドル、3時間プラン14.4ドル、フライトプラン(24時間)18.8ドルです。

JALのビジネスクラスに搭乗するのであれば、Wi-Fiに繋いでネットサーフィンを楽しむより、各座席に個別のモニタがあるので、モニタで機内エンターテインメントを楽しむ方がおすすめです。

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海外でインターネットをするなら「海外WiFiレンタル【GLOBAL WiFi】」がおすすめです。グローバルWiFiはシェアNo.1の海外WiFiルーターレンタルサービス。

海外でも日本にいる時と同様にスマホ・PC・タブレットで快適なインターネットの利用が可能です。こちらからチェックしてみてください!

比較⑤:ラウンジ利用

空港ラウンジ
  • Narita TraveLounge(ナリタトラベラウンジ)を有料で利用可能
    • 料金:1,600円

ZIPAIRはNarita TraveLoungeを有料で利用

ラウンジはZIPAIRのビジネスクラスでもJALのビジネスクラスでも利用できますが、ZIPAIRの場合ラウンジ利用は有料となり、且つビジネスクラスの特典でもないため、ZIPAIR搭乗者ならお金さえ払えば誰でも利用できます

ZIPAIRは現状成田国際空港からしか発着していないため、利用できるラウンジは成田国際空港にあります。Narita TraveLounge(ナリタトラベラウンジ)というラウンジで、 第1ターミナル3階の出国手続き後エリアの26番ゲート付近にあります。

コーヒー・各種ソフトドリンクといった必要最低限のサービスのみで、食事やアルコール類は別途有料です。ただし、ZIPAIR搭乗特典としてアルコールまたはデザートいずれか1品サービスが付いています。

JALはラウンジを無料で利用できる

JALのビジネスクラスの場合は、国内・海外各空港にあるJALサクララウンジを無料で利用できます。ラウンジのクオリティも格上。

ラインナップ豊かな食事やアルコール類は無料で提供されており、空港によっては仮眠スペースがあるなどゆっくり寛げる上質な空間になっています。

JAL特製オリジナルビーフカレーはサクララウンジ名物で話題になっているので一度は食べてみたいですね。

比較⑥:荷物ルール

荷物
  • 受託手荷物
    • 1個目から有料
      • 規定サイズ(3辺の和が203㎝以下)を満たす合計5個まで預け可能。
      • 1個あたり14kg23㎏もしくは32㎏まで(ただし1個当たり最大32㎏まで)
  • 持込手荷物
    • 規定サイズ(1個目:40×25×55㎝、2個目:35×25×45㎝)を満たす合計2個まで
    • 7kgまで無料
      • 7kgを超える場合は有料
      • 上限は合計12㎏まで

ZIPAIRは受託手荷物すべて有料

手荷物はZIPAIRとJALのビジネスクラスで大きくルールが異なります。受託手荷物はZIPAIRは完全有料です。1つでも預けるのであればお金を支払う必要があります。

JALは3個まで無料で預けられる

一方、JALのビジネスクラスは3個まで無料で預けられ、さらにJALのステータス会員になっていれば4個まで無料になります。通常の海外旅行であれば十分無料の範囲で預けられるでしょう。

持込手荷物についてはZIPAIRでも基本無料ですが、無料範囲の要件はJALのビジネスクラスより厳しいので事前に確認しておくことをおすすめします。

旅のおすすめ情報

スーツケースのレンタルは日本最大のスーツケースレンタル専門サイトの【アールワイレンタル】がおすすめです。

リモワ・サムソナイト・プロテカなど人気ブランドスーツケースを豊富に取り揃えており、在庫数は7000個以上

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比較⑦:マイルの積算率

マイレージ
  • ZIPAIRポイントがあるが、航空機への搭乗ではポイントは貯まらない。
  • JALマイルからの交換は可能。

ZIPAIRはマイレージプログラムがない

ZIPAIRには残念ながら、飛行機に搭乗してマイルを貯めるという考え方がまだありませんZIPAIRポイントという仕組みがありますが、ポイントを獲得する方法はZIPAIR Point Club(無料会員)への入会・ZIPAIR Point Club Plus(有料会員)への入会・スマホアプリダウンロード&ログインになります。

獲得したポイントを利用して航空券を購入したり、各種諸税を支払ったりすることはできます。ZIPAIRポイントとJALマイルは相互交換ができるので、JALのマイルをZIPAIRポイントへ交換し、ZIPAIRの航空券購入に充てるといったことが可能です。

JALはしっかりマイルが貯まる

JALは飛行機への搭乗でマイルが貯まります。座席クラスによって貯まるマイルは違い、上位クラスであればあるほど多くのマイルが貯まります。各フライト区間で基本マイルが定められており、ビジネスクラスであれば基本マイルの125%のマイルが貯まります。

比較⑧:予約変更・払い戻しのルール

キャンセル
  • 払い戻し(キャンセル)
    • 払い戻し不可
    • 東京-ソウル線のみ運賃額より取消手数料を差し引いて払い戻し可能。
      • 取消手数料
        • 出発前
          東京-ソウル 5,000円
          ソウル-東京 50,000W
        • 出発後
          東京-ソウル 15,000円
          ソウル-東京 150,000W
  • 予約変更
    • 予約変更不可

航空券の予約変更・払い戻しのルールもZIPAIRとJALのビジネスクラスで大きく異なります。

ZIPAIRは基本的に予約変更も払い戻しもほぼできないと思って、慎重に予約するようにしましょう。ソウル便のみ払い戻しできますが、取消手数料が航空運賃を超える場合は払い戻しはされません。安いとはいえ万が一の時に予約変更・払い戻しができないのは痛いですね。

JALの場合は予約変更も払い戻しもできるようになっていますが、払い戻しは取消手数料は発生するのでご注意ください。また、予約クラスによってはこの限りではないので、購入時に条件を必ず確認しておくようにしましょう。

まとめ

ZIPAIRのビジネスクラスとJAL国際線のビジネスクラスを比較してきました。ZIPAIRのビジネスクラスは非常に安くて魅力的ですが、フルサービスキャリアのJALとサービスを比較するとやはり劣る部分はあります。何を優先させたいかで航空会社を選択するのが良いでしょう。

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